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TAMIYA 1/12 Kawasaki Ninja H2R 制作中

緊急事態宣言の延長によりもうしばらくステイホーム期間が続くので、自宅で過ごす時間を楽しくしようと新しいプラモを買ってきました。

タミヤ / 1/12 Kawasaki Ninja H2R

1/12 Kawasaki Ninja H2R

私にしては珍しい素材ですが、タミヤのバイクモデルです。
ガンプラは当面作りたいモデルがないし、いい機会だから以前から気になっていたこのバイクを組み立ててみることにしました。

きっかけは数年前のこのエントリー。

実質ガンプラ! タミヤのバイクモデルは塗らなくてもここまでかっこいいのだ。 | 超音速備忘録
みなさんはバイクのプラモデルを組んだことがありますか?わたしゃ飽きっぽくて不器用なので、こんなに緻密でツルツルとメカメカが同居したモチーフを作るのがどうも...

私が愛読する nippper の主宰者からぱたさんのこの記事を読んで以来、バイクモデルを組んでみたいと思っていたんですよね。
ホンダ派の私としてはメチャカッコイイ CBR1000RR-R FIREBLADE SP を組んでみたいところですが、これは塗り分けのハードルが高い。最初の一台ならほぼ「刺身で食える」カワサキの Ninja H2R または H2 CARBON がちょうど良さそうです。

1/12 Kawasaki Ninja H2R

バイクモデルというとエンジンをはじめとしたメカが非常に精巧で、きっとパーツ点数も多くて作の大変なんだろうな…という先入観がありました。しかし箱を開けてみてビックリ、想像の半分くらいしかランナーが入ってない!これは MG や RG のガンプラあたりよりもよっぽど工程が少なそう。逆にこのパーツ数であんなに精巧なバイクモデルが組み上がるのか…と考えると、それもすごい。

1/12 Kawasaki Ninja H2R

一方パーツの色分けはガンプラほど完璧ではなく、こだわるなら細かく塗装する必要があります。でもガンプラは基本無塗装派な私はからぱた流でほぼ塗らずに仕上げてみようかと。
ただしこのフレームだけは緑じゃないとカワサキっぽくない。というわけで、ここだけはタミヤカラーのキャンディーライムグリーンの缶スプレーを買ってきてビャーッと塗りました。吹き付けるだけなら本当に十秒の簡単なお仕事。平面じゃないから塗りムラを気にしなくて良いのが助かります。

1/12 Kawasaki Ninja H2R

ブレーキディスクの孔は本当はピンバイスで空けた方が良いんでしょうけど、数が多いし位置がズレそうだし、とりあえずスミ入れで誤魔化すか。ちなみに後発の FIREBLADE SP はこのディスクにちゃんと穴が空いているようですね。

そしてよく見るとブレーキパッドに brembo のロゴが刻印されているのにシビれます。

1/12 Kawasaki Ninja H2R

ほんの小一時間ほどでエンジンができてしまいました。
これ、本当にガンプラ並みに簡単かも。むしろガンプラは MG や RG といったグレードになると外から見えない内部構造も組み立てる必要があるのに対して、このバイクモデルは構造とかそういう細かいことはいいんだよ!と言わんばかりの勢いで外から見える部分だけがパパッと出来上がっていく感覚。逆にガンプラよりも簡単かもと感じるレベルです。それでいて、この鋳造で造り上げられた無骨なエンジンの造形が無塗装でもリアルに仕上がるのがすごい。

ちなみにタービンの赤はここも缶スプレーでバーッと塗りました。必要以上に手間をかけずに、一点豪華主義でそれっぽく仕上げるのが今回のテーマです。

TAMIYA EXTRA THIN CEMENT

ところでこのプラモは(というかバンダイ以外のメーカーの大抵のプラモは)スナップフィットになっていないので接着剤を使う必要があります。
これまた nippper を読んで以前から試してみたいと思っていた流し込みセメントを使ってみました。

プラモの世界を旅する最強のパスポート、接着剤の話。 | nippper ニッパーを握るすべての人と、モケイの楽しさをシェアするサイト
 日本で流通してるプラモデルの代名詞といえばガンプラ。色分けされてて、ニッパーで切るだけで組み立てられる。ガン…

パーツに塗ってから貼り合わせるんじゃなくて、パーツを組み合わせたら隙間に流し込む。この感覚、一度使ってみたかったんですよね。

タミヤ / タミヤセメント 《流し込みタイプ》 速乾

TAMIYA EXTRA THIN CEMENT

穂先が極細になっている筆でパーツの合わせ目をチョチョッと触ると、特に筆を動かさなくても毛細管現象で隙間がセメントで満たされていきます。そのままものの十秒も待てばパーツが接着されている不思議。子どもの頃にプラモデルを作ったときの「接着したらしばらく触ってはいけない」という常識を覆す新感覚、これは面白い。確かにこれはプラモを「貼る」感じ。無意味にいろんなプラスチックを接着したくなりますね。

1/12 Kawasaki Ninja H2R

こんな感じでサクサク組み上がっていくわけです。
キャンディグリーンのフレームは見ているだけで高揚しますね。やはり塗って正解でした。

それとここまで組んでみた印象としては、ガンプラに比べてパーツのゲートが少ないような。バンダイとは使っている樹脂の組成や成型方法が違うのか分かりませんが、ガンプラの 2/3 くらいしかゲートがないように思います。プラモの組み立てって(改造しない場合)塗装工程を除けば大半はゲート処理に費やす時間が最も長いので、これが少ないのが組み立ての早さ=簡単な印象に繋がっているのではないでしょうか。まあパーツの色分けが完璧じゃないから、こだわり始めると無限に時間を消費するのでしょうが。

1/12 Kawasaki Ninja H2R

そんなわけで、フレームにスプレーする作業も含めて三時間足らずでここまでできてしまいました。まだマフラーやカウルがついていませんが、バイクという機械の構成要素は揃った感じ。見知らぬ形のパーツを貼り合わせていくだけですぐに見知った形の乗り物になっていく感覚、これは楽しい。ガンプラだと内部フレームをひたすら組んでいる時間はちょっと修行めいた気分がありますからね…。

興が乗ってきたので、このままの勢いで完成までもっていこうと思います。

コメント

  1. むっちー より:

    バイクプラモは何十年ぶりでしょうか、久しぶりに作りたくなってきました。

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