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2019/08/11 (Sun.)

VAIO Pro 11 の SSD を換装する

先日発売された VAIO SX12 または SX14 はとても欲しいんですが、近年の私のプライベートでのモバイル PC の使い方だと買っても元が取れるほど使えるかは微妙。でも六年前に買った初代 VAIO Pro 11 は性能的に物足りなくなってきているのも事実です。

VAIO Pro 11

Duo 13 も持ってるけどオーソドックスな Pro 11 のほうがなんだかんだ出番が多いんですよね。
というわけで Pro 11 に手を入れることで延命してみることにしました。とはいえ CPU も RAM もオンボードだからいじりようがないし、手を入れるとしたらストレージくらいしかありません。まあストレージを高速化すれば仮想メモリへのアクセスが速くなってメモリ不足気味な現状の緩和に繋がるだろうし、そもそも容量も足りなくなってきていたので大容量の SSD に換装することにしました。

Western Digital / WD Blue 3D NAND SATA SSD WDS500G2B0B (M.2 2280/500GB)

WDS500G2B0B

奇遇にも同時期に M.2 2280 の SSD を購入した方がいるようですが、私が買ったのはインターフェース的には旧式にあたる SATA 規格の製品です。TLC の 500GB SSD が七千円前後で買えるとは随分いい時代になったものです。

WDS500G2B0B

VAIO Pro 11 で使える SSD には

  • M.2 2280 の SATA SSD(MVNe には非対応)
  • 片面実装基板のモジュール(両面実装基板は物理的に装着不可)
という制約があります。間違えて異なる規格の SSD を買ってしまうと装着できないか、装着できても動作しないため注意が必要です。
このモジュールは片面実装のため、裏側にはメモリチップが一切搭載されていません。同シリーズでも 1TB 品はたぶん両面実装のため使用できないと思われます。

MiniTool ShadowMaker Free

換装先の SSD への Windows インストールはリカバリディスクを使って初期状態からセットアップするか、ディスククローンツールを使って既存 SSD の環境をそのまま移行するかの二通りあります。初代 Pro 11 の場合はリカバリすると Windows 8 まで戻ってしまうので、今回はクローンツールを使って手間を省くことにしました。
クローンツールは EaseUS Todo Backup Free がポピュラーなようですが、一度試してみたところ換装後の起動に失敗。オプションを変えながら試行錯誤するのも面倒だったため、MiniTool ShadowMaker Free を使いました。ちょうどインプレスの下記記事で VAIO(現行世代だけど)の SSD 移行に使用実績を見つけたので。

最新VAIOの内蔵NVMe SSDを1TBに換装、ノートPCの容量不足を一気に解決! - AKIBA PC Hotline!

MiniTool ShadowMaker Free

EaseUS ではクローンの手順やオプション項目がいくつかありましたが、Minitool ShadowMaker では特にオプションもなくシンプルにクローンするだけ。VAIO Pro 11 の場合はこれで何の苦労もなくディスククローンに成功し、起動までできました。クローンに要した時間は 128GB で 30 分ほど。

なおクローンする際には換装先の SSD を外付け SSD ケースに入れてコピーしたわけですが、どのケースを使ったかは後日紹介します。

VAIO Pro 11

Pro 11 の分解ですが、この製品は外から見えるところに一切のネジがない設計になっているため分解にはコツが要ります。

ネジは底面のゴム脚の下に隠されているため、まずはこのゴム脚を外します。ゴム脚は基本的に両面テープで粘着しているだけなので剥がすだけですが、短辺をつまんで引っ張るように剥がすとゴム脚が伸びてしまい再利用が難しくなるため、長辺側をスクレイパーや指の爪などを使ってゆっくりめくるように剥がすのが良いです。

VAIO Pro 11

ヒンジ側の左右のゴム脚の下に銀色のネジが各 1、パームレスト側左右の長いゴム脚(これが特に伸びやすい)の下に黒いネジが各 3、合計 8 本のネジが隠されています。これを外します。

ゴム脚を粘着させている両面テープは一度剥がすと粘着力が落ちてしまうため、新しい両面テープ(できるだけ強力なもの)への貼り替え推奨。

VAIO Pro 11

あと忘れがちなのが、底面中央にあるカバーの下、外付けバッテリ用の端子脇にある銀色のネジ。これを抜かないとボトムキャビを取り外すことができません。これも合わせると本体を留めているネジは合計 9 本になります。

