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2019/07/26 (Fri.)

Sony RX100 VII

ソニー、α9譲りのスピード性能を謳う1型コンパクト「RX100 VII」 - デジカメ Watch

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先週の α7R IV に続いて、今度は RX100 VII も発表されました。

昨年の RX100 VI で光学系を変更してきたので、今回は主にセンサやプロセッサ周りのブラッシュアップをしてくるんだろうと予想していたらその通りでした。が、その進化度合いが想像の遙か上。像面位相差/コントラスト AF ともに測距点が増加し、α9 相当になったという高性能画像処理エンジン BIONZ X の能力とあいまって高速 AF・リアルタイムトラッキング・瞳 AF・最高 20 コマ/秒 のブラックアウトフリー連写など AF・連写周りを大幅に強化してきました。これが本当にカタログ通りの性能を発揮するとすれば、本当に α9 相当の動体撮影カメラが RX100 シリーズの筐体に入ったということになります。
今までの流れからいえばこういうのはまず RX10 シリーズに先に搭載されて RX100 シリーズが後追いという順番だったのが、RX100 VII が一足飛びに RX10 シリーズを追い抜いてしまいました。RX10 シリーズは 24-600mm F2.4-F4 相当のレンズ(IV の場合)とホールドしやすいグリップがあるため本機の動体撮影コンデジとしては引き続き優位性はありますが、RX100 も VI で 24-200mm 相当のレンズを搭載したことで多くの人にとってはほとんどの撮影シーンをカバーする万能カメラになってしまったわけで、まずは最もニーズのあるところに最新技術を投入してきた形と言えそう。

このクラスのカメラとしては先日キヤノンから PowerShot G5X II が発表されたところ。こちらはスペックが絶妙なバランスでキヤノンらしい王道のカメラという感じですが、RX100 VII は世の中のニーズを超えたところに新製品を提案してきた印象です。イメージセンサやその周辺プロセッサまで自社開発しているソニーとセンサを調達して製品開発しているキヤノンの違いでもありますが、初代 RX100~VI まで全て併売している(そして多くの人にとっては III~VI くらいのスペックで十分)からこそ新しい挑戦ができるし、そうしないと市場が停滞してスマホに食われていくという強迫観念からどんどん新機軸を打ち出している、という見方もできます。RX100 VI 以降の動きをみると、どうもソニーの Cyber-shot 部隊はスマホのマルチカメラ化によって「そこそこの焦点距離でそこそこのボケや画質が得られる RX100 V までの方向性はもう市場として限界が見え、スマホサイズではできない光学系(望遠)と専用プロセッサによる超高性能化でしか生き残れない」という判断をしたのではないでしょうか。

私はまだまだ RX100 III が現役で、もしこれが壊れても次は RX100 V か PowerShot G5X II で十分だとは思っていますが(RX100 VI 以降はレンズが F2.8 始まりなのが好みとはちょっと違う)、レンズ交換式カメラを持っていない人が一台で済ませるカメラとしては RX100 VI~VII は非の打ち所のない製品だと思います。

ソニー / RX100 VIIicon

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2019/07/10 (Wed.)

PowerShot G5 X Mark II / G7 X Mark III

キヤノン、ポップアップ式EVFになった1型コンパクト「PowerShot G5 X Mark II」 - デジカメ Watch
キヤノン、積層型CMOS搭載のポケットサイズ機「PowerShot G7 X Mark III」 - デジカメ Watch

PowerShot G5 X Mark II

キヤノンから PowerShot G-X シリーズの新製品二機種が発表されました。

定番 G7 X はレンズスペック据え置きのマイナーチェンジモデルという感じですが、G5 X が商品性を大きく変えてきたのには驚きました。初代 G5 X は EVF が一眼カメラ風に突出してついていたのが今回はソニー RX100 シリーズ風のポップアップ式に変更。ほとんど PowerShot G7 X シリーズの兄弟機のような佇まいになりました。私はコンパクトとは言いがたかった初代 G5 X には食指が伸びませんでしたが、このスタイルならば俄然選択肢に入ってきます。

イメージセンサはどちらも 1inch 2,010 万画素の積層型 CMOS。これは RX100 シリーズと同じデバイスを採用したのだと思われます。このセンサ性能を活かした RAW バーストモード(30 コマ/秒)や最大 120fps/FHD のハイフレームレート撮影、非クロップの 4K/HDR 撮影などのスペックも両機種で共通。てっきり EVF の有無だけで差異化しているのかと思ったら、G5 X II のほうは光学系を刷新して 24-120mm F1.8-2.8 相当のレンズになり、望遠側が少し伸びているんですね。

それにしてもこの G5X II/G7X III、スペックが似通っていて少し混乱します。直接のライバルになる RX100 シリーズも含めて比較したほうが分かりやすいと思い、個人的に重視するポイントを軸に整理してみました(実売価格は本日時点でのヨドバシ.com の税込価格)。

モデルPowerShot
G7 X III
PowerShot
G5 X II
RX100 VRX100 VI
センサ1inch 積層型 CMOS1inch 積層型 CMOS1inch 積層型 CMOS1inch 積層型 CMOS
有効画素数2,010 万2,010 万2,010 万2,010 万
レンズ(35mm 判換算)24-100mm F1.8-2.824-120mm F1.8-2.824-70mm F1.8-2.824-200mm F2.8-4.5
EVF
外形寸法(約)105×60.9×41.4mm110.9×60.9×46mm101.6×58.1×41mm101.6×58.1×42.8mm
重量(約)304g340g272g301g
実売価格¥99,900¥113,400¥112,120¥148,470

