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2019/08/14 (Wed.)

旗の台 スペイン食堂 石井 その 4

「俺の胃袋が欲しているのは、胃袋がドギマギするようなパンチのあるメニューだ」

スペイン食堂 石井

旗の台の「スペイン食堂 石井」に久しぶりにやって来ました。6 月頃から東急や西武などの百貨店の催事に出店し始めたのに一度買いに行ってみたら、おいしかったけどやっぱりお店で作りたてを食べたくなったので改めての再訪。『孤独のグルメ』登場店は何度となく行きたくなる店が多いですが、ここはその中でも特にリピートしたくなるお店の一つです。

スペイン食堂 石井

スペイン食堂 石井

今回は初めてカウンター席に通されました。テーブル席も落ち着けて良いけど、一度マスターの仕事ぶりを眺めながら食べてみたいと思っていたから逆に嬉しい。
カウンター上には無数のスペインワインが並べられています。スペインワイン好きとしてはいろいろ飲んでみたくなりますね。

スペイン食堂 石井

それでもこう蒸し暑いと一杯目は生ビールから始めざるを得ません。
一日分の汗を取り戻すかのように胃に染み込んでいくビール。やっぱり夏はキンキンに冷えた生ビールだね!

スペイン食堂 石井

つい先日 Twitter で「生ハム原木が家にあると~」のテンプレが話題となったセラーノハム(生ハム)。
薄切りなんてみみっちいこと言わずにかぶりつきたい気もしますが、よーく見ると蹄が付いているあたり生々しくて躊躇します(汗。でもせっかくだからこれ食べたいじゃないですか。

スペイン食堂 石井

そんなわけで、ビールのつまみ的に前菜の盛り合わせからオーダーしていきます。
例のセラーノハムににんじんサラダ、スペイン風オムレツ等のオードブル。どれもお酒によく合う前菜で、これが一度に味わえる幸せ。独りで来ていたらこの一皿とワインで満足してしまいそうな勢い。

スペイン食堂 石井

こりゃあたまらん、ということで白ワインに切り替えていきます。
この前菜ならビールはもちろんのこと、よく冷えた辛口白ワインとも相性抜群。

スペイン食堂 石井

この一瞬なんだか判らなかった一皿は、タコとじゃがいものサラダ。
濃いめのポテサラにプリッとしたタコがたくさん入っていて、アリオリソースのパンチのある味がおいしい!これは初めて食べたけど、ちょっと癖になる味。

スペイン食堂 石井

そしてこの店に来たら絶対に外せないのが長谷川さんこだわりのマッシュルームの鉄板焼き。
うまみはマッシュルームとベーコン、味付けはたぶんオリーブオイルとビネガーとニンニクというシンプルなものだと思うけど、この濃厚なうまさ。キノコ料理は極力避ける私だけど、これだけは別枠と断言できます。本当においしい。

スペイン食堂 石井

この流れでアヒージョ的なものがもっと欲しくなってしまったので、生ホワイトアスパラのアヒージョ。
グリーンアスパラと違ってホワイトアスパラって食べ応えがないイメージだったけど、こう料理するとグリーンアスパラではありえないほどにうまみを湛えてこんなにおいしくなっちゃうのか!という驚き。

スペイン食堂 石井

子羊のロースト パプリカソース。
くさみがほとんどなく、程良い弾力を感じるラム肉に絶妙な味付けと焼き加減。この「肉食ってる感じ」がイイ。

俺はスペインの闘牛士だったつもりが、気付けばすっかり子羊に懐柔されている。

スペイン食堂 石井

こういう肉料理が出てきたならワインは赤でないと。
私はスペインワインのお高くとまってないけど香りも味もしっかりしてる感じがとても好き。

スペイン食堂 石井

さらに肉を重ねていくスタイルで、牛ハラミステーキ。
「いかにも肉って肉」の代名詞たるハラミに、バルサミコソースの刺激がたまらない。改めて俺は今、スペインの闘牛s(ry

スペイン食堂 石井

ここに来たら食べずには帰れない料理の一つがパエリアでしょう。
いつもはイカスミや魚介系のパエリアばかり頼んでしまうところ、今回は本格バレンシアパエリア ウサギ肉入りをいただいてみました。

ウサギの肉って、ダシっぽいうまみ感やプリッとした弾力感がどことなくチキンっぽい。そういえばウサギを「羽」という単位で数えるのは仏教で獣肉を食べることを禁じられていた時代にウサギを鳥ということにして食べたことに由来する...という話を聞いたことがありますが、ちょっと納得してしまうような味。
このライス部分がスープをじっくり吸っているんだけどちょっと芯が残っている食感もまたいい。

スペイン食堂 石井

デザートその 1、ポルボロン。その名の通り、ぽろぽろ崩れてくるような食感のちょっとした甘味。
素朴な味わいが、その名の通り町の食堂っぽいこの店の身近さに通ずるものを感じさせます。

スペイン食堂 石井

デザートその 2、クレマカタラーナ。カタルーニャ(スペイン)風クレームブリュレといったところでしょうか。
表面がパリパリになるくらい焼き目をつけられた濃厚なプリン。これもまたおいしく、濃密だったこの時間を総括するようなおいしさ。


あぁ、今回も堪能しました。
それにカウンター越しだったせいか、今までよりもマスターと近い距離感でお話を伺えたのも嬉しかった。あの撮影と放送の後この店がどうだったのか、いろいろ聞かせていただきました。放送直後は混雑して体力的にキツい時期もあったけど、今はせっかく露出する機会も増えたんだからこれをチャンスと思って新しいことにも挑戦しているとのこと。催事への出店もその一環だそうです。
相変わらず腰が低くて真面目なマスターのこの前向きな姿勢に、自分ももっと頑張らないとな...と思わされました。

改めてごちそうさまでした。
機会を見つけてまたちょくちょく来ようと思います。今度はフラッと前を通りかかったときにカウンターが空いていたら、独りで飛びこんでみるのもいいかな。

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投稿者 B : 23:14 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2019/07/28 (Sun.)

愛知県名古屋市のあんトースト

「これを発明した名古屋人、ちょっと尊敬」

珈琲処 カラス

三ヶ月ぶりに名古屋にやって来ました。昨年末の『孤独のグルメ 大晦日スペシャル』に登場した聖地のうち、未踏だった喫茶店パートのお店「カラス」が今回の目的地になります。先日巡礼に来たときは運悪く休業日に当たってしまったので、今回はこのためにわざわざ名古屋に改めて来たという(笑。この日はちゃんと営業していて一安心。

よく見ると隣のお店の名前が「五郎鮨」。妙なリンクを感じます。

珈琲処 カラス

珈琲処 カラス

店先には黒板でお店からの温かいメッセージが。地域密着、きっと地元のお客さんとの深いつながりで成り立っている店なんだろうなと想像されます。

珈琲処 カラス

店内、この年季の入った感じが何とも良い。時代はもう令和だけど、この昭和感。シアトルスタイルのカフェもいいけど、最近の私はこういう昔ながらの喫茶店が落ち着きます。

私が通されたのは入って右側にある、劇中では焼きそばを頼んでいたおじさんが座っていた席。ゴロー席は入口真正面にあって落ち着かないのか、基本的には他の席が埋まっているときにだけ使われるようです。

珈琲処 カラス

コーヒーチケット、そういうのもあるのか。

こうして店内を見渡している間にも、いろんなお客さんが出入りしていきます。地元のおじさんぽい人、近くで働いているらしき人、営業の合間の時間調整に入ったと思われるサラリーマン二人連れ...などなど。やはりいろんなお客さんに愛されるお店なんだろう。