VAIO Pro 11

パームレストとボトムキャビはネジに加えて外周全体にわたってツメで固定されているため、これを外していきます。指の爪でも良いですが、プラスチック製のスクレイパー的なものを筐体の隙間に入れていくと、「パチッ」と音がしてツメが外れます。順番としてはパームレスト手前側(SD カードスロットの上あたり)からスクレイパーを入れていき、次に左側面(電源入力や排気口があるほう)→ヒンジ下→右側面(USB やヘッドホン端子側)という手順で外していくのがお勧め。右側面はヘッドホン端子あたりが引っかかって外れにくいので、最後に外すのが良いでしょう。

VAIO Pro 11

ボトムキャビが外れました。この時点で SSD が見えているので、全バラしなくても SSD の交換が可能です。

MZNTD128HAGM

底面から見て左上にある細長いカードが M.2 SSD です。初期状態では SAMSUNG 製の「MZNTD128HAGM」という SSD が装着されていました。

WDS500G2B0B

これを今回購入した SSD に差し替えます。
この SSD はモジュールの構造上ネジ一本で固定されているため、差し込みが甘いとコネクタの接触不良で OS が起動しなくなるというトラブルもままあるようです。SSD はできるだけコネクタに垂直に挿入し、固定ネジは(固く締めすぎて基板が反ってしまわない程度に)しっかり締めるのが良いでしょう。

VAIO Pro 11

SSD を換装したらあとは開腹したときと逆の手順でボトムキャビを戻していけば完了ですが、このときに SD カードスロットカバーを押さえているバネが外れやすいので要注意。外れた場合は上の写真のようにバネをカバー裏の突起に引っかけてからボトムキャビを再装着してください。こうしないとスロットカバーが開きっぱなし or 閉じっぱなしになります。

WDS500G2B0B

元の SSD をクローンしたので、換装したら電源を入れるだけで元々の環境が復元されています。ディスク管理ツールでみたところリカバリやシステム領域が細かく切られていて実使用領域が 400GB 程度しかありませんが、以前の SSD と比べて 300GB 以上増えているので十分です。

一応新旧の SSD を CrystalDiskMark 6.0.2 で比較してみました。

WDS500G2B0B

ドライブSAMSUNG
MZNTD128HAGM
Western Digital
WDS500G2B0B
Sequential Read (Q32T1)519.427555.027
Sequential Write (Q32T1)113.391523.302
Random Read 4KiB (Q8T8)342.248328.964
Random Write 4KiB (Q8T8)75.764231.591
Random Read 4KiB (Q32,T1)213.941167.657
Random Write 4KiB (Q32T1)71.285147.808
Random Read 4KiB (Q1T1)22.11623.701
Random Write 4KiB (Q1T1)52.41166.962

Sequential Read の値はそれほど変わっていませんが、これはそもそも SATA の転送速度上限(600MB/s)で頭打ちになっているものと思われます。一方で書き込み速度は軒並み旧 SSD の数倍単位で高速化していて、これは OS を使っていてもレスポンスが向上しているのが体感で分かるほど。やはりページファイルの書き込みが速くなった分、メモリ不足で遅くなってる感覚の軽減に繋がっているのかもしれません。私は「Windows 10 を使うならメモリは 8GB 以上必須」派なので根本的にはメモリ増設したいけどこの機種では物理的に不可能なため、SSD 換装が現実的な対策と言えるでしょう。

あくまでたまに使う&旅行に持って行くサブ機としてならこれでまだしばらく使えるかな、という感覚になりました。七千円でできる延命策としては上々でしょう。これで Pro 11 にはあと 1~2 年は頑張ってもらおうと思います。

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2019/07/16 (Tue.)