イメージセンサはおそらく共通、EVF もスペックが同じなので共通のデバイスが採用されている可能性が高い。機能的にも随分似通っていて、あとは絵作りとユーザビリティの好みで選ぶ感じでしょうか。こうして見ると G5X II はスペック的にも価格帯的にも RX100 V にガチンコでぶつけに来ているのが分かります。コンデジでは EVF は使わない人も少なくないので、そういう層に向けた G7X III という棲み分けですかね。
個人的には RX100 III を使っていてテレ側が 70mm じゃちょと足りない、できれば 100mm くらい欲しい...と思う場面はけっこう多く、でも RX100 VI まで行ってしまうとこれは別カテゴリのカメラという感覚もありました。そこに出てきた G5X II が望遠 120mm 相当というのが実にちょうど良い。ただし 70g(25% 以上)の重量さは持ってみるとズッシリ来そうで、そこがネックになる可能性はあります。

PowerShot G-X シリーズは機種によって商品性がバラバラでここ数年試行錯誤している印象がありましたが、結局売れるのはこっち路線だったと判断して今回ラインアップを整理してきたんでしょうね。結果的に主力どころが RX100 シリーズ風に寄ってきてしまいましたが、ある意味キヤノンらしい、競合製品をよく研究した王道の戦略だと思います。

私は RX100 III をまだまだ愛用するつもりではありますが、最近少しずつ動きが怪しくなってきている部分もあるので、買い替えに迫られた場合は G5X II も選択肢に含めることになりそうです。

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2019/03/26 (Tue.)

Sony RX0 II

ソニーの1型超小型カメラが進化「RX0II」。4K動画、手ぶれ補正対応 - AV Watch

初代モデルの登場から約一年半、ソニーの RX シリーズで最も小さい「RX0」に II 型が発表されました。

ソニー / RX0 IIicon

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先代がビジネス的にうまくいっているイメージがあまりなかったので、個人的にはシリーズとしての継続性に疑問を感じていたのですが、ここにきてモデルチェンジしてきました。
主な進化ポイントは以下の通り。

  • 4K 動画の本体内記録対応
  • チルト液晶搭載
  • 動画撮影時の手ブレ補正(電子式)対応
  • 最短撮影距離の短縮(約 20cm)
初代モデルで不満だった点が一通り解消された感じです。特に最初の三つは「4K 動画の自撮り」に繋がる要素でもあり、かなり vlog 向けカメラとして特化してきた印象。先代は高級アクションカム的に使うかバレットタイムカメラとして使うかという感じでニッチ用途的な位置づけが強かったのが、今回はもうちょっと分かりやすいターゲットを狙ってきたように見えます。ただ最近は vlog というとアクションカムよりも OSMO Pocket 的なものを使っている人が増えてきた感もあるので、アクションカムスタイルが今後どこまで受け入れられるのか、という気もします。

まあ私は vlogger ではないからそのあたりの評価は当事者の方々に任せるとして、自分から見てどうかというと...。

初代 RX0 を見たときには、元 Cyber-shot U シリーズユーザー(累計三台買うほど気に入っていた)としては滅茶苦茶欲しかったんですが、実機に触れたときに「24mm 相当で最短撮影距離 50cm」という寄れなさにガッカリして萎えてしまいました。だから今回最短撮影距離を一気に 20cm まで縮めてきたことは歓迎なのですが、今度は 24mm 相当(かつ実焦点距離は 7.7mm)というレンズのパースのキツさが気になる。私は今まで普段使いのカメラはスマホではなく RX100 ばかり使ってきましたが、それは何もスマホの画質に不満があったというよりも私自身が標準~中望遠域のレンズによるパースの少ない描写が好きだったから、という理由を最近 iPhone XS(私にとって初めての二眼スマホ)を使うようになって初めて自覚したんですよね。実際 iPhone XS を使い始めてから RX100 の出番が激減しているという...。

そんなわけで、RX0 II はブツとしては気になるものの、カメラとしては私にとってはあまり出番がなさそうだなあ、というのが正直な感想です。アクションカム市場自体が頭打ちになって久しい昨今、市場開拓型であるこのモデルがどう受け入れられるのかは今回も未知数。RX0 の次のモデルがあるとしたらスタイル自体を見直す必要に迫られるんじゃないか、という気もしています。

投稿者 B : 23:00 | Camera | Compact | コメント (0) | トラックバック

2019/03/02 (Sat.)