珈琲処 カラス

メニュー。トーストやサンド類が充実しているのは昔ながらの喫茶店らしいところだし、カレーやオムライスにもちょっと惹かれる。こういう店のカレーやオムライス、きっと懐かしい感じでうまいんだろうなあ。
その中で異彩を放っている「ソース焼きそば」。普通こういう店ならナポリタンじゃないの?そこをあえて焼きそばというのが相当のこだわりを感じさせる。

なお、このメニューには提供時間帯が明記されていますが、ランチサービス以外は実際にはフレキシブルなようで、14 時以降と書いてあったあんトーストもそれよりも前の時間に注文することができました。

珈琲処 カラス

まずはコーヒーから。ここ数日で急激に暑くなってきたからアイスコーヒーが恋しいけど、こういう店に来たらホットでその店本来のコーヒーを味わいたいというもの。
カラスブレンドコーヒーは苦味と酸味中心で、クラシックだけど気取らないこの店の雰囲気をそのままコーヒーに抽出したような味。

珈琲処 カラス

そこに出てくる落花生。コーヒーのおまけということかな。
こういうスタイルの喫茶店はあまり経験がないけど、コーヒーに豆菓子の塩っ気がなぜかうれしい。イッツナゴヤンテイスト。

そうこうするうちに、店内にトーストのふわあっとした香りが漂ってきた。

珈琲処 カラス

そして登場したあんトースト。名古屋名物としては「小倉トースト」の名前のほうが通っていると思うけど、この店では「あんトースト」。しかも小倉トーストといえば一般的には普通のトーストの上にあんこが乗っかっているものだけど、ここのはサンドになってるのか。

これは、思っていた以上にボリュームあるのが出てきた。おやつのつもりだったけど、ちょっとしたランチにもなってしまいそう。

珈琲処 カラス

いただきます。

あんこに生クリームってどうよと思ったけど、こうなるのか。
あんこだけ、とも生クリームだけ、とも違う絶妙な甘さ加減。パンがカリカリに焼かれているのもいい。カリカリのパンの食感に、しっとりしたあんこと生クリーム。アツアツの食パンに冷たいあんというのもポイントだなあ。

珈琲処 カラス

こんなパンの端っこの方にまでしっかりとあんこ&生クリームを入れてくれてるのがうれしい。

同じパンとあんこという組み合わせでも、アンパンと違うのはバターの存在だ。これがグイッとおいしくしている。バターの塩気があんこの甘味をさらに引き立てている。

あんトースト、いいじゃないかいいじゃないか。

珈琲処 カラス

いやあ、おいしかった。
帰ったら思い出して無性に食べたくなりそうだ。

落ち着けるいい店でした。これは近所の人ならコーヒーチケットを利用するのも分かる気がするなあ。
今後、名古屋に出張で来る機会があったらまた気軽に利用させてもらいます。

ごちそうさまでした。

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投稿者 B : 21:56 | Gourmet | KODOGURU | Sweets | コメント (0) | トラックバック

2019/05/16 (Thu.)

味のレストラン えびすや 再訪

「疲れたら、うまい飯に助けてもらおう」

味のレストラン えびすや

久しぶりにやって来ました、西登戸(というか今回は京葉線千葉みなと経由)。『孤独のグルメ Season7』で巡礼した聖地のうち、是非ともまた来たいと思っていた名店のひとつ「味のレストラン えびすや」にようやく再訪することができました。

前回巡礼した際は放送前かつランチタイムだったけど、今回は放送から約一年後のディナータイム。五郎's セレクション以外にも食べてみたいメニューはたくさんあったし、そういうのを中心に攻めてみました。
なお今回は千葉勢として HAMACHI! さんにご一緒いただきました。

味のレストラン えびすや

味のレストラン えびすや

今回座ったのはドラマどおりのゴロー席!これは嬉しい。店内が見渡せるだけでなく、厨房の様子が見えて若旦那さんと軽くコミュニケーションを取りながら料理を楽しめるのもいい。

前回来たときには分厚いディナーメニューがあったのが、放送後の混雑の影響か現在はある程度限定されたメニューでの営業となっているようです。
ゴローちゃんが食べた生鮭のバター焼きを軸に、洋食屋の王道中の王道メニューの数々。どれもおいしそうです。

味のレストラン えびすや

でも俺的にはやっぱり裏面のオードブルとアラカルトメニューから攻めたい。
こっちはこっちで、この店の感じならどれも絶対おいしいに違いない品々の揃い踏み。どこから手をつけるか悩むやつ。
そしてこのアラカルトも +900 円でコースにできるのがまたいい。

味のレストラン えびすや

ま、とりあえず生ビールで乾杯。
今日も一日お疲れさまでした!最近すっかりビールがおいしい季節になりました。

味のレストラン えびすや

ここでお店からのサービスということで出てきたのが、マグロ刺の小鉢。
既に複数回来店している HAMACHI! さんへのサービスとのことでしたが、そういえば私が前回来たときも初めてなのにサラダのサービスをいただいたような。
全員にしてるわけじゃないだろうけど、こういうちょっとした心遣いが感じられるのがこの店の好きなところ。

味のレストラン えびすや

料理の方は、まずはイカのオリーブオイル揚げから。
なんだろうこの...格好つけすぎてない、気持ちのこもった感じの盛り付け。少し懐かしいよそいき感、こういうのほっこりする。

そしてイカ...何これ、おいしい!軽めにフライされた柔らかイカからオリーブオイルのいい香りが。
イカにこんな食べ方があったとは。これだけ延々と食べ続けていられそうなおいしさ。

味のレストラン えびすや

からの、生ソーセージのグリル。
生なのにグリルってどういうことだ?と思ったら、この手作り感。

香辛料が肉のうまみを引き出していておいしい。
そしてまたしても添えられた赤黄のプチトマトと飾り剥きされたキュウリの存在感。
子どもの頃、両親に連れられていったレストランのランチってこんな感じだったよな。

味のレストラン えびすや

そうすると赤ワインなんかに行ってみたくなるというものです。
ほどほどのワインをおいしい料理と一緒に、気取らずに飲める。こういう食事って幸せだ。

味のレストラン えびすや

ここで特製にんにくスープ!
アラカルトメニューをコースにしてみたわけです。

あたりに漂う、食欲をそそるニンニクの香り。
スープの表面に浮かんでいる卵黄もいい。

味のレストラン えびすや

そうそう...これですよ。
これだけを飲むためにはるばる幕張より奥まで来る価値があると言えます。

いろんな旨味をニンニクが増幅して、身体の芯からポカポカしてくる味。
これは疲れた心身に効果抜群、ニンニクパワーで元気回復だ。

味のレストラン えびすや

そこにガーリックトースト登場。
前回は放送前に来たからさすがに頼めなかった一品。

一般的にはガーリックトーストというと固めのバゲットを使うものだけど、ここのは何故かロールパン。
ふんわりした食感とほんのりした甘みに乗っかるニンニクのパンチ!めちゃくちゃうまいじゃないか。

これは目から鱗、ガーリックトーストの新境地が切り開かれた。

味のレストラン えびすや

よし、やるか。

スープをひたひたに浸して、ガーリック in ガーリック。
ガーリックの相乗効果で、これまたパワフル。だけどロールパンの甘みがこれを野蛮にすることなくまとめている。
これは柔らかいパンが正解、染み込んだ汁がジュワーっと溢れ出てくる。

今までいろんな汁やタレを白飯やパンにかけてきたゴローちゃんだけど、このガリトーはまさに真骨頂という感じ。

味のレストラン えびすや

コースメニューのサラダ。ここにも、例の赤黄プチトマト。もうこれを見ただけで微笑みが漏れてきてしまう。

前回もそうだったけど、この店のサラダはドレッシングがおいしくて、モリモリ食べられる。

味のレストラン えびすや

確実においしいと見込んでいたビーフシチュー。ほうら、見た目からしてこれですよ。

「洋食屋さん」らしい、少し懐かしくて丁寧に作られたのが伝わってくるビーフシチュー。
牛肉がトロトロに柔らかくておいしい。

そして付け合わせのニンジンとサヤインゲンのソテー、それにスパゲティ。
ニンジンのソテー、子どもの頃からの隠れた大好物だったんだよなあ。こういう甘みのあるソテーも久しぶりに食べた気がする。

洋食の付け合わせはとっても大事。
これらの味がいい店は、きっと長続きする。

味のレストラン えびすや

そして今回も食べておきたかったカニピラフ!

