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2019/07/23 (Tue.)

劇場版『G-レコ』正式発表

劇場版「ガンダム Gレコ」第1部「行け!コア・ファイター」19年秋公開決定 - AV Watch

(↑動画はテレビ版先行上映時の予告編です)

富野由悠季監督の『ガンダム G のレコンギスタ』劇場版の展開が正式に発表されました。

以前から小出しに情報は出ていましたが、今回ようやく劇場公開日が発表された格好。結局テレビ版の再編集に新規カットを追加するという作り方になるようですが、なんと五部作の分作になるとのことです。むしろ 2 クールかけたテレビ版でさえあれだけとっちらかっていたのに劇場版 5 回で収拾つけられるの?という不安があります(笑

私は G-レコはテレビ版の先行上映で最初の三話を観た時点では「これはこれでアリ」と思っていたんですが、途中からだんだん辛くなってきて最後は完全についていけなくなっていました。G-セルフをはじめとしたモビルスーツのデザインはけっこう好きだったし、近年重いテーマを扱いがちなガンダムシリーズの中で軽めの作風も期待していたんですが、気分でフラフラしてるだけに見える主人公や軸の見えない物語が受け付けなかったなあ...。

またテレビ版の時点で富野監督が「子ども向け」と明言しているのに深夜帯の放送というチグハグさが気になっていましたが、今回も『NT』や『閃ハサ』などの宇宙世紀シリーズに比べればサンライズのプロモーションにやる気が感じられないのが気になる。想像ですが富野監督がやりたがっているのを無碍にもできないけど、商業的には失敗しないよう慎重に進めている...という印象。あの『THE ORIGIN』でさえビジネス面をシビアに見た結果一年戦争編の制作をしないと判断したサンライズなら、この劇場版 G-レコも興収次第で五作作らずに終了する可能性も十分あるように思えます。

現時点で公開されている場面写によるとモビルスーツ関連の作画は気合いが入っているように見えますが、シナリオは再編集レベルではちょっとどうにもならないんじゃないですかね。マクロス(ファースト)のテレビ版と劇場版レベルでの構成変更が必要だと思います。でも近年の富野監督の発言をみる限りでは、今回のリメイクで飲み込みが良くなるとは思えない。とりあえず一話は劇場に観に行くつもりではいますが、どうするかなあ...。

投稿者 B : 23:00 | GUNDAM | Movie | コメント (0) | トラックバック

2019/05/25 (Sat.)

機動戦士ガンダム NT Blu-ray 豪華版

一般販路で購入した方のところにはフライングで届いたようですが、プレミアムバンダイで豪華版を購入した私には発売日(昨日)とどきました。

機動戦士ガンダム NT Blu-ray 豪華版(4K ULTRA HD Blu-ray 同梱)

機動戦士ガンダム NT

Blu-ray 豪華版は一万円超えとさすがに高価かったですが、買っちゃうんだなあ、これが!(←)今年こそ 4K 環境を導入したい自分のモチベーションを高める意味で UHD BD 同梱の豪華版以外の選択肢はありませんでした。
でも UHD BD が直販限定ってのはちょっとあこぎなことだと思うし、高価で割引きもない直販で買っているのに通常販路で買った人よりも後に届くというのは何だかなあ。せめてフライング販売と同日かちょっとくらい早く届けてくれるくらいの特典があっても良いのではないでしょうか。

機動戦士ガンダム NT

一枚目の写真ではめちゃくちゃ分厚いボックスに入っているように見えますが、BD と特典冊子が入っている金色の箱は実際にはこの半分弱。この金箱の中に一般売りと同じスリーブケースに入った 2K BD+特典ディスク、UHD BD+ドラマ CD、それと設定関連の冊子二冊が収まっています。スリーブケースは『UC』と同じデザインテイストになっているのが良いですね。このイラストでナラティブガンダム C 装備が思いっきりネタバレしてるのはどうかと思うけど(´д`)。

さておき、本編。クオリティ向上が図られたという作画に関しては、劇場公開時に感じられた(特にキャラクター周りにおける)作画の崩れが随分修正されているようで、全編を通して特にひどい作画崩壊シーンは見受けられませんでした。あとは単に私がこの金世俊氏のキャラクターデザインをあまり好きではないということだろうなあ...。