CP+ 2019 (2) リコー・ツァイス編

CP+ 2019 のレポート二日目になります。まずはリコーから。

CP+2019 カメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+(シーピープラス)」

CP+ 2019

発表されたばかりの新製品「GR III」が並んでいました。初日で比較的空いていたせいか、ほぼ待ち時間なしでハンズオン。

私もかつて GX100・GX200 を愛用していましたが、レンズのキレの良さが素晴らしい反面もっさり気味の動作や高感度ノイズの多さが気になって次第に使わなくなっていきました。が(いくらなんでも時代が違いすぎですが)、今回の GR III は非常にキビキビとした動作で触っていて心地良い。最新世代の APS-C センサなら高感度性能もそこそこ高いだろうし、私のかつての不満をかなり解消したモデルに仕上がっていそう。

CP+ 2019

操作系はいたってオーソドックスですが、ようやくタッチパネルが搭載されたことで従来の GR シリーズとはずいぶん操作感が変わりました。特にタッチフォーカスはこういうスナップシューターカメラとの相性抜群で、撮ろうと思った瞬間に AF を決めて撮れる感覚。欲を言えばせめてチルト液晶くらいはつけてほしかったところですが、そこはコンパクトさとのトレードオフですかね。

CP+ 2019

そして何より驚いたのがその小ささ。1inch コンデジの代表格である RX100 シリーズとほぼ同じサイズの中に(単焦点レンズとはいえ)APS-C センサを詰め込んでいるのだから、これでグッとこないわけがない。

CP+ 2019

横幅や厚みまで含めてほぼ RX100 と同じ。画質は歴代の GR シリーズで折り紙付きなので、あとはズームの代わりにクロップ(35mm/50mm 相当)で我慢できるのであれば普段使いのコンデジはこれでもいいのでは?という気がしてきます。まあ 10 万円コースなのでそんな気軽に買えるカメラでもありませんが...。

CP+ 2019

リコーブースにはフィルム時代からの歴代 GR シリーズが並べられていました。こうして見ると、2005 年の初代 GR DIGITAL から 14 年間(!)ほとんどデザインイメージを変えずにモデルチェンジしてきているのが分かります。最近のカメラはデザインを踏襲しつつモデルチェンジするのが一般化していますが、GR はそのハシリと言えます。

CP+ 2019

先代 GR II と比べると、内蔵フラッシュが省かれたとはいえ GR III では横幅がグッと詰められているのが分かります。サイズ感的には 1/1.7inch センサを搭載していた GR DIGITAL 時代の大きさに戻してきた感じ。画質優先で肥大化するカメラが増えている中で GR III のこのポジショニングには独自性を感じますね。
私も時々 28mm 前後の単焦点コンデジ欲が湧いてきて、定期的にフジ X70 の中古相場を調べたりしているんですが(笑)、今から買うなら GR III 一択な気がします。久しぶりにリコーのカメラが欲しくなりました。

CP+ 2019

ツァイスブースには前代未聞の Lightroom CC 一体型カメラ「ZX1」が展示されていました。が、残念なことにガラスケース内のみの展示でハンズオン不可。

第一印象は「デカい」。フルサイズセンサと 35mm レンズを搭載したレンズ一体型カメラというとソニーの RX1 くらいの大きさを期待してしまうところですが、ZX1 は RX1 よりも一回りは大きい。まあ Lightroom CC の操作のための大型ディスプレイと汎用プロセッサ(上位スマホ相当の SoC を積んでいると思われる)を積んでいると思われるので、RX1 とスマホを合体させたようなサイズ感になってしまうことは致し方ないところではあります。

CP+ 2019

シャッタースピードダイヤルと ISO ダイヤル、シャッターボタン、あと背面にあるのは電源スイッチ(?)以外には物理ボタンが一切ない大胆なデザイン。ほとんどの操作は大型のタッチパネルディスプレイで行います。ディスプレイの右端がカーブしていて、Lightroom CC の操作 UI はこのカーブに相当する部分に表示されるのが、アフォーダンスを狙ったデザインなのでしょう。

CP+ 2019

背面ディスプレイ上ではひたすらデモモードがループしていました。やはり UI は Android 版 Lightroom CC のプロモードによく似ているものの、ZX1 専用に最適化された操作性になっています。デモモードの動きを信用する限りでは動作はかなりスムーズ。同じようなことは Android スマホと Lightroom CC アプリを使えばほぼ実現できていますが、フルサイズセンサとツァイスレンズの画質で、かつ Lightroom の細かな調整を撮影時点で行えるというのはかなり写欲を煽りそう。まず私が買える価格にはならないでしょうが(´д`)、ぜひ一度ハンズオンしてみたいカメラではあります。

CP+ 2019 レポート、これで終わりではありません。もうちょっとだけ続くんじゃ。

投稿者 B : 21:00 | Camera | Compact | コメント (0) | トラックバック

2019/03/01 (Fri.)

CP+ 2019 (1) シグマ・キヤノン編

今年も CP+ 初日に行ってきましたよ。

CP+2019 カメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+(シーピープラス)」

CP+ 2019

近年の CP+ では入場直後にシグマブースを目指すのが標準になってしまいました(笑。

シグマブースでは当然のごとく L マウントアライアンス推し。L マウントで使えるレンズが既に 78 本もあることを巨大パネルでアピールしていました。といってもマウントアダプタ経由だったりスチル用レンズとスペックが被るシネレンズも含めての数字ですが、L マウントネイティブレンズだけでもライカ・パナソニック・シグマ合計で 36 本というのはけっこうなラインアップ。オールドレンズの世界では星の数ほどレンズのバリエーションが存在する M42 スクリューマウントのことを「M42 星雲」と比喩したりしますが、これは「L78 星雲」と呼びたくなる語呂の良さ。

