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2019/08/07 (Wed.)

森口博子 / GUNDAM SONG COVERS

物理で買ったサイカ先生のところには昨日届いていたようですが、私は配信で購入しよう...と思っていたらデジタル配信は収録曲の一部が先行配信されるのみで、全編が発売されるのは一ヶ月以上先なんですね。こういうのは時期を逃すと結局聴かずじまいになってしまうものなので、慌てて CD を買ってきました。店頭で CD を買ったのなんて 5~6 年ぶりじゃないですかね。

森口博子 / GUNDAM SONG COVERS

GUNDAM SONG COVERS

それにしてもわざわざデジタル配信を後回しにする理由は何なんでしょうね?ガンダム世代がまだまだ CD 購入層であることは否定しませんが、かといって配信開始を遅らせる理由にならないし。購入先を配信に分散させないことで CD の初動売上ランキング入りを狙っている、とかですかね...。

閑話休題。

購入したのは、今やすっかりガンダム界の姉御的存在になった森口博子のガンダム曲カバーアルバムです。

森口博子といえば三年前のライヴイベントで久しぶりに歌声を聴いてその巧さに驚嘆したものですが、このカバーアルバムでもその歌唱力を存分に発揮しています。自身の持ち歌である『水の星へ愛をこめて』『ETERNAL WIND ~ほほえみは光る風の中~』はもちろんのこと、他の楽曲も主にアコースティック系のアレンジを施した上で見事に自分の歌にしています。『THE ORIGIN IV』の主題歌ともなった『宇宙の彼方で』の感触からいってこのアルバムも全体的にしっとり歌い上げる系の方向性なのかと思ったら『哀 戦士』は井上大輔が乗り移ったかのようにロックだし、『Ζ・刻をこえて』はファンク寄りでメチャメチャ格好いい。トリを飾る『RE:I AM』は Aimer の独特の歌声と不可分だからモノにするのはさすがに難しいのでは...と思ったら、Aimer よりも少し大人っぽくありながら熱を感じる「これはこれでアリ」な歌唱。
また『鉄血のオルフェンズ』の ED だった『フリージア』は、アニメ二期が残念な出来だったこともあって楽曲の印象が薄かったんですが、今回のアルバムで改めて聴いてこんな良い曲だったんだ...と初めて気がつきました。
しかしそれよりも白眉と言えるのは『めぐりあい』ではないでしょうか。一人多重録音による無伴奏(アカペラ)アレンジで、控えめに言って頭おかしい(誉め言葉)。いくら歌唱力があってもそうそう一人多重録音で楽曲をリリースできるものではなく、これは山下達郎のような真性の「歌バカ」の所業と言えるでしょう。歌が巧いのは知ってたけど、これはさすがに圧倒されましたよ...。

ガンダム曲のカバーといえば、THE ORIGIN の再構成テレビ版『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』の主題歌は SUGIZO(LUNA SEA・X JAPAN のギタリスト)のプロデュースで過去曲のカバーが採用されていますが、オールドファンとしてはそれがどうも納得いかない。LUNA SEA が歌う『BEYOND THE TIME』だけは新 OP 映像の力もあってそれなりにフィットしているようにも思いますが。
それにくらべればこのカバーアルバムは、オリジナルのイメージを尊重しながら森口博子の歌唱にうまく寄せてあって、出来が良いと感じます。これがそれぞれ単独の楽曲として切り出されてアニメの OP/ED につけられたら違和感が出るかもしれませんが、一枚のカバーアルバムとしてはよくまとまっていると言えます。

今回久しぶりに CD を購入したので、いきなり PC でリッピングせずにまずは CD プレイヤー(BD プレイヤーだけど)+アンプ+スピーカで聴いてみました。シュリンクラップを剥がして CD をプレイヤーのトレイに置く...という手順を踏んだのもそうとう久しぶり(手持ちの CD を聴くのはたまにやってますが)。ときにはこういうのも良いものですね。

投稿者 B : 23:59 | Music | コメント (0) | トラックバック

2019/07/29 (Mon.)

OCTOPATH TRAVELER Break, Boost and Beyond

昨日、Nintendo Switch/Steam 向け RPG『OCTOPATH TRAVELER』のコンサートに行ってきました。

OCTOPATH TRAVELER Break, Boost and Beyond | SQUARE ENIX

OCTOPATH TRAVELER BBB

以前も一度書いたとおり、本作は楽曲が本当に素晴らしい。グラフィックやバトルシステム等で評価の高いタイトルでしたが、個人的にはこの楽曲群も本作の世界観構築に大きく貢献していると思っています。これが月並みなゲーム音楽だったら自分はここまでハマらなかったのではないかと思うほど。そのコンサートが開催されるのなら、わざわざ聴きに行く価値もあるというものです。

会場は八王子のオリンパスホール。自宅からだと一時間半くらいかかる厳しい立地。なんでこんなところで?と思ったけどよく考えたら OCTO(=8)と「八」王子 をかけてあるのか!