機動戦士ガンダム NT

豪華版パッケージの半分あまりを占める箱に収められていたのは、本パッケージ限定の FW GUNDAM CONVERGE ナラティブガンダム B 装備 パールメタリック ver. でした。私は今まで GUNDAM CONVERGE にはあまり興味がなかったんですが、SD ガンダムとはまた違った方向性でデフォルメされているこの感じ、悪くないですね。

機動戦士ガンダム NT

両腕に装備されているシールドはよく見ると『UC』でゼネラル・レビルに配備されていたジェガンや『F91』版のジェガンの装備品のカスタム版。『NT』の劇中でもナラティブガンダムの装備がユニバーサル仕様であるという台詞がありましたが、新造機ではなくルオ商会が不死鳥狩り作戦のためにあり合わせを用意した MS であることがこういう部分から感じられます。『UC』と『NT』の MS 群は前後の作品との技術的な継続性を意識して設定されている部分が多くて、ガノタ的には分析のし甲斐があるところ。

それと付属のドラマ CD について。『機動戦士ガンダム UC episode EX2 獅子の帰還』というタイトルを冠した、黒き獅子=リディ・マーセナス視点での『UC』後のストーリーが音声のみで描かれています。『NT』でミネバ・ザビとメガラニカがジオン共和国に身を寄せていた経緯やユニコーンガンダムとバンシィが解体封印されたいきさつなどを含む 40 分弱のエピソード。『UC』後のリディが一時的に『NT』にも登場したイアゴ隊に所属していたという設定や、アルベルトやカイ・シデンとの絡み具合がなかなか良い。しかしあんなことがあった後でもリディは相変わらずバナージにコンプレックスを抱いたままなのが、やっぱりリディだなと(笑)。そしてリディはやっぱり最後にそこに「帰還」するんですね...。
『NT』とこのドラマ CD を通じて、今後制作されるという『UC2(仮)』がどんな方向性のものか何となく想像できてきた気がしました。しかし同時並行的に『閃ハサ』のマフティー動乱が起きるわけだし、その後は『F91』に繋がっていくことを考えると持っていけるオチは選択肢が多いわけではありません。どんな物語になるんでしょうか。

しかしその前に次は今年末から公開される『閃ハサ』ですね。これはこれで救いようのない原作をどう映像化していくのか不安でもあり、楽しみでもあります。しばらくは『NT』をリピートしながら続報を待ちたいと思います。

投稿者 B : 21:39 | GUNDAM | Movie | コメント (0) | トラックバック

2018/12/01 (Sat.)

機動戦士ガンダム NT @新宿ピカデリー

昨日公開された劇場版新作、初日朝の回でさっそく観てきました。

機動戦士ガンダム NT(ナラティブ)

機動戦士ガンダム NT

『機動戦士ガンダム UC』の続編として制作された完全新作アニメ。続編とはいっても小説『不死鳥狩り』をベースに話を膨らませたシナリオで、あくまで『UC』の外伝的な作品ではあります。

『UC』同様に福井晴敏が脚本を手がけ、サンライズ第 1 スタジオが制作を担当する『UC』の続編とあっては期待も高まるものですが、外伝ゆえに本編のスケールを超えるものではないこと、そして何よりキャラクターデザインがガンダム作品としては近年まれに見る駄作だった『Twilight AXIS』の人、ということで期待値を下げて観に行きました。

結果...期待していたよりずっと良いじゃないですか。ストーリーは『不死鳥狩り』から大きく逸脱するものではないためだいたい想像通りではあったけど、90 分という尺の中に濃密に詰め込まれた映像の熱量は『UC』のそれ。劇伴は澤野弘之がオケ主体だった『UC』の楽曲に電子音を加えて発展させたビート感の強い楽曲が多く、映像の濃さを増強しています。そして終盤に登場するサプライズは『UC』ファンへのサービスに満ちていて、かなり満足度の高い作品に仕上がっています。
モビルスーツ戦は CG ベースで動きが軽かった『THE ORIGIN』とは違い、重さを感じる手描き主体のアクション。『UC』以上にスピード感があって圧倒されます。一方でキャラクター作画は『Twilight AXIS』同様に微妙...顔が崩れているように見える作画も多くて、ここだけは作り直してほしいレベルで不満。特に旧作にも登場しているキャラは顔が薄くなっていて、違和感が強いです。
しかしそれを差し引いても「面白かった」と言えるだけの濃さがある作品だと感じました。