CP+ 2019

とはいえ展示物にはあまり目新しいものはありませんでした。CP+ 直前に発表されたのは、既存 Art 単焦点レンズ群の L マウント版の発売と他マウントレンズのマウント交換サービスを開始することと、マウントアダプタの発表のみ。展示もそれに沿ったものにすぎず、レンズはマウントが違うだけでどれも見慣れた Art レンズ。

CP+ 2019

マウントアダプタ MC-21 はまだ自社製 L マウントボディが存在しないため、ライカ SL・パナ S1R とシグマレンズとの組み合わせで展示されていました。これも目新しさはありませんが、シグマブースにパナソニックの人が視察に来ていたり、逆にパナソニックブースに MC-21 が展示されていたりしてアライアンス感は出ていました。なぜ EF/SA レンズ向けのアダプタがパナブースに?と思いましたが、S1・S1R は 4K 動画に注力したボディだけに EF マウントアダプタ経由で EOS MOVIE ユーザーの取り込みを狙いたい、というところでしょうか。

CP+ 2019

山木社長にも少しだけお会いできました。L マウントボディについては「ちょっと苦労しています」だけど「明日のステージではちょっとだけ話をします」とのこと。そのステージの様子がさっそくデジカメ Watch に掲載されていました。

【イベントレポート】【CP+2019】シグマ、フルサイズカメラを2020年に投入 - デジカメ Watch

やはりフルサイズ Foveon センサの開発が難産なようですね。「現在は開発自体はほぼ終了しており、画質の追い込みや製造工程の最適化を行っている最中」ってそれフルサイズセンサの開発の最重要工程がまだ残ってるってことじゃないですか(;´Д`)。初代 SD1 の初値が 70 万円になったのも Foveon センサの歩留まりが理由だったというし、心配するなというほうが無理。
一方でセンサ方式については Merrill 世代同様の R:G:B=1:1:1 に戻すようで、扱いやすくなった反面 Foveon らしさが薄れた Quattro 方式をやめ、改めて完全な色解像を目指す模様。まあベイヤー式センサも超高解像度化とローパスフィルタレスの一般化で差を詰めてきているのは事実なので、妥当な方向転換だと思います。ここまで来てあえてシグマ製ボディを買おうというユーザーなら、扱いにくさこそ勲章みたいなものでしょうし(ぉ。

CP+ 2019

続いてキヤノンブース。ついに「とあるフォトグラファー」扱いではなくなった南雲暁彦さんのインタビュー映像が巨大スクリーンで出迎えてくれます。

CP+ 2019

ブースでの展示のメインはもちろん EOS R SYSTEM なわけですが、新製品の EOS RP については既に先日ショールームでじっくり触ってきたので今回はスルー。土日にここでタッチアンドトライ行列に数十分並ぶくらいなら電車で品川なり銀座なりまで行った方が早く触れるんじゃないでしょうか(笑

CP+ 2019

開発発表されたばかりの新 RF レンズ群の試作品(?)が参考出品されていました。
まずは大三元、F2.8 通しズーム三本。広角と標準についてはまあミラーレスといっても大三元ならこれくらいだよね、というサイズ。広角が 16-35mm ではなく 15-35mm と少し広くなっているのがそそります。
それでも最注目はやっぱり RF70-200/F2.8L じゃないでしょうか。「望遠ズームの高級品はインナーズーム」というこれまでの常識を覆す繰り出し式のズームで、標準ズームと大差ない縮長に収めています。これなら従来コンパクトさ重視で F4 通しズームを使っていたような場面でも躊躇なく F2.8 ズームを持っていけるんじゃないでしょうか。他社よりもシステム全体のコンパクトさを志向する(デカい重いレンズもあるけど)EOS R システムの象徴的存在として楽しみなレンズです。

CP+ 2019

そして二本の RF85/F1.2L レンズ。片方は通常の、そしてもう片方はミノルタ/ソニーでいう「STF」のようなフィルタを備えて滑らかなボケを追求したレンズです。
重さ、値段ともに私の手が出せるレンズではないと思うので、特にコメントはありません(ぉ。それでもこういうのを二つまとめて出せるのがキヤノンの底力だよなあ。

CP+ 2019

高倍率ズームの RF24-240mm。単品で見るとちょっと大きく、EOS RP へのつけっぱなしレンズとしてはもう一回りコンパクトにしてほしい...と思いますが、縮長がほぼ RF24-70/F2.8L と同じサイズ感というのは冷静に考えるとけっこうがんばっているんじゃないでしょうか。

さて、今回の CP+ キヤノンブースで密かに EOS R SYSTEM よりも注目していたのがこちらのコーナーです。

CP+ 2019

ブースの側面に新コンセプトカメラ群の参考展示が行われていました。
まずこちらは年明けの CES でも一部で話題になっていた「キッズミッションカメラ」。子ども向けのファーストカメラという位置づけで、それ自体は今までにもあったコンセプトだと思いますが、これのいいところは中身がキヤノンの普通のコンパクトデジカメと同等(と思われる)な点と、カメラ遊びを通じてコミュニケーションと子どものリテラシ向上に寄与しようという仕掛けが入っている点。

CP+ 2019

カメラ自体は EOS 5D シリーズをそのままキッズサイズに縮小したようなデザインで、素通しの光学ファインダがついていて「覗きながら撮る」ことができます。レンズは単焦点のようですが、先端にマクロリングライトが標準装備されているのが面白い。写真にはライティングが重要ということをこの時点から刷り込まれる子どもの今後の成長が怖い(笑