カニの風味の効いた、ちょい濃いめの味付けのピラフ。
「ちょい焼き飯寄り」なあたりが、ガツガツ食べることさえ許容しそうな懐の深さを感じる。

これぞまさに、キング オブ 洋食。
揺るぎなきうまさ。

味のレストラン えびすや

さらにもう一品、豚肉の生姜焼き。
洋食屋なのに生姜焼き?ソテーではなくて?と思ったら、こっちはかなりソテー寄りの生姜焼き。

豚肉の甘みとクタクタに炒められたタマネギの甘みが相まって、これもおいしい。
生姜焼きというといかにも定食屋的なバラ肉の生姜焼きもいいけど、こういうスタイルの生姜焼きもまたご飯の消費を煽ります。

味のレストラン えびすや

デザートは自家製プリン。
ちょっと固めでぷりんとした食感に、優しい甘さがいい。

このプリン、また食べたくなりそうだな。

味のレストラン えびすや

お店の奥に、前回はなかったロケ時の写真とサイン入り台本発見。

家族経営のあたたかさがこの写真からも滲み出ているよう。
皆さん腰が低くて、お客さんにおいしい料理を提供しようという真摯な思いがこの店を作っているんだなあ。

味のレストラン えびすや

今回も最初から最後まで、どれもおいしかった。
東京からはるばる遠征してきた甲斐がありました。

他にも牡蠣フライとかスペイン風おじやもおいしそうだし、ここならナポリタンも絶対うまいはず。
そしてあの生鮭のバター焼き...あれもまた食べたいんだよなあ。

機会を見つけてきっとまた来ようと思います。
ごちそうさまでした。

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投稿者 B : 22:56 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2019/05/06 (Mon.)

愛知県名古屋市の台湾ラーメン

「名古屋生まれの台湾ラーメン。この腹のざわめきは...何だ?」

台湾ラーメン光陽

昨年の『孤独のグルメ 大晦日スペシャル』の聖地巡礼は京都の聖地名古屋のホテルと鰻屋から最後の台湾ラーメンの聖地へとやって来ました。

「台湾ラーメン」とはいうものの、実際には台湾にそんなラーメンがあるわけではなく、ここ名古屋発祥のご当地グルメだというのが真相。台湾料理(といっても私は台北しか知りませんが)はむしろ魯肉飯や乾麺(ガンミェン)、小籠包といった辛味よりも旨味系の料理がメインなはずです。名古屋流の台湾ラーメンは近年では関東にも進出している「味仙」が起源で、ここの店主が台南の担仔麺をもとに賄い飯として作ったのが最初だと言われています(出典:Wikipedia)。

しかしここで有名な味仙とは違う台湾ラーメンの店をわざわざ取り上げるのが『孤独のグルメ』らしいところ。名古屋市の北の外れにある比良というところに、その店はありました。

台湾ラーメン光陽

台湾ラーメン光陽

大晦日の放送以来混雑しているのか、店先には最長 100 分制限の貼り紙が。
この店は予約を取っていないようで、17 時開店のところ 16:50 頃に到着してみたら既に 5 人の行列が。その後、あれよという間に行列が長くなってしまったので、早めに来て正解でした。

台湾ラーメン光陽

店内、ドラマそのまんま。
中日ドラゴンズと力士らしきサイン色紙が大量に貼られていて、そもそもドラマ以前からこの界隈では有名だったことが分かります。

今回は混んでいたのでゴロー席には座れず、カウンターに着席しました。

台湾ラーメン光陽

さあて、何を入れていこうか。
劇中でちらっとメニューを見たときから、いかにも町中華な料理名がいろいろ並んでいたのが気になっていたんだよなあ。
こういう店で食べるなら、定番メニューこそうまいに違いない。

台湾ラーメン光陽

ともあれ、何はなくとも生ビール。
ここのところ少しずつ暑くなってきたこともあって、一杯目の生ビールがうまい。

台湾ラーメン光陽

ワンタンスープっぽい柔らかめの水餃子(スープがうまい)と、

台湾ラーメン光陽

イイ感じの焦げ目が香ばしい焼き餃子から始めようじゃないか。

そうそう、こういう気取らない町中華然とした雰囲気が嬉しいんですよ。
とにかく何でも多めの油と強火、中華鍋でジャジャッとやってすぐ出てくる感じ、今はなき中華シブヤにも通ずるものがあります。

しかし大量の油が霧状になって店内に舞っていて、こりゃあ帰ったらファブリーズ必須だなという感じ(笑

台湾ラーメン光陽

厨房の中華鍋さばきを眺めていたら、目についたのがカウンター上のこの腸詰め。
見るからにうまそうじゃないですか。これください。

台湾ラーメン光陽

凝縮感ある腸詰めに濃口のタレ、そこに白髪ネギとニンニクスライス。
期待を裏切らない、ややジャンクな感じのうまさ。こういうのでいいんだよこういうので。

俺、これとビールさえあればどこまでもいけそうな気がする。

台湾ラーメン光陽

でも、ここでビールで腹いっぱいにするわけにはいかないから、紹興酒にチェンジ。
こういう濃いめ、辛めの中華にはやっぱり紹興酒がよく合う。

台湾ラーメン光陽

からの、牛すじ。

プリプリした食感の牛すじにピリ辛タレがよくしみて、これまたうんまい!
日本の居酒屋のすじ煮とはまたベクトルの違ううまさ。この味と食感はクセになりそうだ。

台湾ラーメン光陽

さらにクキ炒め。

これはニンニクの茎だと思うけど、無愛想に「クキ炒め」と名付けてしまうセンスが町中華らしくてイイ(笑
ピリ辛でちょっととろみのあるタレが茎とそぼろにかかって、これも止まらないうまさ。

それにしてもこの店の料理、どれも辛くて旨味もあって、やっぱり台湾でも中国でもない独自の名古屋中華圏を形成している。
でも名古屋人がこいつにハマる気持ち、よく分かる。

では、ここらでそろそろ本命にお出ましいただこうじゃないか。

台湾ラーメン光陽

...と思ったら、メニューから探すまでもなく壁に「五郎さんセット」の貼り紙が(笑。
その上には当然、松重さんと女将役の坂井真紀さんのサインも添えられていました。

これは選ぶ手間が省けた。よし、その名古屋式ラーチャンセットにしよう。

台湾ラーメン光陽

台湾ラーメンは辛さが選択可能。
最も辛くないのが「アメリカン」って、台湾なのにアメリカン。ていうかそもそも本来は台湾ですらないし。この意味不明なアバウト感がジワジワくる。