原作『不死鳥狩り』は『UC』とほぼ同じ時間軸において、スタークジェガンという量産機で非ニュータイプパイロットがフェネクスを追う...というのが良かったんですが、本作では主役機としてナラティブガンダム、ライバル機としてシナンジュ・スタインと II(セカンド)ネオ・ジオングが登場します。まあ映像化するにあたっては新型のガンダムを登場させないわけにはいかないというサンライズ/バンダイ側の都合はあるのでしょうが(笑)、フェネクス捕獲作戦にガンダムタイプ(というかサイコフレーム搭載型)の MS が必要だったというのはちゃんと理由が用意されてあり、納得できるところ。
一方でシナンジュ(スタイン)とネオ・ジオングに予備機があったという設定はさすがに苦しいとは思いますが、ルオ商会の差し金というやや苦しい伏線は用意されています。まあ『UC』のクライマックスでネオ・ジオングを出した以上、それに匹敵するラスボスを用意する必要があったんだろうし、『UC』のラストバトルはあまり戦闘になっていなかったから改めてユニコーンタイプとネオ・ジオングをガチンコ対決させたい...という制作側の欲求もあったのだろうと思います。ゆえに終盤の展開が『UC』の焼き直しになった感は否めませんが、ナラティブガンダムの換装ギミックをうまく使ったメカニック的なサプライズが二度仕込まれていたのはなかなかアツい展開ではありました。公開直前まで隠されていた「C 装備」がああいう形だとは思わなかった。

いやあ面白かったです。特に戦闘シーンには迫力があり、もう一度堪能しつつ分析的に観てみたい気もします。上映期間中にリピートしようかと思っています。

投稿者 B : 22:22 | GUNDAM | Movie | コメント (0) | トラックバック

2018/11/21 (Wed.)

GUNDAM 40th

動く実物大ガンダム'20年夏に横浜で公開、ORIGIN TV放送、閃光のハサウェイ劇場版 - AV Watch

来年のガンダム 40 周年を控えて今後のガンダムシリーズの展開が発表されました。
主な内容は以下の通り。

  • 「ガンダム GLOBAL CHALLENGE」(動く実寸大ガンダム)の成果を 2020 年に横浜で公開
  • 『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』をテレビシリーズとして再構成し、2019 年 4 月から NHK で放送
  • 『機動戦士ガンダム 00』舞台化
  • 「ガンダムビルドシリーズ」の新作を制作中
  • 劇場版『G のレコンギスタ』を 2019 年に上映
  • 『閃光のハサウェイ』を劇場版アニメ三部作として制作

「ガンダム GLOBAL CHALLENGE」は最初にプロジェクトが発表・公募開始されてからちょうど三年が経ちました。本来のスケジュールでは 2016 年 9 月には基本設計プランが決定しているはずでしたが、公式サイトによると本日時点で採用に至ったプランはないとのこと。公開まであと二年しかないのに本当に大丈夫なんですかね?個人的には、最終的にガンダムが立って歩くようなものではなく、せいぜい上半身の一部を動かす程度でお茶を濁すんじゃないかと予想。お台場ユニコーンだって完全変身を実現できていないわけだし、正直あまり期待していません(´д`)。

『THE ORIGIN』テレビシリーズの話はちょっといきなりで驚きました。『UC』もまさかのニチアサ枠でテレビ放映されましたが、もともとテレビを想定していない作りだったので各エピソードがぶつ切りになっていた点に強い違和感がありました。『ORIGIN』も OVA 全 6 話を 13 話のテレビアニメとして再構成するとのことですが、どう切るんですかね。民放と違って放送枠の調整の自由度がある NHK なら、毎回少しずつ尺が違うように区切っても成立するということなのかもしれません。私は劇場と OVA でもう何度となく観ていますが、放送されたらまた観ちゃうんだろうなあ(笑。