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展示されていたのは非動作モックのみでしたが、CES ではブラックのみだったのが「CES で子ども向けならもっとカワイイデザインがいい」という声が多かったため、CP+ に向けて急遽カラバリモックを起こしてきたとのこと(笑。これがこのまま製品化されるとは言えませんが、玩具ではなくそれなりにちゃんとしたカメラを作ろうとしているのがボタン類の配置から分かります。

CP+ 2019

「ミッションカメラ」というコンセプトを表しているのが、色や形(ポーズ)、表情などのテーマをカメラが子どもに与えて撮らせ、それぞれのテーマに基づいたギャラリーを作ったりプリントアウトして楽しもう、という遊び方。ただ漫然と興味あるものを撮るのではなく、写真を撮る上でのテーマを設定するという考え方が長年写真文化に携わってきたカメラメーカーらしい。またコンセプトムービーではこのカメラでの遊びを通じて親子間のコミュニケーションにも役立てようという意図が見て取れます。今や生まれて初めてのカメラが親のお古のスマホだったりニンテンドー DS だったりする時代、写真をいきなり SNS にアップして大問題になる前に親子での写真コミュニケーションを通じて「何が良くて、何がダメなのか」を学べるというのは、キヤノンがどこまで狙っているかは分かりませんが面白い考え方ですよね。
ただこれは製品化にあたってはいくらなら買ってもらえるか、最低いくらの商品になる前提なら量産できるのか、のせめぎ合いが難しそう...というのをスタッフの方の話から感じました。

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こちらは何ペリアハローなのかと思ったら(ぉ)「インテリジェントコンパクトカメラ」とのことで、カメラが勝手に撮ってくれるコンパクトカメラという位置づけ。ここに展示されていたのは製品化する際を想定したデザインモックですが、↓に原理試作相当品のデモを行っていました。

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こういう見た目だと監視カメラの亜種にしか見えませんが、台座についている上半分が 360° 回転し、上下方向にも首振りすることで、全方向に自由に向きを変えながら撮影してくれます。ユーザーは特に操作する必要さえなく、カメラが自動的に画像認識や音声認識で被写体を捉えて撮影してくれるとのこと。

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...でも待てよ、このコンセプトって一体何テリジェントパンチルターなのかとは思いましたが(笑)あれから十年経って画像認識や音声認識のレベルが飛躍的に向上し、画像をスマホに飛ばすことも当たり前になった現在であのコンセプトがどう化けるか。ただ「機械が勝手に撮っておいてくれる」ことへの気持ち悪さみたいなものもあると思うので、例えばもうちょっと擬人化(キャラクター化)することで被写体とのコミュニケーションを積極的に図るとか、やりようはいくらでもありそうではあります。

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続いて「アウトドアアクティビティカメラ」。カラビナがついてアクティブに使えたり、水に浮いたり、フェイスプレートでカスタマイズできたりするカジュアル志向のコンパクトカメラ...ということですが、特に私からコメントはありません(ぉ

CP+ 2019

最期は「マルチファンクショナルテレフォトカメラ」。形だけ見ても何をするためのものか分かりませんが、単眼鏡のようにして使える超望遠コンパクトカメラとのこと。
このクリアケース内に展示されていたのはあくまで非動作品のデザインモックですが、カメラ後部のアタッチメントは取り外しができ、アタッチメントありだと EVF を覗き込みながら、アタッチメントなしだとスマホやタブレットの画面を見ながら撮影するスタイルになる模様。

CP+ 2019

ターゲットとしている商品像は重さ 100g で 100mm/400mm の「二焦点」カメラ。あえてズームせずに二焦点の切替式にすることで低価格化とコンパクト化を実現するというのがコンセプト。400mm(相当)の単焦点だと被写体を追いづらいため、100mm(相当)で被写体の当たりをつけた上で 400mm(相当)でに切り替える、という使い方を想定しているそうです。写真用カメラではなくオペラグラス代わりとしてはかなり良さそうなコンセプトですが、今の悩みの一つは「サッカーなどのスタジアムスポーツでは 400mm でもまだ全然足りないこと」だそうです。

CP+ 2019

原理試作相当の動作品はモックよりも二回り大きなサイズで 3D プリンタで外装を作成したものでした。この試作機は 400mm(相当)はあくまでコンセプトを伝えるためにデジタルズームで実装したそうですが、実際に製品化される場合は光学切替で 100mm/400mm を入れ替えることになるとのこと。

CP+ 2019

現在想定しているスペックは「コンデジ相当のセンサ(1/2.3 型程度と思われる)と 100/400 切替レンズ、EVF 内蔵」とのこと。LCD を搭載しないため EVF の品質にはそれなりにこだわりたいとのことですが、ミラーレス機の EVF デバイスを流用してもコストがかかりすぎるのが悩みどころだそうです。

CP+ 2019

スマホのカメラ性能がどんどん上がって広角域なら「これで十分」になってしまった感はありますが、超望遠レンズまで内蔵するスマホはそうそう出てこないでしょう。通常なら対抗するために高倍率ズームレンズを内蔵することを考えるでしょうが、超望遠にこだわり、かつ二焦点に割り切ることで「スマートフォンコンパニオン」として誰にでも使えることを目指したコンセプトが面白い。価格的にもコンデジと同等以下の価格帯を意識しているようで、個人的には今回のキヤノンブースの中ではこのカメラが一番気に入りました。とかくカメラとしての存在価値ばかりを求めてどんどん大きく重く高価くなっていく他のカメラと違い、スマホが世の中に浸透したことを受け入れて、その上でスマホには内付加価値を生み出そうとしている。