今回選んだのはもちろんゴローちゃんと同じく中辛。
どうしても辛さの奥地に踏み込みたくなってしまう、辛いもの好きの好奇心、冒険心。

台湾ラーメン光陽

まずは酢鶏。
ゴローちゃんセットで頼んだら劇中どおりハーフサイズで出てきたけど、こっちは二人組なんだしレギュラーサイズで頼んでも良かったかも。

酢豚みたいなトロミ、なし。でもしっかり酸っぱうまい、いいじゃないか。
ここまでピリ辛の連打連打で来ていたから、このタイミングでの酸味が心地良い。
酸っぱい鶏唐、ものすごくいい。

台湾ラーメン光陽

そして真打ち、台湾ラーメン。
十年くらい前に名古屋出張のついでに味仙で食べて以来、そうとう久しぶり。

この真っ赤なスープ、中辛でこれなら激辛はどんなことになっちゃうんだ?
とにかく混ぜたほうが良さそうだな。調子に乗ってズルズルいくとむせるやつだ。

台湾ラーメン光陽

この麺、うまい。好きなタイプ。
スープのほうも、最初の口当たりは辛さよりも旨味が勝っている感じ。これ、やっぱりおいしい。

あっ、でもジワジワと辛さがきた。辛さの時間差攻撃だ。

けっこう来る辛さにも関わらず、箸とレンゲが止まらない。うまい、辛い、うまい、辛い、まるで永久機関のようだ。
唯一無二の旨辛、台湾ラーメン。

台湾ラーメン光陽

この辛さは紹興酒じゃちょっと追っつかない。さらには汗まで噴き出してきた。
真夏のごとく水が進む。水は当然、ジョッキで。

額や首筋から汗が流れてくる感じってあまり気持ち良いものじゃないはずなのに、この汗は何故か心地良い。

台湾ラーメン光陽

とどめにピリ辛ニンニクチャーハン。

一見なんの変哲もないチャーハンだけど、この強烈なニンニクの香り!
鼻と口からニンニクが容赦なく流れ込んでくる。

これは今までのチャーハンでは経験したことのないニンニク量だ。
でも、めちゃくちゃうまい。

名古屋にはこういう図抜けたメニューがあったのか。
一度食ったらやめれない、これは禁断のチャーハンだ。

台湾ラーメン光陽

〆は五目スープ。
町中華らしいやさしい旨味に溢れた中華スープに野菜がゴロゴロ。
辛さにやられかけた舌に、これは嬉しい。落ち着きます。

台湾ラーメン光陽

ああ、食った食った。帰りの比良駅までの歩きがちょっと苦しかったくらい、腹一杯。
おいしかった~。

台湾ラーメンはもちろんおいしかったけど、あのパワフルなニンニクチャーハンに、それぞれ個性のある一品料理たち。
名古屋独自の進化を遂げた強烈な中華料理が、しっかりと土地に根付いている。
俺はまだまだ名古屋を知らない。

あんトーストにありつけなかったのだけが心残りだけど、大満足の京都~名古屋巡礼ツアーだった。
尾張名古屋、終わりよければ全て良し、か。

ごちそうさまでした。

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投稿者 B : 20:56 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | Ramen | コメント (0) | トラックバック

2019/05/02 (Thu.)

愛知県名古屋市のうな重

「そうだ、鰻が食いたかったんだ。よし、鰻屋を探そう」

ホテルシルク・トゥリー名古屋

『孤独のグルメ 大晦日スペシャル』の聖地巡礼、京都の土鍋ご飯の次は当然名古屋の聖地をハシゴするわけで、京都から当日中に新幹線で名古屋へと移動してきました。
名古屋での宿はゴローちゃんも宿泊していたホテルシルク・トゥリー名古屋。ここまで再現してこその聖地巡礼です(笑

でもって、翌朝は劇中にも登場した「珈琲処 カラス」であんトーストを...と計画していたのですが、

喫茶処 カラス

なんと休業日・゚・(つД`)・゚・。
事前調査の時点で不定休的な情報があったからそのリスクは想定していたけど、遠征してきて実際に休みだと凹みますね...。

でも休みなものはしょうがない。ここへはまた日を改めて来るとして、次の目的地へと向かいます。

炭焼きの店 うな豊

うな豊

名古屋市の南のほうにあるこちらの鰻屋が、ドラマ大晦日スペシャル冒頭で「ゴローちゃんが蓋を開けたうな重が空っぽだった」夢オチのシーンに使われたお店。
正規の聖地(なんだそれ)ではありませんが、ロケ地としては巡っておきたかった場所です。

お昼前に到着したところ、満席ではなかったもののゴローちゃんが座っていたテーブル席は埋まっていて、ドラマとは関係なく人気店のようです。
店舗はドラマで見ていたよりも広い感じで、私は奥の座敷席に通されました。

うな豊

メニュー、表紙からしてインパクトある。こういうノリ、けっこう好き。
いろんなことが鰻パワーで乗り切れそうな気になってくる。

うな豊

一口に鰻といってもこの店のメニューはかなりバリエーション多め。どれにしようか迷ってしまう。
ここはオーソドックスにうな重でいくべきか、それとも櫃まぶしで変化を楽しむか。でも白焼きだって捨てがたい。

うな豊

メニューには親切にも別紙で種類別の鰻使用量が図解されていました。
店によって名前のつけ方がまちまちで分かりにくいから、これはありがたい。

ちなみにこの店では櫃まぶしではなく「まぶし丼」として丼で出てくるようです。

うな豊

というわけで、私は結局王道中の王道であるうな重にしました。
劇中(の夢の中)でもゴローちゃんはうな重を食べようとしてたしな。

ともあれ、待ちかねたぞ~。
空腹は我慢の限界だぞ。

パカッ。

うな豊

良かった、空っぽじゃなかった(笑

それにしてもこれは見事な鰻だ。
肝吸いに入ってる肝までちゃんと炭焼きにされていて、ちょっと嬉しい。

うな豊

この炭火とタレのいい香り、素晴らしい。
関東のと違ってこっちの鰻は蒸さずに直焼きだから、ふっくら感よりも表面が少しカリッとした感じで、個人的には名古屋流のほうが好み。タレの味が濃いめなのもいい。

このうな重、最高じゃないですか。

うな豊

テーブル備え付けの山椒、なんとミル挽き。鰻に山椒は必需品だけど、こういうタイプは珍しい。
喜び勇んで鰻にかけようとしたところ、近くのテーブルで「東京の人は最初から山椒かけちゃうけど、俺は初めはかけずに食うね」と語っているのが耳に入ってきて、つい手が止まる(汗

結局最初の一切れは何もかけずにいただきました。確かに何もかけないほうが炭火とタレの香ばしさがストレートに堪能できてイイ。

うな豊

残った半身に山椒を挽いてみました。

一般的な粉末状の山椒とは違って、ピリッとした刺激よりも挽きたての香りが鰻のうまみを引き立ててくれる感覚。これはおいしい!
またタレが「つゆだく」な感じでご飯にしみてるのも嬉しい。これは一心不乱に食べてしまううまさだ。

うな豊

完食。は~、うまかった。
生ドラマパートに登場した柴又の鰻屋も良かったけど、この店もドラマ本編に登場してもおかしくないハイレベルな店でした。名古屋には鰻の有名店がたくさんあるけど、そこまで知名度がなくてもこれだけうまいとは、名古屋の鰻おそるべし。

思い起こせば前回名古屋で鰻を食べたのは五年前の一冨士でした。あのときも聖地巡礼のついでに立ち寄ったんだったけど、今回もせっかく名古屋に来たからにはうまい鰻が食べられて良かった。

ごちそうさまでした。
あんトースト巡礼の予定は別途立てますかね。

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投稿者 B : 16:56 | Gourmet | KODOGURU | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2019/04/29 (Mon.)