OCTOPATH TRAVELER BBB

ホールは入口が地味でちょっと不安になりましたが、中は至極真っ当なコンサートホールでした。とはいえフルオーケストラだった楽曲群をそのまま演奏するのはコンサートの規模的に厳しいようで、先日発売されたアレンジアルバム『Break & Boost』に収録されたバージョンを中心に演奏するというスタイル。バンドはストリングス×3(バイオリン/ビオラ×2+チェロ)、グランドピアノ、ギター×3(アコースティック/エレキ)、ベース、ドラムという最大 8 人構成。楽曲によってストリングス+ピアノ中心の室内楽的なアレンジ(Break side)とギター+ドラム中心のヘヴィメタル系アレンジ(Boost side)を交互に行き来するセットリストになっていて、室内楽とロックをいっぺんに堪能したかのような濃厚なステージでした。個人的にはロックアレンジをずっと着席で聴いているのがちょっと辛かったので、もっと構成をきっぱり分けてスタンディングパートを作っても良かったんじゃない?とは思いました。

ゲームミュージックのコンサートなだけあって、演奏中はステージ上のスクリーンにゲーム中の映像が流れ、楽曲とともに自分が旅したオルステラ大陸をつい思い出します。また楽曲によってはステージ前面に半島かスクリーンが降りてきて、そこに雪や霧、あるいは戦闘中の「Break」のエフェクトが表示され、ドット絵ベースでありながら遠景と近景を感じるレイヤーっぽいオクトラの映像表現がステージ上でも再現されていました。

セットリストはこんな感じ。同じ楽曲でもアレンジ違いで二回演奏されていたりするので、カッコ書きで Break side か Boost side かあるいは今回の新アレンジ(今回のコンセプトから「Beyond」と仮称)かも添えておきます。

  1. OCTOPATH TRAVELER -メインテーマ- (Boost)
  2. フロストランド地方 (Break)
  3. バトル 1 (Boost)
  4. 崖下の村オアウェル (Break)
  5. 赤き断崖の集落 (Break)
  6. 学問の都アトラスダム (Beyond)
  7. 決意 (Break)
  8. 宝物のために~ボスバトル 2 (Boost)
  9. 理を司る者 (Boost)
  10. OCTOPATH Character Theme Medley Beyond (Beyond)
  11. - Intermission -
  12. 街は川と共に生きる (Beyond)
  13. 洞窟ダンジョン~地下道ダンジョン (Beyond)
  14. 師匠のために~旅路の果てに立ちはだかる者 (Boost)
  15. 大陸の覇者より~バトルアドバンスト (Beyond)
  16. フィニスの門 (Beyond)
  17. 魔神の血を継ぐ者 (Boost)
  18. - Encore -
  19. 踊子プリムロゼのテーマ (Break)
  20. ボスバトル 2 (Break)
  21. OCTOPATH TRAVELER -メインテーマ- (Beyond)

正直なところ、アレンジアルバムを単体で聴いたときには「オリジナルの楽曲の完成度が高すぎて、いじったことで曲の良さが却って損なわれているのでは」と思っていましたが、同じアレンジでも生演奏で聴くと印象が全く変わりますね。フルオケで演奏できないからあえてアレンジしたという側面はあるでしょうが、Break side は生音中心にゆったりと、ときに技巧を聴かせる演奏。対する Boost side はバトル曲を中心に熱く押し出してくる演奏。楽曲によっては演奏側のテンポが走ってしまうくらいにノッている...というより意識的に走っているんじゃないかというほど疾走感ある演奏で、これは興奮します。
中でも盛り上がったのはバトルエクステンド(『~のために』の主題がつけられた、各キャラクターのボス戦前の会話シーンからボス曲に繋げるための短い楽曲)からシームレスにボス曲へと移る構成。サントラはバトルエクステンド単体での収録でちょっと残念でしたが、こうやって繋げて演奏してくれるとあのボス戦の高揚感を思い出します。

なお今回のコンサートのために新たにアレンジされた楽曲はアレンジアルバム第二弾『OCTOPATH TRAVELER Arrangements Break & Boost -Extend-』としてコンサート会場とスクエニ直販限定で発売され、またこのコンサートの映像も年末に BD 化されるとのこと。

OCTOPATH TRAVELER BBB

会場内では少しだけですが原画や設定画の展示もされていました。
基本は王道ファンタジーでありながら、大人向け RPG らしさを強く感じるアートディレクションもまた、楽曲群と同じくらい本作の世界観を決定づけています。

OCTOPATH TRAVELER BBB

この設定画からイメージを崩さずにあのドット絵に落とし込んでいるというのは改めてすごい。
今ではほぼ失われたドット絵職人の仕事の真髄です。

OCTOPATH TRAVELER BBB

本作に関しては今まであまりこういう設定画や原画に触れる機会がなかったので、少量ではあるけど見れて良かった。
まあ最近のこの手のイベントでの展示は行列がすごいので「並んで写真撮ってあとでじっくり見る」が常態化していて、原画を見る意味って...と冷静になってはいけない(ぉ

OCTOPATH TRAVELER BBB

展示物(?)の中で圧巻だったのはこの花環。豪華さからいって関係者からの寄贈品かと思ったら、これ一般のファン有志による花環とのこと(!)。世界観を手作りで表現した力作で、見入ってしまいました。

オクトラ関連のイベントに参加したのはこれが初めてでしたが、いちファンとして制作陣や他のファンの熱量を肌で感じることのできるコンサートでした。だってまだ一年前に一作リリースされただけのゲームタイトルでコンサートまでやっちゃう、って滅多にあるものではありません。このコンサートに合わせてスマホ向けタイトル『大陸の覇者』の正式リリースに関する発表があるかと思ったら特になかったのは残念でしたが、それも含め今後の展開にも期待しています。

投稿者 B : 23:08 | Music | コメント (0) | トラックバック

2019/05/28 (Tue.)