これらの新コンセプトカメラ群がキヤノン内ではどういう位置づけで、どの程度の規模で開発されているのかは分かりませんが、少なくとも商品ラインアップが減りライフサイクルも延びたことで余剰になった開発リソースでこういう模索ができるのはさすがキヤノンだなあ、と。フルサイズミラーレスがほぼ出揃ったことでどのメーカーも同じようなところを目指して同じようなことをやっているという印象が強かった今年の CP+ で、このコーナーだけが異彩を放っているように見えました。

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2018/10/23 (Tue.)

愛機 RX100 III、不調

発売から四年あまり愛用してきている RX100 III の具合が最近悪いんです。

RX100 III

写真を撮ろうと思って RX100 III の電源を入れたら液晶に黒い影が映っていて「何だこれ?」と思ったら、レンズバリアが開ききっていないじゃないですか。

この状態でもレンズバリアを指でちょっと触れてやるだけでちゃんと開いて撮影可能にはなるし、この症状も再現性 100% ではないもののカメラを斜め下~下に向けたまま起動すると発生することが多い模様。
ググってみたところ RX100 シリーズに限らずレンズバリア式のコンデジで同様の症状が出ている例は少なくないようですね。

RX100 III

よーく見ると、レンズバリア最前面中央部に円弧のような跡がうっすらついているのが判ります。バリア開閉の動線に沿ってついているので、開閉時に何かに干渉しているものと思われます。

RX100 III

また鏡筒の前面パネルをよーく観察すると、中央部が僅かに凹んでいるような。これ最初からこうだったのか使っているうちに凹んできたのか分かりませんが、買ってから四年あまりほぼ毎日通勤カバン等に入れてあちこち持ち歩いているからなあ。キャリングケースに入れていても何かに圧されて歪むことは考えられます。

一応、歪んでいる部分を爪の先で引き起こし、少しでも平らに戻るように処置してみました(笑。
あとはこういう部分に細かい埃が噛んで開閉の邪魔をしている事例もあるようなので、ついでにブロワーで掃除。

RX100 III

その結果症状は多少改善したようで、今のところレンズバリアの引っかかりは発生していません。でもまたいつ再発するか...ソニーストアの長期保証(三年)もさすがに切れちゃっているし、本格的におかしくなったときにどうするか。四年ハードに使った割には、外観含めきれいな状態を保っているほうだとは思うんですけどね。

もし買い換えが必要になったらどうするか。もう RX100 がない生活は考えられないので、修理代が馬鹿にならないレベルになった場合は RX100 シリーズのどれかに買い換えるつもりですが、さすがに本気カメラとして α7 III や EOS を使っている環境下でコンデジに 10 万円は出せません。そうすると RX100 IV あたりが価格とスペックのバランスがちょうどいいところかなあ。タイミング的にはキヤノン G7 X Mark III がそろそろ出てきてもおかしくないので、価格帯がちょうど良ければ乗り換えも視野に入れてもいいんですが。

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2018/09/28 (Fri.)

ZEISS ZX1

【フォトキナ】ZEISS、Adobe Lightroom内蔵のデジタルカメラ「ZX1」発表 - デジカメ Watch

ニコン・キヤノンのフルサイズミラーレスカメラ発表、L マウントアライアンス、富士フイルムの 1 億画素中判カメラ発表といろいろあったここ一ヶ月のカメラ界隈の中で最も驚いたのがこのニュース。ツァイスが独自のレンズ一体型、それも Adobe Lightroom CC を搭載したカメラ「ZX1」を発表しました。

レンズは 35mm F2。フルサイズでこのスペックのレンズ搭載という点ではソニーの RX1 シリーズと同じですが、RX1 は Sonnar タイプなのに対して ZX1 は Distagon タイプという違いがあります。またイメージセンサも RX1 シリーズとは異なる 3,740 万画素品。少し前に「ツァイスが 35mm の単焦点レンズ一体型フルサイズカメラを開発中」という噂が立ったときには RX1R II ベースの OEM 品なのかと思っていましたが、全くの別物でした。
そして最大のサプライズが Lightroom CC 内蔵という点。UI を見る限り内部では Android が動いていて Android 版 Lightroom CC を使うということだと推測されます。撮影後の画質調整・現像に Lightroom を使うのは当然として、撮影機能自体も Lightroom を使うのか Android とは別にカメラ自体のリアルタイム OS が存在するのかは不明。撮影画面の UI は Lightroom CC の撮影画面と似ているようで微妙に異なります。おそらく「Android+Lightroom CC が常時起動していて、その上で使うカメラ」なのでしょうが。