京都府京都市のぐじの土鍋ご飯

「よーし、決まった。京都大文字炭火焼き大会、いこうじゃないか」

京都

世の中は史上最長のゴールデンウィーク...ということで、この期間を利用して私は昨年の『孤独のグルメ 大晦日スペシャル』の聖地探訪のため京都へとやって来ました。

最近関西方面への出張がめっきり減ってしまって、京都も思い起こせば懐かしいな。三年前に来て以来か。あのときは桜が満開だった。
聖地巡礼としても同じ大晦日スペシャルの聖地である柴又のうな重以来だから、けっこう間が空いたことになります。でも遠征系の聖地巡礼は過去いずれも料理・道中ともに楽しかった思い出しかなく、今回も期待を胸に新幹線に乗ってきました。

梨門邸

今回の目的地たる京都の聖地は、劇中では何もない住宅街にぽつんとある店...という体でしたが、実際には銀閣寺の参道や「哲学の道」のすぐ傍にあり、立地的には悪くないんじゃないの?という場所。そこにきてこの雰囲気のある店構えに縄のれん、これは見るからにうまそうだとドラマを観た瞬間に確信していました。

開店時間に合わせて予約を取っていたところ、他にも開店待ちのお客さんあり。この日は予約だけで満席、しかも一日一巡しかお客を取っていないようで、基本的に予約必須と考えたほうが良いでしょう。

梨門邸(なしもて)

梨門邸

中央の焼き台を囲むコの字型のカウンター。座席は十席のみ。そしてこの何とも言えない落ち着いた、それでいてカウンターの内外の距離が近い雰囲気。俺の直感が、この店は「当たり」だと言っている。
マスターは先代からこの店を受け継いで以来、女将さんと二人でこぢんまりと営業しているそうです。

梨門邸

ま、何はなくともビールから。
生ビールはサッポロと琥珀エビスから選べるのがうれしい。琥珀エビスの深みのある味わいが、この店に雰囲気に似つかわしい。

梨門邸

そこに出てくる、お通し三種。
左から、冷奴を山椒で味付けたもの、蕪と水菜とツナ(?)を少し酸っぱめに煮たもの、それに油揚げと大根の煮物。
一つ一つが丁寧に作られていて、どれもが一品料理としてちゃんとうまい。特にこの大根...それほど煮染めたようにも見えないのに、じわあっと味がしみていて心にしみる美味しさ。これだけ大皿でおかわりしたくなる。

東京では出合わない、この小さな一手間。まさに京のおばんざいって感じ。

梨門邸

じゃあ、お品書きをじっくりと選ぼうじゃないの。
土鍋ご飯、素材は日替わりだろうけどお目当てだった甘鯛(ぐじ)がちゃんとあった!遠征してきてこういう巡り合わせものにちゃんと遭遇できると、日々を誠実に生きてきて良かったと思える。

梨門邸

さておき、まずはマスターのお勧めだった初鰹の刺身から。
切る前から見るからにうまそうだった鰹を目の前の炭火で表面を軽く炙ってからお造りにしてくれます。

炭火の香りが、鰹本来のうまみを何杯にも高めてくれるかのようなうまさ。これは素晴らしい、「舌鼓を打つ」とはこういう状態のことを言うのだろう。

梨門邸

続いておつまみ的にそら豆の炭火焼き。
ホクホクした食感と甘みがいい。

初鰹とそら豆、初夏の旬を京都のこの店で堪能できる幸福。満ち足りていることを実感します。

梨門邸

そこにちょっと変わり種、とまとの炭火焼き。

火傷しそうなほどのアツアツとまとを頬張ると、洋食とは全く種類の異なるとまとの味わい。
とまとにはこんな表情もあったのか。酸味のある香ばしさ、面白いな。

梨門邸

箸が止まらん、胃袋がもっと寄越せと叫んでいる。
というわけで、れんこんの炭火焼き。

これは期待通り、あっさりとしつつホクホク感もある絶妙なうまさがビールを引きつけます。
繊細さと大胆さの融合。家で焼いてもこの味には絶対にならないだろう。

梨門邸

さらにアスパラ。

どれもこれもシンプルな炭火焼きなのに、焼き加減がそれぞれ絶妙に素材のうまさを引き出している。
炭火焼き、奥が深い。あの、焼き台のマジックか?いや、大将の炭火遣いだろう。

梨門邸

焼き台の上に整然と並べられた食材が、それぞれに然るべきタイミングで場所を移されたり、火から上げられたり、蓋をして蒸し焼きにされたり。

カウンターの中央に陣取るこの焼き台は、まさに大将というマジシャンのテクニックを見せるステージのようだ。
見ているだけで楽しめる。眺めているだけで、酒が進む。

梨門邸

そしてついに焼き上がってきた、もち豚ロースの炭火焼き。
おおお...豚、分厚い。

ネギをまとった豚ロース。もち豚そのものの肉の甘みとうまみを炭火とネギ、それにタレが三位一体となって引き立てている。
このネギとタレ、最高。鋭いパンチがボディに食い込んでくる。

これは文句なしにうまい。

梨門邸

新玉ねぎの炭火焼き。
普段なら脇役や引き立て役に徹するような玉ねぎも、ここの炭火にかかるとそれだけで甘さを引き出されて、一気に主役級に躍り出る。

この玉ねぎもめちゃくちゃうまい。
京料理、おそるべし。

梨門邸

こんなん出されたら日本酒しかあり得ません。
メニューに立山の文字を見つけたらば、富山人としては頼まざるを得ない。そしたら竹筒に入って出てきました。

まさかこの京都でふるさとの味に、しかもこんな乙な飲み方で巡り合えるとは。

梨門邸

そうすると富山繋がりで白えびのかきあげが食べたくなるというもの。

でも一般的に富山界隈で食べられる白えびのかきあげって殻ごと揚げるから、おいしいんだけど殻が口の中に刺さって痛いのと表裏一体なんですよね。
それに対してこの店のかきあげは殻や髭を取ってから揚げてあるようで、ふっかふか。こんな幸福な白えびのかきあげ、富山でもそうそう食べられんぞ。

梨門邸

このかきあげに合わせるのは万願寺とうがらしの炭火焼き。
みずみずしさを保ったまま焼かれた万願寺の甘みがじゅわっ、と噴き出してきて、これもうまい。

梨門邸

そこからいきなり洋食方面に転換して、デミグラスソースのハンバーグ。これも炭火焼き。

炭火焼きなのにほわほわ食感のハンバーグに、ちゃんと炭火の香ばしさ。そこに絶妙なうまさのデミグラスソース。なんじゃこりゃ、そのへんのハンバーグ専門店が裸足で逃げ出しそうなほどうまい。近所でランチをやってたら毎日でも通うレベル。