OCTOPATH TRAVELER Arrangements - Break & Boost -

私が昨年大いにハマった『OCTOPATH TRAVELER』のサントラアレンジメントアルバムが発売されていたことに今さら気付いたので、買ってみました。

OCTOPATH TRAVELER Arrangements - Break & Boost -

OCTOPATH TRAVELER Arrangements - Break & Boost -

そういえばオクトラのサントラについてちゃんと書いてなかった。

このゲームに魂を吹き込んでいるのはシステムやシナリオ以上に音楽なのではないだろうか、と個人的には思っています。ややダークファンタジー的な雰囲気を秘めた王道の RPG ミュージックで、ドラマチックなメロディや構成の曲が多い。8 人の主人公と 8 つの地方ごとにテーマ性を持たせた楽曲はバリエーションが多彩で、やや稚拙な部分もあるシナリオの行間を音楽がうまく埋めて世界観の解像度を高めている印象。ゲーム内のドット絵風グラフィックに合わせた 8bit 風音源ではなくオーケストラやピアノを中心に組み立てつつ、楽曲自体はメロディラインを軸としたオーソドックスな JRPG 的な作りになっているという構造が、ドット絵+パーティクルを活かした 3D モデリングというゲームグラフィックの構造とも相まって実に「なじむ」感覚。ゲーム音楽の枠を超えていつまでも聴いていられそうなサントラです。
調べてみたらこの音楽を担当した西木康智という人、かつては beatmania シリーズの楽曲の一部も担当していたんですね。私は既に二十年前にアーケードでこの人の楽曲に触れていたわけか...。

さておき、オリジナルのサントラについてはこの西木康智氏自らが note にてそれぞれの楽曲解説を無料公開されています。

オクトパストラベラーサントラ楽曲解説まとめ|西木康智|note

各曲のテンポや使用楽器、どういう意図で曲構成をしてメインの楽器を選んだのか...まで解説されていて、サントラを聴きながら読むと実に面白い。またゲーム中ではボスバトルの際にその直前のイベントシーンからバトルシーンへと楽曲がシームレスに繋がっていくわけですが、そのあたりの工夫も読み取れます。サントラに収録されているほぼ全ての楽曲に対して作曲者自らの解説が読めるのも前代未聞だと思いますが(笑)、サントラ買った人は全員これ読むべきというくらい価値あるテキストです。

ここでようやくこのアレンジアルバムのほうに話を戻すと(笑)、このアルバムは「Break & Boost」というサブタイトルがついているとおり、ゲーム内のバトルシステムにある「Break」と「Boost」をキーワードに二つの方向性で楽曲をアレンジしたアルバムになっています。「Break」のほうはピアノとストリングスを中心にした生演奏のライヴ感あるアレンジで、まさに敵をブレイクして装甲が薄くなった感じ+高揚感を表現している印象。対して「Boost」はその名の通りバトル曲を中心に原曲よりも BPM を上げつつヘヴィメタル調にアレンジしたバンドサウンド。オクトラのバトル曲はどれも死ぬほど格好いいんですが、このメタルサウンドはまた違った印象を受けますね。

どちらのアレンジも良いんだけど...そもそもの原曲の完成度が高く世界観とマッチしすぎていて、特にギターサウンド化された「Boost」は却って普通のゲーム音楽かヘヴィメタルバンドの曲に聞こえてしまう気もします。たぶん生演奏で聴いたらまた違った高揚感があるんでしょうが、このアレンジアルバムを聴くとむしろ改めてオリジナルのサントラに戻りたくなる感覚。それだけ個々の楽曲がよく出来ているということなんでしょうね。

ゲーム本編のほうは裏ボスまで撃破してもうやることがないんですが、またあの世界の中に帰りたくなってきました。そういえばスマホゲー版『大陸の覇者』の続報が最近ないようですが、そろそろ何かアップデートありませんかね。

投稿者 B : 22:55 | Music | コメント (0) | トラックバック

2019/04/20 (Sat.)

孤独のグルメ Season7 O.S.T.

放送終了から約十ヶ月、『孤独のグルメ Season7』のサントラがよーーーうやく発売されました。

スクリーントーンズ / 『孤独のグルメ Season7』O.S.T.

「孤独のグルメ Season7」O.S.T

正確には 4/21 発売なんですけどね。私は地底レコードの直販を利用したので、一週間ほど早く届いていました。

今までずっと井之頭五郎(松重豊さん)かスクリーントーンズのメンバーが飾ってきたジャケット写真は今回ガラッと趣を変え、ドラマ第一話の舞台となった「キセキ食堂」の店構えで出てきました。この店は私も二回食べに行ったくらいおいしい店で、このジャケットを見るだけであの味が思い出され、涎が出てきそうになります。

孤独のグルメ Season7 O.S.T.