写真撮影後はカメラ内蔵の Lightroom CC から Wi-Fi または Bluetooth 経由でクラウドストレージ(現時点では Dropbox に送れることは判明)、メール送付、スマートフォン転送などが可能。現在でも写真をスマートフォンに直接転送できるカメラは当たり前に存在していて、撮影→スマホ転送→スマホ上で Lightroom CC 等を使って調整することは普通にできていますが、スマホに JPEG で転送する前にカメラ内で RAW(DNG かもしれませんが)を直接現像できるのは画質面でメリットがありますし、スマホ側のディスプレイ品質に依存せず撮影時と同じディスプレイで現像までできるのも意義があります。また「SHOOT. EDIT. SHARE.」というキャッチコピーが示しているとおり、スマホやクラウドストレージだけでなく SNS 等にも直接投稿できるようにはしてくるはずで、スマホを介さずに撮影から編集、共有までできるワークフローは SNS 時代らしいカメラと言えます。

まあこういったコンセプトのカメラはパナソニック CM1 やニコン S800c、あるいは PlayMemories Camera Apps 時代の α など多くのメーカーが挑戦しては失敗してきた歴史があるわけで、今回もうまくいくかは分かりません。が、アプリで機能が追加できるというのではなく単体で現像から共有までできるという点に絞っていること、それとカメラ自体の質が良さそうなことから、インスタとは違った方向性で写真を編集してシェアしたい向きには一定の支持が得られる可能性はありそう。

個人的には、カメラはもっとコミュニケーションツールとして進化しないとどんどんスマホに侵食されていくと考えているので、こういう方向性には強く共感します。今回の photokina 周辺では多くのカメラメーカーが新機軸を打ち出してきましたが、いずれも画質やカメラ性能の追求に主軸が置かれていたのに対して、光学メーカーの老舗中の老舗がこういうアプローチを採ってきたことが非常に興味深い。単焦点レンズ固定式だし、価格はきっと 40~50 万くらいするだろうから買う人は限られるでしょうが、今後のカメラのあり方に一石を投じる存在になりそうです。

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2018/06/06 (Wed.)

RX100 VI

ソニー、24-200mm相当の望遠対応になった「RX100 VI」 - デジカメ Watch
ソニー / RX100 VIicon

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ソニーの定番 1inch コンパクト「RX100」に VI 型が発表されました。

IV~V 型とセンサ側の進化がメインだったので、次はそろそろ III 型から変わっていない光学系に手を入れてくるだろうなと思っていました。テレ端を少し伸ばして 105mm 程度にするかもう少し最短撮影距離を縮めてくれるともっと扱いやすいカメラになるんじゃないかと(個人的には後者が嬉しかった)。が、予想を大きく裏切って一気に 24-200mm 相当の高倍率ズームレンズを搭載してくるとは驚きました。
まあ、スマホがデュアルカメラ・トリプルカメラで多焦点化してボケもソフトウェア的に作れるようになってきた以上、専用機としてのカメラはもっと得意領域を深める方向に進むのは正しい戦略だと思います。

私もなんだかんだ言って日常的に最も稼動率が高いカメラは RX100 III だったりするので、その中でもうちょっと望遠が長ければ...と思ったことは少なくありません。何回か 30 倍ズーム搭載の HX90V を買おうかと思いつつセンサ小さいし RAW 記録できないしで却下してきた経緯もあります。その点日常カメラとして死角がなくなったのが今回の RX100 VI ですが、高倍率ズームになった代償としてワイド側の開放 F 値が暗くなってしまったのだけが残念。従来のワイド端 F1.8(テレ端でも F2.8)のレンズであれば、撮り方次第で APS-C 一眼に負けないボケ描写も作れたのが、F2.8-4.5 というスペックでボケを作ろうとすると望遠に頼らざるを得ません。
そういう意味では V 型までと今回の VI 型では同じ「RX100」を名乗っていてもキャラクターの違うカメラなんでしょうね。ある程度の作品撮りまで含めたスナップフォトやメシテロ写真(ぉ)がメインならば V 型以前、一眼レフやミラーレスよりもコンパクトなシステムでちょっとしたスポーツイベントや学校行事までをカバーしたければ VI 型、というイメージ。実際 α6000+ダブルズームキットあたりよりも RX100 VI のほうが扱いやすそうな気もします。

私もちょっと欲しいんですが、さすがに 14 万円という価格はすぐには出ない(;´Д`)ヾ。無人島に持っていくカメラとレンズを 1 セットだけ選べと言われたら RX100 VI で決まりなんでしょうが、私にとって RX100 は普段のカバンに忍ばせておく&一眼を持って行くときに一応入れておくサブカメラという位置づけなので、当面 III で十分です。まあ III も買ってもう 4 年経つし、これが壊れたら次どうするか考えよう。

投稿者 B : 22:06 | Camera | Compact | コメント (0) | トラックバック

2017/10/15 (Sun.)