くうう、たまらん。

梨門邸

いかんいかん、あまりのうまさに我を失ってしまった。
ここは竹の子の木の芽焼きをいただいて自分を取り戻そう。

そうそう、これですよ。
炭火でじっくりほっこり、たまらないな。

梨門邸

日本酒を続けているとどんどん我を失っていきそうだったので、ここらで焼酎にスイッチ。麦焼酎「つくし」の黒をロックで。

京都の夜を堪能してる俺。うまい料理と向き合える時間は、何事にも代えがたき幸せ。
食べ終わるのが名残惜しい。

梨門邸

さあ、ラストスパートで土鍋ご飯、いこうじゃないか。

まずは鶏ごぼうの土鍋ご飯。期待に違わず、鶏肉とごぼうのうまみがご飯にじっくりと染みわたっている。
ああ、優しい。うまさが心にしみてくる。

梨門邸

そして最後においでなすった、御大登場。
甘鯛(ぐじ)の土鍋ご飯。

蓋付きで出てくるこのもったいつけた感がなんともニクい。
いかなるや、ぐじごはん。

梨門邸

おおおおお、美しい。
雅な風情漂う、この紅色。

土鍋から立ち上ってくる香りの時点でもう既にうまい。

梨門邸

おお、おおおおお、これはまた。うまいなあ...。

土鍋炊きの銀シャリと炊かれると、もはや無敵のうまさ。
ぐじの優しいうまみがご飯に移って、しみじみとうまい。日本人で良かったという感情が自然と湧いてくる。

梨門邸

最初から最後まで、例外なくどれもうまかった。
これだけうまい料理と落ち着いた雰囲気、そりゃあ話と酒が弾むわけだ。

京都の味の長い歴史が、ここには温かく引き継がれている。
感謝の気持ちしかない。

ああ、いい晩飯だった。
次に京都に来る機会がいつかは分からないけれど、そのときはまたこの店に来たい。

本当にごちそうさまでした。

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投稿者 B : 23:56 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2019/03/03 (Sun.)

東京都葛飾区柴又のうな重

「夢にまで見たうな重、発見」

柴又

Season7 をコンプリートして以来久しぶりとなる未開拓の聖地巡礼のため、はるばる葛飾柴又までやってきました。ええ、昨年のドラマ『孤独のグルメ』大晦日スペシャルで生ドラマパートの舞台となった地です。

東京に住んで二十年以上になるけど、柴又に来たのはこれが初めて。世代的に寅さんもまともに観たことがないし、こういう機会でもなければ来ることはなかったことでしょう。

柴又

柴又って駅からほんの徒歩数分で帝釈天があるのね。
駅前からしてもう参道だし、道沿いは完全に昭和が動態保存されているかのような佇まい。歩いているのは年配の人が多いけど、浅草なんかと違って外国人観光客はほとんどいないし、古き良き日本が感じられる。

そんな参道の入り口近くに構えているのが、こちらのお店。

料亭 ゑびす家

ゑびす家

ドラマでは大晦日の深夜でも営業している風の扱いだったけど、普段はそんなことはなく、不定休かつ 18 時ラストオーダーということで平日に来るのはハードルが高い。というわけで、まず間違いなく営業しているであろう休日の昼間を狙って来ました。

鰻を焼く匂いの破壊力、たまらんな~。
今年はまだ鰻、入れてない。

ゑびす家

店先に並んだメニューには川魚系が目立つ。ああ、江戸川で獲れるからか...いかにも江戸の庶民料理らしい。こどグル的には、原作の赤羽まるます家回を思い出させる字面でもある。

見てたらもう我慢ならなくなってきた、店に入ろう。
空腹も寒さも限界だぞ。

ゑびす家

店内、外観に負けず劣らず歴史を感じる。
古い木造建築の匂いがどことなく幼少期を過ごした実家を思い起こさせるような...。よくわからないけど、なんだか懐かしく、落ち着く感じ。

ゑびす家

ランチタイムをとうに過ぎた時間帯だったから混んではいなかったけど、残念ながらゴロー席の隣に先客がいて、空いてるのにわざわざ隣に座るのも変な感じがしたので、ゴロー席を斜めに臨む位置に着席。
別の席にはいかにもな一人客。ああ、お仲間ですね(笑

ゑびす家

振り返ると、そこは生放送で久住先生が座っていた座敷席。
座敷の向こうにはちょっとした日本庭園っぽいのも見えます。

ゑびす家

ま、鰻が出てくるまでの間、熱燗でも飲りながら待とうじゃないの。
こうなると自分はゴローちゃんというよりも劇中の前田さん(伊東四朗)的な位置づけになっちゃった...飲んべえはいつだっていい気なもんだ。

銘柄でも熱燗でもなく「お酒」と頼むとこれが出てくるのが、こういう昔ながらの店らしいところ。昼間っから飲む熱燗が、喉の奥をチリチリと刺激しながら胃に落ちていく感覚がたまらない。
よ~し、よし。

ゑびす家

特にアテもなく日本酒だけチビチビ飲んでいたところ、本命のうな重がおいでなすった。
待ちかねたぞ~。慌てて頼んじゃったけど、奮発して上にすれば良かったかな?

さておき、いただきます。

ゑびす家

おぁ~~~っ。ふっくらと柔らかい鰻。ほわほわ。

これ(並)で 3,500 円というのはちょっと高い気はするけど、この鰻不足の折、本来は料亭をやっている店でこの値段なら納得するほかない。

ゑびす家

そういえば鰻不足がニュースになるようになってからなんとなく食べづらくなって、去年は一度も鰻を食べなかったような。久しぶりなこともあって特に感動。
脂の乗り具合も、タレも完璧。今年最初にして、最高においしい。

ゑびす家

うな重には当然肝吸いもセット。
肝吸いの滋味、これもまた落ち着く。

そして隣の席では川魚定食で瓶ビールを飲っているお客さんが。
鯉こく、常連...俺は、夢でも見ているようだ。
まさかとは思うけど、夢なら醒めないでくれ。

ゑびす家

ああ、久しぶりのうなぎ、おいしかった。
熱燗込みでランチに四千円、つい大贅沢をしてしまった。

ところで劇中では放送終了間際にゴローちゃんが草だんごを頼もうとするシーンがあったけど、私は次の予定をもう決めてあるんだ。

柴又

そんなわけでゑびす家を出た後は、参道を奥の方に進んでみました。
とはいえさほど長いわけでもない参道、ほんの数分歩いたところで帝釈天の直前にあるこの店にたどり着きます。

柴又帝釈天 亀家本舗

亀家本舗

ゴローちゃんと前田さん(というかまんま伊東四朗)がミニドラマパートを演じていた甘味屋「亀家本舗」。店先は持ち帰り用のだんご屋になっているけど中が飲食店になっていて、ドラマはこの中と屋上を使って収録されていた模様。

亀家本舗

店内の入口にはガラスケース越しにさまざまな食品サンプルが。帝釈天参詣の帰りの甘味としてこういうの見せられたら確かにソソるかも。
柴又の名物の一つが草だんごということで参道沿いには無数のだんご屋が並んでいるけど、帝釈天の真ん前にあるこの店が最も存在感を発しています。

亀家本舗

店内、そうとう寅さん推し。さっきのゑびす家も含め、この界隈の店は映画の撮影に使われるなど寅さんにゆかりのある店が多いようで、どこもかしこも寅さん一色。私は世代じゃないからイマイチありがたみが分からないけど、これはきっと自分にとってのルーク・スカイウォーカーやマーティ・マクフライの衣装みたいなもんなんだろうな(笑。

亀家本舗

着席。あれ?壁の短冊メニューには確かに見覚えがあるけど、店内のレイアウトが劇中とは違うような。ああ、ドラマでは二階の店舗が使われていたということですかね。でもまあ雰囲気はそのものだし、まあいいや。

亀家本舗

そんなわけでうな重の後のデザートは、アイス草だんごにしてみました。
シンプルに草だんごでも良かったけど、熱燗であったまった身体にはアイスのひんやりが欲しかった。他のお客さんも軒並みアイス草だんごを食べているようで、人気メニューじゃないですか。