ライナーノーツも今までとちょっと雰囲気が違う。過去八年間にわたる『孤独のグルメ』とスクリーントーンズの歴史を振り返るものになっています。「西荻窪からアジア大陸へ」というスケールの広がり方がすごい(笑。

孤独のグルメ Season7 O.S.T.

その内容も単なる過去のまとめではなく、例えば Season2 のタイトル決定の経緯とか、今まであまり語られることのなかったドラマやサントラ制作にまつわる裏話がちょいちょい挟まれていて読み応えがあります。

このタイミングでサントラが発売され、過去の総括も行い、しかも近年恒例になった 4 月クールでの新シリーズ放送がなかったということは、やっぱりレギュラードラマとしてはいったん終了なんですかね?とか言いつつしれっと 7 月から Season8 が始まっても不思議はありませんけど(笑

サントラの内容は、いつものやつの Season7 バージョンである #1『So Alone?』に始まり、妙に中毒性あるバグパイプ調のタイトルバック #2『アイリッシュ・スプーン』へと続く勢いのある展開。打ち上げライヴでも会場を爆笑に包んだ #8『雨のソウル駅』はこどグルというよりは韓流メロドラマ調で、切ないメロディが地味にいい。久住さんが「ドラマでは使われないかも」と言っていたにも関わらず、この曲はアルバム内で最も長い 5:13 という尺で大真面目に作られているのがまた笑えます(笑。
かと思えば #10『なんとなくメキシカン』、#13『サルシータ・ハバネロ』、#19『のんびりトロピカル』、#22『古都の音』ととにかく国際色豊か。過去のサントラでも感じましたが、バンドとしての引き出しがとにかく多いことを改めて実感するアルバムに仕上がっています。

個人的には 1960 年代のベンチャーズ風ロック #27『五郎デンデケ』から、Season7 版「井之頭五郎・勝利のテーマ」こと #28『鋼鉄のスプーン』(従来のライヴでは『Season7 喰らいマックス』と呼ばれていた曲)という流れは外せません。ドラムとベースが刻むビートにむせび泣くツインエレキギター。鋼鉄のスプーンに「ヘヴィメタル・スプーン」とルビを振りたくなるカッコ良さ(笑。ドラマでも白飯おかわりに残り汁をぶっかけて掻き込むクライマックスに使われる楽曲だけに、聴き終わった瞬間に自分もなんだか満腹感に包まれます。

孤独のグルメ Season7 O.S.T.

なお地底レコード直販で購入した場合、追加の 7 曲が収録されたオマケ CD-R が今回も付属します。本編の 30 曲に比べれば小粒の楽曲が多いけれど、こどグルマスターとしてはこれらの楽曲も全て揃ってこそのサントラと言えます。

このアルバムを聴いて Season7 のことを思い出すと、これらの楽曲を BGM にしてまた聖地巡礼したくなってきますね。さあ、次はどこの店に行こうか。

投稿者 B : 20:56 | Music | コメント (0) | トラックバック

2018/11/25 (Sun.)

John Legend / A Legendary Christmas

John Legend / A Legendary Christmas

A LEGENDARY CHRISTMAS [CD]

世の中もそろそろクリスマスムードになってきたところで、John Legend が先月リリースしていたクリスマスアルバムを購入。前作から二年ぶりのリリースになりますが、『ラ・ラ・ランド』や『美女と野獣』などここのところ映画での露出が続いていたこともあり、あまり久しぶりという感覚もありません。

"Silver Bells"、"Christmas Time Is Here"、"The Christmas Song" といった誰もが耳にしたことのある定番のクリスマスソングとオリジナル曲を約半々に織り交ぜたクリスマスアルバムです。スタンダードナンバーはブルース/ジャズ寄りにアレンジされ、新曲も John Legend らしくオールド・ソウル/ジャズテイストを感じる楽曲ばかりで、楽曲が新旧入り交じった構成にも全く違和感がありません。誰がプロデュースしているのかと思ったらあの Raphael Saadiq が作曲の一部まで含めて手がけているとのことで、このオールド・ソウル感満載の雰囲気は John Legend だけのものじゃないと感じていたらそれかー!とものすごく納得がいきました。

全編を通して John Legend の渋くも温かみのある歌声で満たされたアルバムです。かつてソニー BRAVIA の TVCM で "What a Wonderful World" をカヴァーしたときにも感じたとおり、彼はスタンダードナンバーを歌わせると本当に馴染む。恋人同士はもちろんのこと、家族で過ごすクリスマスにもしっくりくるアルバムではないでしょうか。少なくとも私のクリスマスの定番入り確定の一枚です。

投稿者 B : 22:05 | Music | コメント (0) | トラックバック

2018/11/08 (Thu.)