閃ハサ』の三部作による映画化は半年前に予告されていた通りで、今回は Ξ ガンダムとハサウェイ・ノアをフィーチャーしたキービジュアルが公表されたのみ。原作小説はあまりスケールの大きな作品ではなく、終盤の展開は劇場アニメ化するにはキツい内容でもあるので、シナリオには何らかの手が加えられるに違いありません。『NT』だってアニメ化にあたってジオン残党が出てきたりしたんだから、今回もそんな感じで膨らますんでしょうね...。
また小説版は『ベルトーチカ・チルドレン』の続編として書かれたものであり、アニメ版『逆シャア』とは設定上繋がっていないことも考えると、『閃ハサ』の映像化はアニメ版『逆シャア』をふまえたものになるはず。そうすると、ハサウェイの性格や結末は小説とはちょっと変わったものになるのではないでしょうか。

劇場版『G-レコ』については期待していません(´д`)。あのテレビアニメを再構成して何とかなるものとは思えない。『新訳 Ζ』とは違うんですよ...。

40 周年にしてはどの企画も小粒という感が否めませんが、とりあえず『閃ハサ』は期待して良いんでしょうか。

投稿者 B : 22:40 | GUNDAM | Movie | コメント (0) | トラックバック

2018/08/17 (Fri.)

『機動戦士ガンダム NT』続報

機動戦士ガンダム NT、11月30日から90劇場でロードショー。特報映像も - AV Watch

『機動戦士ガンダム UC』の続編となる『機動戦士ガンダム NT(ナラティブ)』の続報が公表されました。公開時期と上映劇場、追加設定、特報映像が公開されています。

設定には連邦およびジオン側のパイロットに加えてミネバ・ザビやマーサ・カーバインらの情報が追加されており、原作小説『不死鳥狩り』から大きく内容を膨らませつつ『UC』世界との繋がりを強く意識したものとなっているようです。特にミネバは『UC』のラスト以降はメガラニカを拠点としているという設定がされており、その後どうしていたのかへの言及がありそう。ただ、そうするとユニコーンガンダムやバナージのその後についても触れないと不自然になるわけで、劇中では何らかの情報が明かされる可能性が高いでしょう。正直なところ『UC』の結末は大風呂敷を広げすぎた感があり、そこから『閃ハサ』までの間はファンの想像に任せておいた方が無難なのでは...と思っていましたが、ある程度明確に描くつもりがあるということのようです。

モビルスーツについてはジェスタやジェガンなど脇役の設定が公開されたのみですが、シナンジュ・スタインがどう使われるのか不明だったところが結局ジオン側の MS として出てくることが確定しています。本来の設定ではシナンジュ・スタインはアナハイムから「袖付き」に強奪され、外装とカラーリングの変更を経てフロンタルの乗機となった挙げ句『UC』のラストで崩壊したはずですが、この様子だと実は 2 号機が存在していたという話になりそうです。まあ小説『不死鳥狩り』のラスボスは例のアレだったわけで、それに代わるラスボスを出したい、かといってこの期に及んでジオンの新 MS を出すのも設定上不自然...となると、消去法でそういうことになりそうではあります。ナラティブガンダム自体が ν ガンダムの試験機という設定だし、その他の MS も旧作の使い回しだし、大規模な戦争がなく軍縮期だったという時代設定からすると、MS の設定が地味めになるのは致し方ない話。

小説『不死鳥狩り』では行方不明になったフェネクスが再び現れたのには目的がありましたが、アニメ版『UC』の世界線にはその目的そのものが存在しません。だからそのフェネクスの登場理由とニュータイプ神話の結論がどう描かれているか、が本作のキモになるはず。福井晴敏脚本なら整合性については不安はありませんが、あの『Twilight AXIS』と同じキャラクターデザインにはどうしても不安を感じてしまいますね。ミネバもなんか顔が薄いし(´д`)。
期待半分、不安半分ながら、あと三ヶ月あまり待ちたいと思います。

福井晴敏 / 機動戦士ガンダム UC (11) 不死鳥狩り

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2018/07/12 (Thu.)