亀家本舗

あえて草だんごとあんこ、アイスをまとめて食べてみる。
それぞれ種類の違った甘さが渾然一体となって、単体で食べるよりも複雑なおいしさを形成している。これは確かに、普通の草だんごよりもアイスつきのほうがおいしいかも。

食べている間に、さっき近くの席で鰻を食べていたおじさんがこちらのお店にもやってきました(笑。やっぱり同業者(ぉ)でしたか...。

亀家本舗

巡礼後には軽く帝釈天参りもして、初めての柴又を堪能。
近年の東京からは失われつつある昔ながらの東京らしさを満喫できて、楽しかった。

ドラマのほうは今のところ Season8 のニュースも出てきていませんが、まずは近いうちに大晦日スペシャルの京都・名古屋へ巡礼に行ってこようと考えています。

ごちそうさまでした。
今年も健康で、もりもり食べられますように。

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投稿者 B : 20:56 | Gourmet | KODOGURU | Lunch | Sweets | コメント (0) | トラックバック

2019/02/06 (Wed.)

鳥越 居酒屋まめぞ その 8

「今日は居酒屋系に引っ張られず、あの生ハムをカンテラにして、イタリアンの道を進んでみよう」

居酒屋まめぞ

またしても来てしまいました鳥越。いつもの「まめぞ」さんですが、なんと今回で(ランチ含め)八回目の訪店。別に近所に住んでいるわけでもないのに、我ながら通いすぎです(笑。
『孤独のグルメ』登場店で私がリピートした店はたくさんありますが、さすがに八回も来ているのはここだけ。もちろんおいしいのもあるんですが、何度来ても飽きない味やメニューの豊富さ、気取らず落ち着ける雰囲気も含めてこの店が大好きです。

居酒屋まめぞ

居酒屋まめぞ

今回は夜としては初めてのカウンター席。ちょっと狭いけど、劇中ではゴローちゃんも久住さんもカウンターだったし、これはこれで嬉しい。

一杯目はいつものまめぞハイボールに、お通しは生ハムでした。
ちなみに近年のハイボールブームで国産ウィスキーの原酒不足がニュースになっていますが、このまめぞハイボールに使われている「富士山麓」も今年の三月で終売とのこと。このハイボールが飲めなくなってしまうのかあまりに心配だったのでおかみさんに聞いてみたところ、「まさに最近次のウィスキーを何にするか選定してる。と同時に富士山麓の在庫を必死になって確保してる」とのこと。どうやら仕入先の酒屋さんでは既に入荷終了してしまい、コンビニやスーパーで見かけるたびに買っているそうです(笑。我が家も自宅ではこの店に倣って富士山麓でハイボールを作っているので、次の銘柄が決まった頃にまた飲みに来よう(ぉ

居酒屋まめぞ

これに合わせるつまみはまめぞサラダから、

居酒屋まめぞ

干しホタルイカ。結局こうやって注文がとっちらかっちまうのがこの店だけど、それもそれで楽しい。
ホタルイカといえばそろそろ旬ですね。干しもいいけど、刺身、酢味噌、沖漬け...食べたいなあ。

居酒屋まめぞ

さらに鳥の唐揚げを投入。
もはや完全にのんべえの手先になってしまった。

でもやっぱりこの店の揚げ物、全然しつこくなくておいしい。

居酒屋まめぞ

この店の揚げ物といえば、絶対に外せないのがアジフライ。
「今日のは特に大きいから一人一枚だとお腹いっぱいになっちゃうかも。大丈夫?」と訊かれたのをスルーして一人一枚注文(笑

これがまた過去最大級に大ぶりのアジフライ!
...しかしあまりに興奮した結果、写真を撮らずに食べてしまうという痛恨のミス(ぉ

いや、でも、マジでおいしかった。
このために乾杯をビールではなくハイボールにして、このアジフライ専用飲み物を最高のタイミングに持ってきた甲斐はありました(ぉ

居酒屋まめぞ

そしてこれも外すわけにはいかないサーモンの粕漬け。
見た目は単なる焼き鮭にしか見えないけど、普通の塩鮭とはひと味もふた味も違う奥行きのある味。ビールやハイボールを飲んで良し、だけどつい白飯が欲しくなってしまう味でもある。

居酒屋まめぞ

こう来たら日本酒で迎え撃つしかないわけです。
この店の定番、岐阜の銘酒「若葉」。

居酒屋まめぞ

そこに自家製ピクルスで味覚を軽くリセットしたら、

居酒屋まめぞ

季節限定牡蠣のクリームパスタですよ。
定番の明太クリームもいいけど、牡蠣の旨味を味わえるこのクリームパスタもまた絶品なり。麺が居酒屋パスタによくある茹ですぎのじゃなくてちょい固めに茹でてあるのも嬉しい。

居酒屋まめぞ

ふとカウンターに目をやると、銘品ウィスキーたちがズラリ。しかもちゃんとしたバーで飲んだら絶対にこんな値段じゃ飲めないって金額が、無造作にマスキングテープで貼ってある(笑。

居酒屋まめぞ

そーなるとこのウィスキーでソーダ割りを作ってもらっちゃったりするわけです。

もう何回も来ているはずなのに、毎回違う楽しみがあるのがこの店の奥深いところ。

居酒屋まめぞ

再び粕漬けのうまみを感じたくなって、今度は明太子の粕漬け。
明太子なのに辛味がグッと抑えられ、うまみ成分がグッと立ち上がってきているのが面白い。そしておいしい。

居酒屋まめぞ

で、〆は当然この最強カツサンド!
これだけ飲み食いした後でもスルッと入ってしまう不思議なうまさと軽さ。「カツサンドは別腹」というパワーワード。

中の豚肉がまた柔らかくて、軽く歯を立てただけで繊維質がプツプツ切れていくのを感じながら、独特の甘味あるソースとサクサクの衣を味わえるのがいい。
実はさらにお土産用も買って帰ったんですが(笑)、やっぱりお店でできたてを食べるのが最高です。

居酒屋まめぞ

はー、今回も最初から最後までおいしかった。マスターやおかみさんとちょいちょい会話できるカウンター席、いいですね。
ちなみに隣で一人酒を決めていたおじさんは、何年か前の年末年始一挙放送でドラマのファンになってから巡礼しているそうで、そういうファン同士のコミュニケーションが取れたのも嬉しかった。

なお、居酒屋まめぞは今度の土曜深夜にテレビ東京系『二軒目どうする?~ツマミのハナシ~』という番組で紹介されるようです。またしてもテレ東深夜枠(笑)。テレビに出たらまた予約が取りづらくなりそうだから、放送前にもう一度くらい行っておきたい気もします。

またしてもごちそうさまでした。
今後も懲りずにまた来ます。

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投稿者 B : 22:56 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2018/12/26 (Wed.)