BRADIO / YES

昨年聴いて激ハマリした BRADIO のニューアルバムが夏にリリースされていたことに今頃気づいたので、聴いてみました。

BRADIO / YES

YES (通常盤)

今回知ったんですが前二作はインディーズレーベルからのリリースだったのが、本作はワーナーに移籍してのメジャーデビュー作という位置づけのようですね。CD ではなく配信で買っているとあまりレーベルを意識することがないので...。

メジャーリリースということでインディーズ時代のゴリゴリとした荒削りなテイストがややマイルドになりました。過去のノリを知っていると「もっとガツガツ来いよ!」と言いたくなりますが(笑)、その分楽曲のバリエーションが広がってサウンドも洗練された印象。
全 12 曲の中でも最も強烈なのが #4『Boom! Boom! ヘブン』。サザンオールスターズが歌いそうな暑苦しめの楽曲でソウル/ファンク感は薄めながら、ライヴやフェスで最も盛り上がりそうな一曲。かと思えばその直後の #5『きっと遠く キミともっと遠く』はアカペラ・コーラスから始まるシックなダンスナンバーだったりして、その振り幅にやられます。コーラスという意味ではドゥワップ的なコーラスワークが旧作よりも多用されている印象ですが、このコーラスはメイン Vo. である真行寺貴秋の一人多重録音で作られている模様。コーラスに限らず歌い上げる楽曲から力強いシャウト、痺れるファルセットまで、ヴォーカルの歌唱力の幅広さには本当に聞き惚れるものがあります。

個人的に特に気に入っているのはシングルリリースもされている #8『きらめき Dancin'』。

Earth, Wind & Fire の "Boogie Wonderland" へのオマージュが強く感じられる一曲。BRADIO の楽曲には EW&F からの影響がみられるものが多いですが、この曲は特にグルーヴが出ていて素晴らしい。

本アルバムのトリを飾る、メジャーとしての 1st シングルでもあった #12『LA PA PARADISE』の歌詞に「Go to the 宇宙のファンタジー」「Like a virgin LA・LA・LA LOVE SONG お前をずっと愛してる」「お前と Dance all through the night」とあるあたりに彼らがどんな音楽に影響を受けてきたかが垣間見えます。またこの聞き覚えのあるトラックにキーワードを鏤める手法はインディーズ時代の 1st シングル『オトナ HIT PARADE』でも使われていたやり方であり、デビューにあたって「自分たちが何者か」を端的に提示するための楽曲であることが分かります。

ここしばらくこのアルバムばかり聴いています。でもやっぱりライヴで聴きたいなー。ライヴ BD も出ているようなので、買ってみようかな...。

投稿者 B : 22:25 | Music | コメント (0) | トラックバック

2018/06/10 (Sun.)

THE SCREENTONES 孤独のグルメ Season7 打ち上げライヴ

金曜日、ドラマ『孤独のグルメ』のサントラを務める久住昌之さんのバンド「THE SCREENTONES」のライヴが開催されました。ドラマのほうはまだ絶賛放映中ながら、撮影がクランクアップを迎えたということで一足早い打ち上げライヴ。この後しばらくは都内での単独ライヴがないということで、私もこの機を逃すまいと三年ぶりに参加してきました。

吉祥寺 STAR PINE'S CAFE

THE SCREENTONES

会場はスターパインズカフェ。吉祥寺の老舗ライヴハウスですが、私は今回初めて入りました。
客層は私よりもちょっと年上の方が多いように見受けられましたが、年齢層は比較的広くて女性客も多く、幅広いファンがついていることが分かります。

THE SCREENTONES

来場記念のおみやげとして週刊 SPA! の創刊 30 周年記念で作られた「孤独のグルメうまい棒(たこ焼き味)」をいただいてしまいました。存在は知っていたけどまさかこんな形で手に入れることになるとは。
これ非売品だから稀少なんだよなあ、開けずに取っておきたいけどさすがに食べ物だし...別途おいしくいただくことにします。

THE SCREENTONES

ワンドリンク制につき、ジンライムをいただきながらバンドの登場を待ちます。

THE SCREENTONES

演奏開始。スクリーントーンズのレギュラーメンバー五名に加え、今回はゲストとしてバイオリンの高橋香織さん、ベースの吉田のりおさんが参加する豪華な布陣。一本だけでもストリングスが入ると音の厚みとバリエーションが増して、ドラマのサントラがさらに奥深いものに感じられます。
セットリストはこんな感じ(もしかしたら間違いもあるかも)。

  1. 縦笛 So Alone?~So Alone? (Seasno7)
  2. アイリッシュ・スプーン (Season7)
  3. グルメ探検隊 (Season2)
いきなり Season7 のメイン BGM である『So Alone?』から始まり、オープニングテーマ『アイリッシュ・スプーン』へと続きます。やっぱり新曲は盛り上がりますね。 そして先日亡くなった土山しげる先生についてのコメント。「去年谷口ジロー先生が亡くなり、今年は土山先生...淋しいですね」。土山先生との共著をイメージして作った『荒野のグルメ』の 2017 年バージョンへと続きます。
  1. 荒野のグルメ '17 -土山しげる先生に捧ぐ- (Season6)
  2. 雨のソウル駅 (Season7)
楽曲はまた Season7 に戻り、今回の韓国編のために作った新曲が初披露されました。その名も『雨のソウル駅』、本編とは関係なく久住さんがソウルロケに着いた日が雨天だった、ということだけで作られた一曲とのこと(笑。しかし「作ってみたら韓国っていうより韓流ドラマっぽくなった」「SHAKE にアレンジを頼んだらさらに韓流感が強くなった」ということで、演奏が始まったところ一小節目だけで会場はこの日一番の爆笑に包まれました。だってあまりにも『冬ソナ』っぽくて...(笑。
「作ってはみたものの、あまりにも使いどころがなくて絶対使われないと思う」ということだったのですが、その日に放送された韓国全州編で見事にかかっていて、私はリアルタイムで観ながら吹きました(笑