VAIO SX12 を見てきた

ソニーストア銀座へ WF-1000XM3 を見に行ったついでに、VAIO SX12 の先行展示も見てきました。

VAIO / VAIO SX12icon

VAIO SX12

今のところ買うつもりはない、というより先立つものがありませんが、長年の 10-11inch VAIO ユーザーとしては見ておかないわけにはいきません。

ベースの筐体デザインが S11 と同じだからパッと見ではあまり登場感がありませんが、それでも一回り大きくなったディスプレイは目を引きます。

VAIO SX12

画面は一回り大きい 12.5inch になったけど、解像度は 1,920x1,080 で据え置き。これだけが本当に惜しい。
それでもベゼルをギリギリまで削って 11inch クラスの筐体に 12.5inch を押し込んだことは歓迎したい。一年後でも良いから WQHD パネル搭載モデル出してくれませんかね...。

なお液晶上側のベゼルの太さは旧態依然としていますが、ここにはワイヤレス系のアンテナを搭載して通信安定性を確保することを優先したとのこと。他社の狭額縁モデルはボディ側にアンテナを搭載していることが多いようですが、やはり物理的に高い位置かつ不要輻射の多い本体から離した場所にアンテナを設置した方が性能は出るわけです。

VAIO SX12

キーボードはピッチが広くなりました。私は長年 11inch ユーザーでしたが、ここ 3~4 年ほど 13inch を使う機会の方が増えてきて 11inch のキーピッチだと少し物足りなく感じていたので、これは歓迎。

なおこの展示機材は勝色特別仕様モデルということで、パームレストは一見ブラックっぽいですがよく見ると青紫っぽいニュアンスが入っています。

VAIO SX12

キーボードを筐体幅ギリギリまで攻めた分、側面のコネクタ部に余裕がなくなって厚みが増えるんじゃ...と危惧しましたが、S11 と比べても薄さはほとんど変わりません。
コネクタ周りのパーツの新規開発、部品の重ね方の見直し、コネクタ周辺の筐体の肉を削る(!)など目には見えない部分の努力に VAIO の昔から変わらぬこだわりを感じます。「薄くするためにパーツを新しく起こす」というのは近年の VAIO ではあまりやっていなかったと思うので、そういうところに以前よりはコスト掛けられるようになってきたのかなあ、と想像。

VAIO SX12

勝色特別仕様モデルの天板。16 年前の 505 EXTREME 以来カーボン目出し天板モデルを愛用し続けてきた私としては、カーボンで勝色、しかもグロス仕上げというだけで涎が出てくるわけです。VAIO ロゴとオーナメントがゴールド系というのはちょっとクドいかなと思っていたんですが、実物は紫系の天板色と相まってとても上品な感じ。これは欲しくなりますね。

出来が良いのが分かっているだけに FHD 止まりの液晶がつくづく惜しい。どちらにしても私は今年はちょっと買えないので、来年くらいには是非解像度の選択肢も持たせてほしいところです。

VAIO / VAIO SX12icon

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2019/07/09 (Tue.)

VAIO SX12 発表

13.3型偏重なモバイル界に一石を投じる12.5型の「VAIO SX12」 - PC Watch
【Hothotレビュー】性能と操作性に妥協なし。900g切りの12.5型メインマシン「VAIO SX12」 - PC Watch

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VAIO の独立 5 周年モデル(もうそんなに経つのか...)として新シリーズ「SX12」が発表されました。

中身は既発売の SX14 シリーズとほぼ共通で、Whiskey-Lake U 世代の 4 コア 8 スレッド CPU(下位機種は 2 コア)・最大 16GB RAM・最大 1TB の PCIe/NVMe SSD(下位機種は SATA SSD)・LTE モデル選択可能など、モバイルでありながらメインを張れるスペック。我が家の自作機あたりはもはや GPU 以外は置き去りにされるような性能です。でも今回の目玉はディスプレイベゼルを狭額縁化することで 11inch クラスの筐体に一回り大きな 12.5inch の液晶を搭載してきたことでしょう。
DELL XPS 13 シリーズがモバイルノート PC に狭額縁のトレンドをもたらしてからもう数年が経ちますが、盛り上がるのは 13inch クラスばかりで 11inch クラスのモバイル PC はあまり盛り上がってきませんでした。まあ B2B 市場で主に導入されるのが 13inch だからというのもありますが、初代 VAIO 505 から長年 10~11inch クラスのモバイルノートを愛用してきた身としては寂しかったのも事実。それが今回旧 S11 とほぼ同クラスの筐体に 12inch のディスプレイを押し込み、さらにキーボードも一回り大きなピッチのものを搭載してきたとあっては俄然気になるわけです。