機動戦士ガンダム THE ORIGIN VI 誕生 赤い彗星 [Blu-ray]

機動戦士ガンダム THE ORIGIN VI 誕生 赤い彗星 [Blu-ray]

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イベント上映から二ヶ月、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN VI』の Blu-ray の一般販売が開始されました。正確には明日が発売日ですが、我が家にはフライングで今日届いていました。劇場公開期間中に BD を発売してしまう映画すらある状況での二ヶ月待ち、というのはもはや長いという感覚すらあります。

今回がアニメ『THE ORIGIN』としての完結編。前作までは一年戦争編に向けた期待を煽っておきながら突然の終了宣言で、次が作られないとなるとやや萎えてしまうのが消費者心理の一つでもあります。また本作は前半が圧倒的な迫力を誇る戦闘シーンの連続だったのに対して、後半はドラマ中心でグワーッと盛り上げていく終わり方ではないところも、観終わった後にやや食い足りなさを感じる要因かもしれません。
ただ、原作となった漫画版『THE ORIGIN』の醍醐味は戦闘シーン以上に大河ドラマばりの人物描写や政治的駆け引きの表現にあり、そこが丁寧に映像化されているという点で後半の作りもまた素晴らしい。特に和平を求めるデギンの意向を受けた(ように見えた)キシリアがレビルの解放とマ・クベの派遣によって戦争継続を促すくだりとか、ラストシーンのレビル将軍のアジテーションに至る流れとか。I~III までがシャア・セイラ視点で描かれていたのが IV 以降は群像劇の性格を強く帯びてきた『THE ORIGIN』、その真骨頂が VI であると言えます。むしろサブタイトルももっと群像的というか、大過に至る止められない流れ...的なものの方が相応しいのではないかと思うほど。

それにしても過去編をここまで丁寧に映像化しておきながら、一年戦争編を作らないというのはつくづく惜しい。凝縮されたストーリーの方が歓迎される現代なら、過去編を三話くらいに凝縮してさっさと本編に入ってしまっても良かったのではとも思います。ファースト以上にキャラクターの深みを増したランバ・ラル、ハモン、ドズル、ガルマ、レビルらが活躍する一年戦争編が観たかった。
とはいえ、年齢的に安彦総監督で一年戦争を(現在のペースで)最後までアニメ化するのは時間的に難しいと思うので、そういう観点もあっての現体制でのプロジェクト終了ということなのかもしれません。希望的観測を言えば、『NT』『閃ハサ』『UC2』の映像化が終わった頃に『THE ORIGIN』をベースとした福井晴敏シリーズ構成・脚本によるリブートみたいな形で実現する可能性もあるのでは...と思っています。UC の続編三作品の反響次第で「UC でもっと稼げそう」になるのか「やっぱりファーストだ」となるのかが分かれそう。

とりあえず今は全編の BD リリースを記念して、今度の三連休あたりを利用して『THE ORIGIN』からファースト劇場版三部作までの独りマラソン上映会でも開催しようかと思います。

投稿者 B : 23:06 | GUNDAM | Movie | コメント (0) | トラックバック

2018/07/06 (Fri.)

GUNDAM、ハリウッドで映画化へ

「機動戦士ガンダム」実写映画化、サンライズとLEGENDARYが契約 - AV Watch

GUNDAM

唐突で驚いたニュース。サンライズが『機動戦士ガンダム』の実写映画化について米レジェンダリー・ピクチャーズと契約を結んだ、とのこと。

まじかーーー。アニメ作品の実写映画化は、邦画/洋画を問わず死屍累々の歴史だというのに、そこに手を出しますか。しかも実写版ガンダムといえば 20 年前に『G-SAVIOUR』をやって大失敗したはずなのに...と思ったら『G-SAVIOUR』はハリウッドじゃなくてカナダだし映画じゃなくてテレビシリーズだったんですね(明らかに地雷すぎたので観てない人)。『G-SAVIOUR』がガンダム 20 周年を記念して作られたのに対して、今回のハリウッド映画化はガンダム 40 周年の節目に製作されるというのだから、歳を取るわけだ...。

でもレジェンダリーといえば『パシフィック・リム』、『バットマン』シリーズ、『ジュラシック・ワールド』、『インターステラー』といった SF やファンタジー系の名作を多数生み出してきたスタジオなわけで、少なくとも映像のクオリティについては期待して良さそう。問題はどんな脚本にするのか。
イメージビジュアルに描かれているのは、地球の大気圏に何かの光が飛びこんでいく、あるいは大気圏から光が飛び出してくる様子。仮に宇宙世紀ガンダムシリーズに当てはめるなら、ルウム戦役におけるコロニー落としか「シャアの反乱」におけるアクシズ・ショックか...というところですが、既存作品との関連性も明らかになっていないので全く無関係かもしれません。というより、無関係であってほしい(笑。我々の知ってるガンダムとは別の物語、というアナザーガンダム状態であってくれたほうが、こちらとしても割り切って観れるというものです。