THE SCREENTONES

その後は東北出張スペシャルの楽曲が続きます。東北編は、私も聖地巡礼を通じて被災地の状況を目の当たりにしてきたこともあり、演奏を通じて改めてその様子が浮かんできて目頭が熱くなりました。私は河野文彦さんの美メロ+フクムラさんのやさしく伸びやかなソプラノサックスの楽曲が大好きなんですが、東北編の楽曲は特にしみじみと良くて泣けてきます。

そういえばこの楽曲で「坂の上の海」と表現されたニューこのりは、今は坂の上ではなく女川駅前の新店舗に移転して営業を再開しているようです。少しずつ復興しているようで嬉しいし、改めて新しいお店にも行ってみたいところ。

  1. リアスの海 (Season6:東北出張 SP)
  2. 坂の上の海 (Season6:東北出張 SP)
  3. I miss U (Season6:東北出張 SP)
  4. GINZA (Season4)
  5. Season7 喰らいマックス (Season7)
前半のラストは『Season7 喰らいマックス』。ゴローちゃんがラストスパートをかけるときのハイテンションな楽曲が毎シーズン用意されているんですが、今季のはエレキギターがむせび泣くヘヴィメタル調でめちゃカッコイイ!これは盛り上がります。

THE SCREENTONES

前半が終了して、休憩の前にプレゼント抽選会が行われました。ドラマのグッズや久住さんの韓国ロケのお土産、久住さんが今年原作・著作を手がけたサイン本などがプレゼントされました。私は残念ながら全て外れてしまいましたが(泣)、これまた盛り上がるひとときでした。

THE SCREENTONES

休憩明けの後半戦は、久住さんによる「腹が、減った」からの『店を、探そう』。Season6 のクライマックス曲から昨年の大晦日スペシャルでかかった『焼肉ラーメンじゃけん』、そして久住さんソロのオリジナル曲へと続きます。

  1. 店を、探そう (Season1)
  2. 喰らいマックス! (Season6) ~ 焼肉ラーメンじゃけん (Season6:大晦日 SP)
  3. Music&Manga(オリジナル)
さらには Season5 の台湾出張編から二曲続けて。このあたりも楽曲を聴くと楽しかった台湾での聖地巡礼を思い出します。聖地巡礼もあちこち遠方まで行っていると、これらの楽曲が劇伴としてではなく自分の旅の思い出として立ち上がってくるようになり、ライヴでその曲が聴けるというのは何とも感慨深い。エレキバイオリンの音もまるで胡弓のような豊かな響きに聞こえてくるから不思議です。
  1. 台北快晴 (Season5)
  2. ジャスミンティー (Season5)
  3. Swing56 (Season4)
  4. レガートワルツ (Season3)
終盤はアップテンポナンバーでたたみ掛けるように駆け抜けます。特に『エレキのツンドラ』『最後の一撃』という各シーズンのクライマックス曲(ファンの間では別名『井之頭五郎・勝利のテーマ』と呼ばれる)がメドレーで演奏されると、客席のボルテージは最高潮に達します。
  1. 一皿にかけて! (Season4)
  2. エレキのツンドラ (Season3)~最後の一撃 (Season5)
  3. らいねんもよいとしで (Season6:大晦日 SP)
  4. Jiro's Title (Season1)

後半は Season1 の OP「Jiro's Title」で終了。ドラマでは過去シーズンのテーマ曲が再利用されることはないのですが、この曲を聴くと原点に帰ってきた感じがしますね。Season7 の打ち上げライヴを久しぶりのこの曲で締めるというのも良いモノです。

THE SCREENTONES

アンコールはおなじみ「ゴロー、ゴロー、イ・ノ・ガシ・ラ、フゥ~!」をみんなで大合唱。そして再び Sesaon7 OP『アイリッシュ・スプーン』で大団円。

  1. 五郎の 12PM (Season1)
  2. アイリッシュ・スプーン -reprise- (Season7)

いやー楽しかった。バンドの皆さんが本当に心から楽しんでいるのがよく分かるし、演奏だけでなく MC まで含めて面白いのがスクリーントーンズのライヴ。コンサートに来てこれだけ笑えることも、他のバンドでは滅多にあるものではありません。だからこそまた来たいと思えるんだろうなあ。
二時間あまりみっちりと楽しませてくれる、お腹いっぱい、いや、腹が減るライヴでした。これからしばらくは地方でのライヴが主体になるようですが、首都圏に戻ってきたときにはぜひまた行きたいです。

スクリーントーンズ / 『孤独のグルメ Season6』O.S.T.

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投稿者 B : 21:56 | Music | コメント (0) | トラックバック

2018/03/23 (Fri.)