ただ、唯一惜しいのがその解像度。せっかく画面サイズが大きくなったのに、解像度は FHD(1,920x1,080)で据え置き。個人的に、前職では VAIO Z(WQHD: 2,560x1,440)、現職では MacBook Pro 13(WQXGA: 2,560x1,600)というオーバー FHD のマシンを使い続けてきたので、今さら FHD 以下の PC には戻りたくないんですよね...。せめて WQHD の選択肢を用意してほしかったところですが、ソニー時代のように機種ごとにディスプレイパネルから開発していた頃とは違い、今の VAIO はパネルメーカーが提供する既製品から調達しているわけで、選択肢がなかったんでしょうね。
そんなわけで、サイズ感としては SX12 がしっくりくるとは思うものの、製品バランスとしては SX14 の 4K モデルのほうが完成度が高いというのが私の感想です。

私はそろそろ個人用のモバイルノート PC を買い換えたいとは思っていますが、最近はほぼタブレット+BT キーボードがあれば事足りてしまうので、プライベートなら三泊以上の旅行でもなければ PC 自体を持たずに出かけるようになってしまいました。一昔前ならとても考えられなかったことですが、それくらい個人でモバイル PC を使うことがなくなっているんですよね。今回の SX12 がもし WQHD か 4K パネルだったら、後先考えず発注してしまっていたと思いますが(笑
あるいは、そろそろ自宅用も自作機ではなくて SX14 あたりをメイン機にしてしまったほうがスッキリしそうな気もします。サイクル的には今年か来年あたりマザーボードから入れ替えるタイミングなんですよね。でも必要に応じてストレージや GPU を差し替えられる自作機の自由度はやっぱり捨てがたい...。

むしろ奥さんがそろそろ PC を買い換えたがっていたり、長女が自分専用の PC を欲しがっていたりするので、その選択肢として SX12 をそこそこのスペックで買うというのはあるかもしれません。

VAIO / VAIO SX12icon

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2017/07/01 (Sat.)

20

20th

あれから 20 年が経ちました。

あまり誰も祝っていないようなので、せめて私くらいはと思ってここでひっそりお祝いしようと思います。

20th

あの頃、20 年後がこうなっているなんて想像できていた人はいないでしょうが、どんな形であれ、時間は経ったわけです。
自分にとっては人生のちょうど半分にあたる時間。

20th

いろんなことがあったし、いろんな人と出会えました。
これは間違いなく現在の自分を作ってきたと言っていい。

20th

20 年ありがとう。

そして、これからもよろしく。

投稿者 B : 22:20 | PC | VAIO | コメント (0) | トラックバック

2016/08/22 (Mon.)

VAIO Fit 11A の Wi-Fi モジュール換装

VAIO Fit 11A

ウチの奥さん用 PC である VAIO Fit 11A ですが、以前から「無線が切れやすい」という相談を受けていました。
今までチマチマ設定を変更したりしながらダマシダマシ使っていたんですが、いろいろいじってもなかなか改善する気配がなく。ここで原因として考えられるのは、以下のどれかあるいは複数の組み合わせ。

  • 内蔵 Wi-Fi モジュールの性能が悪い
  • 内蔵 Wi-Fi アンテナの性能が悪い
  • PC のハードウェア的な問題(Wi-Fi 周りの電源制御がうまくできていない等)
  • Wi-Fi ルータの性能が悪い
  • Wi-Fi ルータと PC の相性が悪い
ルータ側はこまごまとした不満はあるものの、他の PC やスマホとの組み合わせでは特に問題が起きていないので、PC 側が原因だと思われます。メインボード側やアンテナには手を出せないので、とりあえず対処のしようがある内蔵 Wi-Fi モジュールを換装してみることにしました。

Broadcom BCM43142

デバイスマネージャでネットワークアダプタを確認すると、「BCM43142」という Wi-Fi+Bluetooth のコンボアダプタが内蔵されているようです。購入時のスペックだと確か IEEE 802.11b/g/n つまり 2.4GHz 帯のみに対応したアダプタのはず。
しかし調べてみると「BCM43142」というのはあくまでチップの名称であり、搭載されているモジュールの仕様が判りません。これでは換装用のモジュールも手配できないので(まあ十中八九 mini PCI-Express のハーフサイズカードなんだろうけど)、いったん分解して中身を確認。