『THE ORIGIN』を一年戦争前で終わらせておいてこれかよ、というのが正直な感想ですが、お台場ガンダムの(主に外国人による)盛況を見るにつけ、今後もうパイが広がらないだろう国内ファン向けの商売よりも外に出て行くことを考えたくなるのは解らないでもありません。それならそれで、めんどくさいガノタも納得するものを作るか、めんどくさいガノタがぐうの音も出ないくらい商業的に成功して、実写版もシリーズ化するか、くらいまで振り切ってほしい。中途半端でみんなが不幸になるのだけは避けてほしいところです。

G-SAVIOUR -フルバージョン- [DVD]

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2018/05/05 (Sat.)

機動戦士ガンダム THE ORIGIN VI イベント上映 [LIVE ZOUND] @チネチッタ

『THE ORIGIN』アニメ化プロジェクトの完結編となる『誕生 赤い彗星』が劇場公開/配信開始されたので、初日の初回上映に行ってきました。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN

機動戦士ガンダム THE ORIGIN

いつもなら事前のプレミア上映会なり舞台挨拶つき上映に行くところですが、今回はプレミア上映会はなかったし忙しくて舞台挨拶回のチケットを取りそびれてしまったため、通常の上映で鑑賞。チネチッタの LIVE ZOUND シアターを利用しました。

「あのシャア専用ザク」の発艦シーンという最も盛り上がったところで唐突に終わった前作からの続き。ルウム戦役の戦端が開かれる場面から本作は始まります。あのラストシーンのテンションを引き継いで始まるから冒頭からそれはもうアツい。シャアが「赤い彗星」と呼ばれるようになった一騎当千の戦いぶりや専用武器で大暴れする黒い三連星も良かったですが、個人的には最後まで武人らしさを貫いたドズル・ザビの戦いぶりが良かった。やっぱり私は『THE ORIGIN』の中ではドズルかランバ・ラルが好きなようです(笑)今回、ランバ・ラルとハモンの出番はなかったけど...。

ルウム戦役の様子はファーストガンダムの劇中では過去の話として何度か登場するのみで、映像として本格的に表現されたのは今回が初めてでした(『THE ORIGIN I』のアバンタイトルでもさわりだけ描かれていましたが)。ガンダムシリーズの中でも珍しい大規模な艦隊戦と、機動性に優れるモビルスーツに連邦軍の艦船が翻弄される様子は一見の価値あり。まあ、シャアザクの動きは一年戦争当時のザクとしてはいくらなんでも動きすぎだろうというレベルだし、CG ベースの MS 戦は(技術の進歩によって随分クオリティが上がったとはいえ)全体的にまだちょっと軽すぎるように感じるし、違和感はあるもののこの高いテンションも相まって没入させられました。

ルウム戦の後は捕虜となったレビル将軍の脱走劇、ザビ家の確執、シャアがドズルから連邦の「V 作戦」調査を拝命されるまで等が描かれていき、一年戦争の本編への橋渡しが行われていきます。主に政治的な話に終始するため、戦闘シーンはほぼなく映像的には地味になるものの、様々なシーンで駆け引きが行われ、戦時中ということもあって画面にはずっと緊張感が流れます。前半の熱量と比べると抑え気味のトーンで進むので自分のテンションのやり場には困りましたが(笑)、終盤では後のホワイトベース・クルーに対して説明のテロップが添えられて「このまま『THE ORIGIN』の続編として映像化されることがなくなった」ことを示唆しつつ、ファーストガンダムの第一話に向かって状況が整理されていきます。
エンディング後にはついにホワイトベースが登場し、サイド 7 にてガンダムを受領しに向かうシーンが描きながら終幕。緊張から再びテンションを高めに来たところで締められてしまうのは、目の前で据え膳を下げられてしまったかのような飢餓感があります。劇場の客電が点灯する瞬間まで「終映後に一年戦争編アニメ化の発表がされるんじゃないか」という期待を捨てずにいたのですが、残念ながらそれは叶いませんでした。

しかし、本作の公開直前に掲載されたアニメイトタイムズの安彦総監督ロングインタビューによると、現場としては続きをやりたい意思はあり、売れ行きによっては今後の展開がまた変わる可能性があることを匂わせています。