Echo Dot: Music Unlimited と Bluetooth スピーカと

Echo Dot を買ったら、とりあえずは音楽ストリーミングの再生機器として使いたくなるわけです。

Amazon / Echo Dot (New モデル)

Echo Dot

Clova WAVE は私自身はそれほど積極的に使わなかったけど、私がいないときに家族がそれなりに LINE MUSIC の再生端末として使っていたようです。子どもが家にいるときにテレビをつけっぱなしにするよりは音楽でもかけていたほうがいいだろう、という感じで日常生活の BGM に使っていました。LINE MUSIC の半年間無料が切れてからはやや静かな生活に戻っていたわけですが、Amazon の音楽配信サービスが LINE MUSIC と遜色ないようであればそちらに乗り換えようという腹づもり。

Amazon の音楽配信サービスは三種類あり、概要は以下の通り。

  • Amazon Music: 月額利用料なしの購入型音楽配信サービス
  • Amazon Prime Music: プライム会員向けの定額聴き放題サービス。ライブラリは 100 万曲
  • Amazon Music Unlimited: プライムとは別料金の定額聴き放題サービス。ライブラリは 4,000 万曲
Echo で使うなら実質 Prime Music か Music Unlimited かの二択ということになります。一応キャリア系の d ヒッツ(docomo)やうたパス(au)にも対応しているため、邦楽中心に聴きたいならキャリア系サービスのほうが楽曲の網羅性はありそうです。

私はプライム会員ではないし、スマホや PC で利用せず Echo のみで使うのであれば Music Unlimited は ¥380/月 と格安。ただし 4,000 万曲とはいってもどんなアーティストと楽曲が含まれているかは特に説明がなく、自分に合っているかは試してみないことには判りません。Music Unlimited には他の音楽ストリーミングサービスと同様に一ヶ月間の無料体験期間があるので、その期間を利用してライブラリが気に入るかどうかを確認することができます。

Amazon Music Unlimited

以前、他社が展開していた同名の「Music Unlimited」を使っていた身としては、改めて全く違う系統の Music Unlimited を利用することには複雑な感覚がありますね(´д`)...。
ただ、Music Unlimited Echo プランの契約の仕方が PC やスマホ経由ではなく、Echo に「Alexa、Amazon Music Unlimitedに登録して」と話しかけるだけで完了するというのはなかなかスマートだと感じました。普通に PC から登録するんだと思ってちょっと探してしまいましたが。

とりあえず、ざざっといろいろ試してみた感触としては、「楽曲やアーティスト単位で指定して再生できる割合は体感で半分くらい」という感じ。宇多田ヒカルはあるけど久保田利伸はないとか、洋楽でもややマイナーなアーティストになると網羅してないとか、そんな感じ。一方で映画のサントラは(少なくとも私が試した範囲では)意外と網羅性があるようでした。さすがにないだろと思いつつ冗談で試してみた『孤独のグルメ』のサントラがかかったときは戦慄しました(笑。
感覚的には LINE MUSIC よりはライブラリの充実度が高いように思いますが、こういうのは楽曲の網羅数よりも「自分が聴きたい音楽があるかどうか」だから何とも言えません。どのストリーミングサービスも「聴きたい楽曲が全てある」という状況ではない以上、楽曲やアーティスト指定で聴くよりもジャンルやチャンネル単位で再生して聴き流す BGM 的な使い方が現時点では最適でしょうね。

しかし音楽用スピーカとしては Echo Dot はさすがに貧弱と言わざるを得ません。中域以外はでていないと言って良い、スマホの内蔵スピーカよりは多少マシという程度の音。まあそれが分かっていて、外部スピーカ利用前提のつもりで買ったから不満はないんですが、どのスピーカに繋ごうかな...と試していたときに発見したのが

Echo Dot

Clova WAVE の上に Echo Dot がピッタリはまるサイズということ(ぉ。
Echo Dot は Bluetooth スピーカを外部機器として接続することができ、Clova WAVE は逆に Bluetooth スピーカとして使うことができるので、

Echo Dot

Echo Dot に Clova WAVE をペアリングして WAVE から音を出すことだってできてしまいます(笑。
当然ながら WAVE のほうがスピーカとしてのスペックは高いので、このほうが数段良い音がでます。WAVE の頭脳の部分を全く使わないことに対する罪悪感みたいなものは残りますが(ぉ。

Echo Dot

まあ、外部スピーカを使うなら WAVE よりももう少しちゃんとした Bluetooth スピーカを使った方が満足度は高いですね。WAVE はあくまでモノラルだし。

海外では既にヤマハの MusicCast 機器が Alexa 連携に対応しているようなので、これが早く日本にも来てほしいところです。単に MusicCast 機器が Alexa スキルに対応して音声操作ができるだけなのか、Echo で受けたストリーミングミュージックを MusicCast 機器で鳴らすことまでできるのかは分かりませんが、我が家で最も音が良い環境はリビング(ヤマハ RX-A2050+B&W 704)なので、それが Alexa 連携できるようになるといろいろと捗りそう。

スキルについてはいろいろと実験のしがいがありそうなので、また追って試してみようと思います。

Amazon / Echo Dot (New モデル)

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2018/03/08 (Thu.)