VAIO Fit 11A

VAIO Fit 11A という機種自体、販売台数がかなり少ないようで、ググってみても分解記事は全く見つかりませんでした(泣。でも Fit A シリーズのサイズ違いの分解記事はいくつかあったので、それを参考にしながらバラしていきます。
シャシーを留めているネジは全て本体底面、中ほどの三本の黒いネジと、あとはヒンジ側およびパームレスト側のゴム脚の下に隠されています。

VAIO Fit 11A

三本の黒ネジに加えてパームレスト側のゴム脚下に四本、ヒンジ側のゴム脚の下に各一本のネジを外していきます。
これでもボトムカバーはキーボードユニットに張り付いたままですが、あとはツメで留まっているだけなので、ヘラのようなものを隙間にねじ込んで慎重に剥がしていくとボトムカバー全体がバカッと外れます。
なお、ボトムカバーには NFC モジュールが装着されていて、メインボードとボトムカバーがフレキシブルケーブルで接続されています。ボトムカバーを外す際には勢い余ってこのフレキケーブルにダメージを与えないよう注意が必要です。まあ Fit 11A で NFC 使ったことないですが(ぉ

ちなみにゴム脚は両面テープで貼られているだけなのですが、ゴム脚を剥がすと両面テープの粘着力はほぼなくなってしまうので、別途新品の両面テープを適当な形にカットして貼り直してやると良いでしょう。私は分解と再組み立てよりもこの両面テープを丁寧に切る作業のほうが時間かかりました(笑

VAIO Fit 11A

ボトムカバーが外れてメインボードが露わになりました。
近年のモバイル PC のギッチギチ基板を見慣れた目には、かなり余裕あるスカスカ基板に見えます(笑

目的の Wi-Fi モジュールは左側のスロットに装着されていました。
ちなみにその上にはカードタイプの SSD が装着されているので、SSD を換装したい場合もここから作業できます。

VAIO Fit 11A

案の定、mini PCI-Express ハーフサイズの Wi-Fi カードでした。
カード上のラベルを見ると、モジュールとしての製品名は「BCM943142HM」というようです。Dell や Lenovo の低価格モデルにも採用されているようですね。
固定用のネジ一本と二本のアンテナケーブルを外すと、スロットからカードが抜けます。

換装用に購入した Wi-Fi カードはこちら。

Intel / Dual Band Wireless-AC 7260 + Bluetooth

Intel Wireless-AC 7260

Intel の「Wireless-AC 7260」という Wi-Fi+Bluetooth のコンボカードです。
Wi-Fi は IEEE 802.11ac まで対応していて、この部分だけ私のプライベート PC である VAIO Duo 13 よりも世代が新しくなってしまった(笑

何かこだわりがあった、というよりはある程度実績があって価格も含めた入手性が良いモジュールを探した結果、これが最もコストパフォーマンスが良いと思ったので選択。
一昔前ならこういうパーツはアキバのモバイル系パーツショップに行くか eBay で入手するのが常道でしたが、今やこれも Amazon で探すのが一番手っ取り早いという。

Intel Wireless-AC 7260

バルク品ですが、パッケージには基板のほかに固定用の金具とネジがセットになっていました。
が、今回はこの金具とネジは使いません。

Intel Wireless-AC 7260

Wireless-AC 7260 を装着する前に、Intel のサポートサイトから対応する Wi-Fi と Bluetooth のドライバをダウンロードしてインストールしておきます。
他のデバイスと違ってネットワークアダプタなので、あらかじめダウンロードしておかないと後が面倒なので。

VAIO Fit 11A

ドライバをインストールしたら、Wi-Fi カードを差し替えてアンテナケーブルを挿し、分解時と逆の手順で元に戻していきます。

Intel Wireless-AC 7260

Windows を起動すると、デバイスマネージャ上では Wi-Fi と Bluetooth のアダプタがそれぞれ Intel のものに無事置き換えられています。

Intel Wireless-AC 7260

Wi-Fi ルータにも問題なく接続完了。Wireless-AC 7260 は 5GHz 帯にも対応したアダプタなので、5GHz 帯のアクセスポイントにも無事接続できています。Fit 11A にはもともと 5GHz 対応の Wi-Fi オプションが用意されていないため、5GHz 対応のアダプタに換装してもアンテナが対応していない(または性能が出ない)かもしれないと思いましたが、Windows のアンテナピクト表示を信用する限りは 2.4GHz 帯と同等以上の性能が出ているようです。

で、Wi-Fi が切れる症状が改善したかどうかですが...相変わらず切れるは切れるようです(´д`)。これは本体側が原因である可能性が高いですね。が、混信しづらい 5GHz 帯で繋ぐようにしたせいか、以前よりは多少マシになっているような気も。
設定をいじりながらもうしばらく様子を見てみますが、これでダメそうなら次はルータの方を買い換えてみるかなあ。

Intel / Dual Band Wireless-AC 7260 + Bluetooth

B00EQM8IHA

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2016/05/18 (Wed.)