RICOH THETA V

やや出遅れ感がありますが、こいつを手に入れました。

リコー / THETA V

RICOH THETA V

私にとって初めての全天球カメラ。周囲では初代 THETA の頃から使っている人が何人かいて、実物も見せてもらったことがあるんですが、今までの機種は解像感的に今ひとつかなと感じていたのと、積極的に使うシーンがあまり思いつかないので自分では手を出さずにいました。しかし今回の THETA V では静止画の画質が向上し、動画も 4K 解像度や 360° 空間音声の記録にも対応して、これは一定のクオリティを超えてきたなと。VR で見てみたらどうなるかという興味もあり、ついに手を出してみました。

RICOH THETA V

いわゆるスチルカメラとは全く違う製品で、触ってみるとカメラ感は皆無と言って良いですね(笑。操作ボタンも最低限で、基本的にスマホから操る感じ。Wi-Fi は 5GHz 帯にも対応しているというのが意外でしたが(5GHz 帯は法令により屋外使用できないため国内メーカー製品では対応していないことが多い)、屋内イベント会場の全天球撮影や動画ストリーミングをすることを考えると 5GHz 帯を使った方が安定するわけで、考えてみれば納得です。

RICOH THETA V

私は旧機種をちゃんと使ったことがないため比較できないのですが、今回のモデルから Android ベースになったことは賛否両論あるようですね。今後の機能拡張を考えると開発しやすいプラットフォームにしておく必要があったことは理解できますが、まあ電池はもたないですね(´д`)。スリープ状態で 2~3 日置いておいたらバッテリがカラッカラになっているのはカメラとしては使いづらい。それほど頻繁に撮影するわけでもないし、これなら起動に少し時間がかかることを受け入れて毎回コールドスタートするようにしても良いかもしれません。

Post from RICOH THETA. - Spherical Image - RICOH THETA

何かサンプル画像でも載せようと思ったんですが、全天球撮影だと人物や自分の生活環境まで写ってしまいがちで、なかなか気軽には Web に掲載できないですね(;´Д`)ヾ。撮影者の手や頭も消せないし。
またいわゆるスチル写真と違って構図とかボケを活かした画が作れるわけでもなく、その時点の自分の周囲 360° を「記録」するという感覚に近い。業務ユースならともかく、個人ユースだとごくパーソナルな記録という位置づけになります。これはこれで面白いですが、blog ネタとしてはちょっと厳しいモノがあります(笑

とはいえ、今まで自分が使ったことのない種類のデバイスをいじるのはなかなか楽しいもの。しばらくいろんなところで撮ってみようと思います。

リコー / THETA V

B074ZB7PZM

投稿者 B : 22:05 | Camera | Compact | コメント (0) | トラックバック

2017/09/04 (Mon.)

RX0 を見てきました

ここのところ RX(-)0 関連のエントリーばかり書いている気がしますが(ぉ)、銀座ソニーショールームにて先行展示が始まった RX0 を早速見に行ってきました。

ソニー / RX0icon

RX0

パッと見では「GoPro 的な横型にデザインリニューアルしたアクションカム」に見える佇まいですが、側面のツァイスロゴや正面の「RX0」の記載は紛れもなく RX シリーズの系譜。

RX0

同じ 1inch サイズのセンサを搭載する RX100 III と比べてみるとめちゃくちゃ小さいことがよく分かります。あまりに小さくてどこに展示されているか探してしまったほど(笑

RX0

レンズは 24mm F4 相当の短焦点レンズ「Tessar」。RX100(III 以降)ではワイド端 24mm F1.8 だからやや物足りなく感じますが、ここまでの小型化にはレンズの小型化は避け得ないわけで、被写界深度以外の部分は高感度でカバーしろということでしょう。そのために他の RX100/RX10 シリーズより敢えて低画素数のセンサを搭載しているのだと思われます。そもそもボケによる表現よりも「普通のカメラでは撮れない撮影領域の表現」を目指したカメラでもありますし。

RX0

上面についているボタンは電源とシャッターのみ。レンズ交換式カメラ的なマニュアル操作にも対応した他の RX シリーズとは随分異なる、割り切った操作系。

RX0

入出力端子(展示機では端子カバーは取り払われていました)はリモコン用のマルチ端子(給電/microUSB 兼用)、microHDMI(4K 外部レコーダ接続要)、マイク入力、カードスロット。このサイズの中にこれだけの I/O を詰め込んでいるのが、これが単に超小型のスチルカメラではなく業務用途を強く意識した製品であることを示しています。
それにしてもメモリカードスロットが microSD だけでなく M2(メモリースティックマイクロ)にもしぶとく対応していることに驚いた(笑

RX0

背面の操作ボタンはメニュー+上下左右程度の最低限のもの。UI は α/RX シリーズと共通化されていますが、ボタンの大きさと配置からして撮影設定を頻繁に切り換えて使うのに向いているとは言えません。基本的にカメラ任せで撮るか、スマホと繋いでスマホからコントロールするか、という使い方になります。ボケを制御するようなカメラでもないし、とにかくプログラムオートでシチュエーションや構図優先で撮るような感じになるでしょう。結果的に「超高画質な Cyber-shot U」という感覚で、元ユーザーとしては久しぶりにああいう撮り方したいなあ...と思えます。

RX0

メニューも α/RX そのもの。ただ画面が小さい上に設定項目がとても多いので、このボタンでチマチマ操作するのはちょっと厳しい。基本的に一度設定したら後はほぼ触らないかなあ。
このカメラ、業務用としては多視点撮影やバレットタイム撮影なんかにも使われるようになると思うんですが、外部から撮影設定を一括変更できる機能とかあったりするんでしょうか。この UI で一台ずつ設定していくのはちょっと現実的ではなさそうです。

先天的な小さいモノ好き(ぉ)な私としては、実物を見ると改めて欲しさが高まってきてしまいました。まあ発売後すぐに買うのはちょっと難しいですが、そのうち手に入れたいなあ...。

ソニー / RX0icon

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投稿者 B : 22:00 | Camera | Compact | コメント (0) | トラックバック