グレイテスト・ショーマン/サウンドトラック

映画館で心を震わされた音がどうしても脳みそから離れず、サントラを購入しました。

Original Motion Picture Soundtrack: The Greatest Showman

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映画自体は、シナリオはちょっと説明不足感があったけど、映像と音は素晴らしいの一言。サントラを聴くとあのキラキラした映像とたたみ掛けてくる音響が蘇ってきます。

ストーリーは 19 世紀の話ながら、音楽はロック感ある楽曲を中心とした現代ミュージカルの体系。ノスタルジーではなく現代の我々が共感し、感動できることに軸足を置いて作られた作品であることが音楽を通じて理解できます。たぶん当時のリアリティを追求したら差別についてはもっと生々しい描写になってミュージカルとしてのテンポは削がれただろうし、(日本人的な解釈かもしれませんが)差別の話をするよりも個性の話をしてみんなもっと自己肯定感を持って生きようよ!的なノリの方がこの映像にはあっているんでしょうね。

楽曲は映画の流れと同じく幕開けの #1『The Greatest Show』の高いテンションに始まり、それぞれの登場人物の夢を描いた #2『A Million Dreams』、サーカスの最初のショーを飾った #4『Come Alive』など劇中に登場した歌曲満載。どの曲も素晴らしいですが、個人的にはやっぱりバーナムとカーライルが駆け引きを演じる #5『The Other Side』とリンドが伸び伸びと歌い上げる #6『Never Enough』がとても好き。自己肯定の具現化みたいな #7『This Is Me』や身分違いの恋を描いた #8『Rewrite The Stars』も良いし、本当に捨て曲がひとつもありません。
楽曲を聴きながら改めて反芻すると、この映画は脚本ではあまり多くを語っていないけれど音楽が補完、いやむしろ音楽自体がストーリーを織りなす重要なピースを担っていると感じます。歌詞や編曲の一つ一つが登場人物の心境を表現しながら物語が進んでいたのか。そう考えながら観るとまた少し違った感想が出てきそうです。

ミュージカル映画のサントラとしてだけでなく、一枚のアルバムとしても素晴らしい作品だと思いますが、残念なのは本日時点で配信が圧縮音源のみであるところ。せっかくの名曲たちなんだからハイレゾ音源で聴きたいところですが、映画館での音に圧倒された感覚からすると、圧縮音源のカタマリ感と音圧のある音質も案外悪くない。まあ、ハイレゾが出たら買い直したい気もしていますが(笑。

劇場でこの映画が気に入ったなら、買って損はしないアルバムだと思います。

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2018/02/22 (Thu.)

孤独のグルメ Season6 O.S.T.

待ちに待った『孤独のグルメ Season6』のオリジナルサウンドトラックが、ようやく発売されました。

スクリーントーンズ / 『孤独のグルメ Season6』O.S.T.

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いつもならば Blu-ray BOX から間を置かずに発売されるのが、今回は放送終了から実に半年あまり、Blu-ray BOX の発売からも 5 ヶ月。表向きはメンバー多忙のためアルバム用の収録ができないとのことでしたが、もしかして先日の大晦日スペシャルの楽曲収録のためにあえて時間を置いていたんですかね。

テーマ曲はチンドン屋風ジャズ→ウエスタン→ロシアン→オリエンタル→アフリカンときて今回はラテン。毎回スタイルが全然違うのに、どれを聴いても「こどグルのサントラだ」と分かる引き出しの多さと一貫したテイストは流石だなあと思います。ラテン繋がりで言えば、スペイン料理回に使われた #7『哀愁のフラメンコ』や #8『スペイン祭り』もカッコイイ。今まであまり自覚なかったけど、私はラテン系のリズムやコードがかなり好きなのかもしれません。それから五郎が最後にエンジン全開でドカ喰いするときの曲 #27『喰らいマックス!』はタイトルから楽曲まで完璧な一曲です。
そして今回は 2017 年お正月の東北出張スペシャルから Season6、大晦日スペシャルをまたぐサントラだけあって、Season5 のテーマのリメイクである #14『荒野のグルメ '17』や Season1 の『ファンキー五郎』のリメイク #6『どこで食う? 何を食う?』(五郎が空腹に堪えかねて店を探すときの曲)が収録されるなど、ある意味で『孤独のグルメ』シリーズのサウンドトラックとして集大成的な作品であるとも言えそうです。

孤独のグルメ Season6 O.S.T.

今回もいつも通り地底レコードの直販を利用しました。他販路では入手できないオマケ CD-R が目当てですが、公式な発売日(2 月 25 日)よりも先行して発送してもらえるのも嬉しい。

また、今回「おっ?」と思ったのは、今までのサントラよりも音が良くなっているように感じられたこと。Season1 のサントラの音質はけっこう酷いものでしたが(でもそれが初期の低予算ドラマ感と妙にマッチしていて良かったと思う)、シリーズを重ねるごとにサントラの音質も高まっていって、本作はオーディオシステムでマジメに聴き込むに堪える音だと感じました。インストバンドアルバムとしても完成度が高い一枚なのではないでしょうか。

ああ、また聖地を巡りたくなってきたなあ。瀬戸内出張編の巡礼、いつ行こうか。

投稿者 B : 22:56 | Music | コメント (0) | トラックバック