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』安彦良和総監督インタビュー | アニメイトタイムズ

あのホワイトベースの映像を見せられてしまうと、やっぱりこのクオリティで一年戦争をリメイクしてほしかった、という思いが強くなるわけで。まあ過去編でさえ OVA 一本でコミック一巻分を映像化するのがやっとだったので、このペースで一年戦争を描いたらあと 17 話必要になってしまう計算になります。このクオリティでテレビシリーズをやるのは無理だろうし、思い切って端折っていくしかないのでしょうが、せめて劇場版ガンダム三部作のリメイク的な位置づけででも作ってくれないかなあ...。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN

イベント上映の定番となった特典色紙はメカ作監の鈴木卓也氏による黒い三連星ザク(両肩シールド/バズーカ仕様なのでガイア機ですね)のものでした。前回までは特典色紙は週替わりで各一種類だったのが、今回は週替わりで三種類ずつのランダム配布になった模様。キャストによる舞台挨拶も初日ではなく前夜祭と二日目にやっているようだし、今まで以上に明らかにリピーター狙いの施策を打ってきています。これで『THE ORIGIN』は完結だから最後まで搾り取ってやろう...とでもいうようなサンライズの意図が透けて見えて、微妙(´д`)。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN

完結記念ということで劇場で販売されていた、公式プログラム収納ケース(¥500)を買ってきました。ガンプラの旧キットの箱を模したデザインになっていて(旧ザクのデザインがケース本体、ザク II のほうがスリーブ)レトロなフォント使いが何とも言えない。ひとまずここまで全て劇場に足を運んできた記念になりました。

Blu-ray の一般発売まではあと二ヶ月ほどありますが、上映期間中にもう一度くらいは映画館で観ようと思っています。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN VI 誕生 赤い彗星 [Blu-ray]

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2018/04/20 (Fri.)

機動戦士ガンダム NT

「機動戦士ガンダム NT(ナラティブ)」11月劇場公開。ユニコーンの続編 - AV Watch

サンライズがガンダムシリーズの最新作として『機動戦士ガンダム NT』を発表しました。お台場ユニコーン立像完成の際に予告されていた「ガンダム UC の新プロジェクト」とはこれのことでしたか。
原作は『UC』と同じく福井晴敏氏。タイトルにもある「NT」が文字通りの「ナラティブ(物語)」と「ニュータイプ」のダブルミーニングになっているのは、「ユニコーン」と「宇宙世紀」をかけた「UC」と同じパターンでいかにも福井節。
そして登場するモビルスーツはユニコーンガンダム 3 号機《フェネクス》。これまでは旧ガンダムフロント東京での映像上映とスピンオフ小説、それにプラモのみで展開されてきた機体が改めて公式に映像化されることになります。

機動戦士ガンダム NT(ナラティブ)

現時点で公表されている情報を見る限り、基本的な設定とプロットは小説『不死鳥狩り』をベースとするようです。しかし主人公ヨナ・バシュタが搭乗する MS がジェガンではなく「ナラティブガンダム」になっていたり、敵 MS(?)として「シナンジュ・スタイン」が登場することになっていたり、いろいろと変更点も。つかスタインって連邦軍からの強奪後に外装を変更されて「シナンジュ」としてフル・フロンタルの乗機になったんじゃなかったっけ?そして『UC』のラストで崩壊したんじゃなかったっけ?とか謎は尽きません。またキャラクターデザインがあの微妙だった『Twilight AXIS』と同じ人、というところにも一抹の不安を感じます。とはいえ、『UC』を手がけたサンライズ第 1 スタジオが手がける『UC』の続編というだけで多大な期待をしたくなるじゃないですか。

『UC』のラストでユニコーンガンダムが光の結晶体となり、バナージがユニコーンと一体化したくだりは抽象的な表現でぼかされていて、原作小説を読んでいなければ理解しにくい部分がありました。今回のフェネクスにまつわる物語でもそれと似たような設定が出てくるはずですが、今度はどのように映像化されるのか。もしかすると『NT』を観ることで『UC』の理解が深まるものになるのではないでしょうか。音楽は再び澤野弘之氏が手がけるというし、とても楽しみです。

