ふと一人飲みがしたくなって、以前から行ってみたいと思っていたこちらのお店にふらふらと。
東急旗の台の駅を降りてすぐのところにある鶏料理のお店です。渋い立地にある渋い店で、存在感からして『孤独のグルメ』に出てきそうな雰囲気…と思っていたら酒場放浪記やアド街ック天国には登場したことがあるようですね。いかにもそういう番組に取り上げられそうな佇まい。
ちなみに旗の台エリアにもう一店舗と蒲田にも支店があるようです。それくらい人気のお店ということですね。
店内はカウンターとテーブル、小上がりという構造。テーブルは着席すると後ろの席の人と背中がぶつかりそうなくらい狭い。でもこの狭さでワイワイする感じは嫌いじゃない。実際、私が行ったときにも地元の常連とおぼしきお客さんで盛り上がっていました。
私が訪問した夜 10 時過ぎでもまだいっぱいでしたが、ちょうどお客さんが帰り始める頃ということで運良く空席あり。写真↑はかなり空いてきた時間帯のものです。
メニュー、全体的に安めなのが嬉しい。
鶏のどの部位をどうやって食べるか…種類が多くて迷ってしまうところ、右側に「これを食べれば鳥樹」コーナーがあるのがありがたい。ならばこのあたりから主に選んでいこうじゃないか。
この日はちょっとした打ち上げ気分だったのでまずは生ビールから。そうそう、久しぶりにこういう一人飲みがしたかった！
おつまみ的にうずら納豆が出てくるのがまた嬉しいじゃないですか。
それから鶏スープ。こちらもお通し的な位置づけとのこと。
鶏料理の専門店で出してくる鶏スープならうまい以外にありません。想像通り、鶏出汁がたっぷり出たスープが沁みわたる。このやさしいおいしさは何物にも代えがたい。
このうまみと塩気が胃袋に刺激を与えて、イイ感じに食欲が温まってきたぞ。
というわけで料理は煮込みから。鶏スープと汁物がダブってしまったけどこれは別腹。
鶏もつと大根をじーっくり煮込んだもので、あっさり軽めだけど滋味が深い。この日はこういう味で静かに飲みたい気分だったんですよ。
やきとり。てっきり二本で出てくるものと思って頼んだら五本出てきたんですけど！（笑
でも鶏肉のプリッとした弾力といい塩加減といい焼き具合といい、全部がちょうど良い。あまりにおいしくてビールにもよく合ったから五本ともペロッといけちゃいました。
レバ焼。こっちは串に刺さずに出てくるんですね。
鶏レバーだから生臭さは全然なくて、塩味の軽さもあってパクパク食べられるレバ焼。うん、これもおいしい。
こうなるとビールがなくなってしまうわけで、次はレモンサワーにチェンジ。
最近、こういう居酒屋に来るとハイボールよりもレモンサワーな気分です。レモンの酸味が味覚をリフレッシュしてくれて、改めて料理がおいしく食べられる気がする。
メニューを見て気になっていたももタタキ。タタキなのに「よく焼いてあります」ってどういうことだ？と思ったらこんな感じですか。
見るからにパリパリに焼かれている皮、そして肉からは肉汁が溢れ出ている。これはうまそう、さっそくタレに浸けていただきます。
おお…パリッとした皮とプリッとしたもも肉の食感が素晴らしい。そしてこのタレ、刻みネギ入りのニンニクポン酢か！
食べ応えあるもも肉に引けを取らないパンチ力のタレ。この組み合わせ、最強じゃないですか。めちゃくちゃ気に入った。
そりゃあレモンサワーも枯れてしまうというものです。
そんなわけで、次は麦焼酎のロックにスイッチ。
さらに「これを食べれば鳥樹」の中から、ささみおろし。
あっさりしたささみに大根おろしをかけて食べるのってさすがにあっさりすぎないか？と思ったのですが、このささみもまた他の鶏肉と同様に弾力があって食べ応え強めのささみ。大根おろしをたっぷり載っけて食べるとこれもまた満足感が高い。
いやー、全部おいしかった。調子に乗って一人で食べすぎた。でも、あれもこれも食べてみたくなるくらい鶏そのものがおいしかったなー。
また一人飲みしに来ようと思います。でも気の置けない仲間と 2～3 人でこぢんまり飲みに来るのも楽しいに違いない。誰か誘ってみますかね。
ごちそうさまでした。
コメント