せんげん台 厨 Sawa 再訪

「この店を思い出した俺、殊勲賞」

厨 Sawa

以前食べたあの味がどうしても忘れられず、久しぶりに埼玉県越谷市千間台へとやってきました。『孤独のグルメ』に出てきた店で繰り返し訪れたい店は数あれど、たぶんこの店は歴代登場店の中でも五本指に入れたくなるほどおいしかった。折に触れては思い出していたものの、ちょっと気合いを入れないと来れない立地だけに機会がありませんでした。今回、カキとシチューがおいしい季節になってきたこともあり、満を持して再訪。

厨 Sawa

厨 Sawa

平日の開店直後に来てみたところ、並ばず入店できました。さすがに一頃の大混雑は落ち着いたようです。
店内、シチュー推し。おすすめ限定ランチメニューもシチューがずらりと並ぶ。どの名前も、食欲を煽ってくるなあ~。

他のお客さんは奥様グループがいくつかという感じ。近隣のマダムっぽいけど、地元にこんな店があって普段からママ会、ランチ会ができるとはうらやましすぎる。日常的にこんなにうまいものを食べてるなんて、家族はこんなオカアサンを全然知らないのかもしれない。

厨 Sawa

こちらはレギュラーメニュー。放送後しばらくはメニューを限定して営業していたようでしたが、現在は通常メニューが復活。
一つは最初から決めてあるけど、他をどうしようか。どれも魅力的すぎて迷ってしまう。

厨 Sawa

まずはブルスケッタから始めよう。

ちょいニンニクの効いた、それでいてトマトが爽やかなブルスケッタ。
おいしいけど、でもこれは一枚だけ食べて残りは後のために取っておきますよ。

厨 Sawa

そして、カキのムニエル。前回来てから、この味を二年半あまりも恋い焦がれていたんだ。
この香り、やばすぎるっしょ。

厨 Sawa

プリプリトロトロのカキの、縁のところだけちょっとカリッと焦がしてある感じがうれしい。
そこに香ばしい焦がしバターと、松の実。
今まで、これ以上に幸福を喚ぶカキがあっただろうか。本当に幸せな味だ。

...誰もいなかったら、泣くかも。

厨 Sawa

そこにこれですよ。オイスターブルスケッタ。
焦がしバターとニンニクの相乗効果で二倍以上にうまい。バターソースを吸ったパンもたまらない。

この食べ方を発明してくれたゴローちゃんに、改めて敬意を表したい。

厨 Sawa

メインは牛ホホ肉のハヤシのオムライス(数量限定)。
牛ホホ肉のシチューとオムライスで迷った挙げ句、両方一気に味わえそうなこれを頼む欲張りさん。
オムライスの上に牛ホホ肉とエリンギが載っていて、たっぷりシチューソースもかかってる。

厨 Sawa

オムライスは一見オーソドックスながら、卵のフワフワ感が素晴らしい。
ビーフシチューベースのソースはうまみと酸味のバランスがちょうど良く、そこにトロトロ牛ホホとエリンギのコリコリという異なる食感。

おいしいです、ほんとに...これ。

厨 Sawa

うーん、昼間っから大贅沢をしてしまった。
でもこの余韻をいつまでも味わっていたくて、食後のコーヒーで一服。


本当に、今回も全部おいしかった。
お会計のとき、おかみさんが「カキブルスケッタおいしかったですか?ゴローさんもやってましたよね」。巡礼者だってことバレてる(そりゃバレるわ)。ええ、本当においしかったですよ。

南東京からだと遠いけど、ここはまた何度となく来たい店。ビーフシチューや海の幸のシチュー、コキールも食べてみたいし、アメリカンソースのオムライスもまた食べたい。食べたいものが本当にたくさんあるんだ。
次の機会があるなら、今度は誰かを誘ってきてみようかなあ。

ごちそうさまでした。

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投稿者 B : 22:56 | Gourmet | KODOGURU | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2018/12/06 (Thu.)

鳥越 居酒屋まめぞ その 7

「この穏やかな喧噪。生き生きした商店街は、歩いているだけで元気がもらえる」

佐竹商店街

浅草で写真を撮った後、お昼ごはんを食べに浅草橋のほうまで脚を伸ばしてきました。同じ「浅草」とついていても、ついでというにはちょっと距離のある位置関係だけど、どうしても「あの店」で食べたい気分になって。

あの店にはいつも浅草橋方面から行くので、新御徒町方面にある佐竹商店街をじっくり歩いたのはこれが初めて。なかなか味のある商店街で楽しかったんですが、その話はまた改めて。

おかず横丁

いつも来るときは夜ばかりでほとんどのお店が閉まっている「おかず横丁」も初めて営業時間中に訪れることができました。こういう味噌や漬物、グッと来るじゃないか。

そして今回わざわざやって来たのはもちろんこのお店。

居酒屋まめぞ

居酒屋まめぞ

ついこないだ来たばかりではあるけど、前々から一度ランチタイムに来たいと思っていたんですよね。

私が入ったのはお昼前でしたが、正午過ぎには外に待ちが出るくらい、昼間から人気店のようです。

居酒屋まめぞ

今回は初めてカウンターに着席。マスターの仕事ぶりを目の前にできるのが嬉しい。
効率的に積み上げられた小皿の山と、その前に並べられた猫グッズの対比もまた楽し。

居酒屋まめぞ

初のランチメニュー。揚げ物を中心に豊富な品々が並んでいて、目移りしてしまう。
夜にだいたい食べて味を知っているだけに、どれも名前だけで強烈に食欲を煽ってくる。

居酒屋まめぞ

手書きの日替わりらしきメニューにもソソられるなぁ~。
王道ロースカツ、季節ものカキフライ、それにうまいのは経験済みのメンチカツ。いずれも甲乙つけがたし。

しかしここは初志貫徹、アレを頼むのが今の自分に課せられた使命だ。すいませ~ん。

居酒屋まめぞ

...ということで出てきたのが、定番中の定番・アジフライライス。なんせここのアジフライはドラマ『孤独のグルメ』本編に出てきたパスタとカツサンドを超える勢いのおいしさで、今までの自分のアジフライ人生最高のアジフライと断言してもいいレベル。これをビールアジフライ専用飲み物と一緒にいただくのももちろんいいんだけど、定食で白飯と一緒に食べたら絶対うまいという確信がありました。

居酒屋まめぞ

刺身用のアジを使った大ぶりアジフライに、特製ソースをたっぷりかけていただきます。

サクッと軽い食感の衣の中に、フワッフワのアジ。そのうまみをフルーツの甘味あるソースが増幅して、えもいわれぬうまさ。
さらにそれを白飯で追いかける悦び。人生において、こんな幸福な時間があろうか。やっぱりここのアジフライは、シラフで食べても最高にうまい。

居酒屋まめぞ

味噌汁は具だくさんの豚汁的なやつ。
ちょっと濃いめの味付けで、午後からもがんばろうという元気を与えてくれる味。

居酒屋まめぞ

さらに定食のサイドオーダー、「ひとくちカレー」100 円。
実は最後までアジフライにするかカツカレーにするか迷ってたんですが、このひとくちカレーがあったことで全て解決しました(笑

居酒屋まめぞ

「ひとくち」と言いながら、ご飯一膳分くらいはしっかり食べられそうな量のカレー(上の写真でもまだ全部は使っていません)。
味のほうは、この店の特製ソースにも通じる、フルーツっぽい甘味を感じるマイルドでコクのあるカレー。それでいて、後からスパイス感が追いかけてくるタイプ。

そうそう、こういうカレー、好きな味。こういう味付けならばこの店の軽いフライ類のうまさを引き立てるに違いない。
カレーライス部分だけおかわりしたくなりました。

居酒屋まめぞ

まめぞのランチタイム、期待に違わぬうまさだった。
メニューの種類も豊富だし、会社の近くにこの店があったら毎週五日は通うに違いないんだけどなあ。
今度お昼に来る機会があったら、今度はガッツリカレー、メンチでいってみたい。

この店にはまた行きたいというリクエストをいくつかいただいているので、次は新年会がてらにでも来ようかな。

ごちそうさまでした。

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