そして『NT』と同時に発表されたのが、その後さらに『閃光のハサウェイ』の映画化と『UC2(仮称)』の製作予告。『NT』はおそらく単発の劇場版アニメ、『閃ハサ』は三部作になるようですが、『UC2』は海外ドラマ方式(?)とのこと。テレビシリーズを複数シーズンに分けて展開するのではとも言われているようですが、あれだけの大風呂敷を広げて畳んだ後だけに、『UC』のキャラクターを使い回して新しい物語を作るのは蛇足にもなりそうでちょっと怖い。しかもその後の『F91』の時間軸では連邦は再び腐敗、アナハイムは没落していることになるわけで、設定の整合性を取りながら面白くまとめるのが難しいところでもあります。『UC2』でバナージが『Ζ』でのアムロみたいに不貞腐れて出てきたりしたらやだなあ(´д`)...。
『閃ハサ』の映像化はある意味願ったり叶ったりだけど、ストーリー的にこれまた難しいところ。小説は際どい表現も多いしラストがアレなので、『UC2』への繋ぎも考慮してプロットにはけっこう手が加えられるんじゃないでしょうか。とりあえず Ξ ガンダムとグスタフ・カールの MG 化はよ(ぉ

そういえば『THE ORIGIN』がルウム編をもって完結という話の続きが今回はありませんでした。やはり関係者の高齢化や健康問題からそのままの体制で続編を作るのが難しいため、今後のガンダムは『UC』を軸にやっていく(お台場の立像も建て替えたことだし)ということでしょうか。それはそれで寂しい気もしつつ、まずは GW 公開の『THE ORIGIN VI』と秋の『NT』を楽しみに待ちたいと思います。

福井晴敏 / 機動戦士ガンダム UC (11) 不死鳥狩り

B01CZALCMC

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2018/03/29 (Thu.)

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』完結へ

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』アニメプロジェクト、5月5日(土)上映「誕生 赤い彗星」で完結!! / 山崎まさよし主題歌PV解禁!! | V-STORAGE

ゴールデンウィークの劇場公開まであと一ヶ月あまりと迫り、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN VI』の続報が発表されました。そこで明らかにされたのは、まさかの『THE ORIGIN』アニメ化プロジェクトが今回で完結となるという事実。
これまでのシリーズの舞台挨拶等を通じて、安彦総監督をはじめとしたキャストが口々に「皆さんの応援次第で一年戦争編のアニメ化が決まる」と訴えてきて、もはや既定路線かと思われていた一年戦争編の発表を前にまさかの完結宣言。文字通りに受け取れば、このルウム編が『THE ORIGIN』アニメ化のラストになることになります。まあ、一年戦争編は 1979 年のオリジナルアニメ(およびその劇場版)が既に存在するわけですが、みんなが期待していたのは現代の映像技術をふまえ、安彦先生の漫画版の要素をも踏まえてアップデートされたファーストガンダムなわけで、それが実現しないとするならばあまりにも淋しい。

ちょっと調べてみたところ、『THE ORIGIN』の BD/DVD の売上はアニメ作品の中ではかなり多い方とはいえ、『UC』に比べると大きく落ち込んでいるようで。まあ『UC』とは時代も違ってネット配信が普及したことは無視できませんが、ここにきてのプロジェクト終了の背景としては考えられなくはない要素です。
しかし、個人的に直接の理由と考えているのは、安彦総監督もしくは池田秀一氏の健康に問題があり、現在の体制のまま『THE ORIGIN』の制作を続けることが難しくなったのではないか?ということ。昨年の『V』の舞台挨拶での池田さんがあまりお元気そうに見えなかったことがとても気になっていました。安彦総監督・古谷徹氏・池田秀一氏というピースが揃っていないファーストガンダムは少なくとも『THE ORIGIN』とは言えないと思うし、仮にキャストを代えた形での一年戦争編のリメイクがあるとしても『THE ORIGIN』以外のタイトルがつくのではないか?とみています。ただ『機動戦士ガンダム 一年戦争』も『機動戦士ガンダム 0079』にしても、既にゲームで使われているタイトルなんですよね...。

来年はガンダム 40 周年の節目の年でもあるし、一年戦争編のリメイクは何らかの形で実現されるんだろうとは思っています。それがどういう形になるかは、『THE ORIGIN VI』の公開初日に明らかにされるんでしょうか。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN VI 誕生 赤い彗星 [Blu-ray]

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