Privacy Shield モンスター PC VAIO Z

仕事用 PC を、VAIO Pro 13 から VAIO Z に乗り換えました。

VAIO Z

Pro 13 だとちょっと力不足を感じる場面があったり、キーボードやタッチパッドのフィーリングがイマイチ気に入らなかったり(mk2 ではだいぶ良くなってるみたいですが)したので、思い切って Z に。
長年 1kg 前後のマシンばかり使ってきた身には 1.3kg を超える PC はさすがにちょっとズッシリきますが、それを補って余りあるパフォーマンスはいいですね。

で、私は基本的に仕事用のモバイルノートには必ずプライバシーフィルタをつけるようにしているので、これを買ってみました。

PDA 工房 / Privacy Shield モンスター PC VAIO Z

Privacy Shield モンスター PC VAIO Z

VAIO Z(フリップモデル)の液晶は段差のないタッチパネルなので、エレコム等から発売されている汎用品のプライバシーフィルタは装着すると不格好になってしまいます。
でもさすがに VAIO Z 専用タイプは出てないだろうなあ...とダメモトで探してみたら、なんとあったという(笑)。こういうマニアックなアクセサリーを探すとけっこうな頻度でヒットする PDA 工房さん、WorkPad や CLIE を使っていた頃から長年お世話になってます...。

Privacy Shield モンスター PC VAIO Z

さっそく貼ってみました。
汎用品のプライバシーフィルタは隅っこをテープで留めるものが一般的ですが、この VAIO Z 用のプライバシーフィルタは液晶保護シート方式で、液晶面にペタッと貼り込んでしまうタイプ。人に画面を見せるときにサッと外せないのがデメリットですが、まあ私は人に画面を直接見せる機会自体そんなにないので大丈夫です。

プライバシーフィルタの表面はアンチグレアなので、何も貼っていない状態に比べて外光の映り込みが気にならなくなるのもメリットかな。

Privacy Shield モンスター PC VAIO Z

サイズ感はミヤビックスの液晶保護シートほどじゃないけどそれなりにピッチリ作られています。
画面下の Windows ボタンと、画面上のカメラおよびセンサ類の部分だけがくり抜かれた形状。

タッチパネルの反応が悪くならないか不安でしたが、まあ多少は感度に影響はあるものの、普通に使えています。
ペンも問題なく使える模様。あまりハードにペンを使うとフィルタの表面に傷がつきそうなので、様子を見ながら使う必要がありますが。

Privacy Shield モンスター PC VAIO Z

のぞき見防止の度合いを見てみましょう。

画面輝度を 100% に設定して、右斜め 45° からのぞき込むとこんな感じ。
画面の右半分はけっこうしっかり見えてしまっています。

Privacy Shield モンスター PC VAIO Z

これを、画面輝度 25% まで落とすとかなり横からの視認性が悪くなり、そうとう大きなフォントサイズで作業していない限りは判読できない感じに。

Privacy Shield モンスター PC VAIO Z

左斜め 45° から。
画面輝度 100% だと、やっぱり左半分は読めてしまいます。が、右側から見たときに比べて画面は薄暗く見えます。

Privacy Shield モンスター PC VAIO Z

輝度 25%。
やはり完全に見えなくはなりませんが、かなり視認性は落ちてきます。
実際屋外でもない限り、輝度 25% でも実用上問題はないので、外で仕事するときはこのくらいが良いかな。

Privacy Shield モンスター PC VAIO Z

液晶のベゼルが出っ張っていないので、このプライバシーフィルタをつけると液晶側の厚みが増して本体が閉じにくくなるかな?と少し心配でしたが、干渉しないギリギリの厚さで作られているようで、問題なく閉じることができました。
言い換えればこれだけ薄いフィルタを使っているので、一般的なプライバシーフィルタに比べるとのぞき見防止効果がやや薄い、ということなのでしょう。それでもないよりは全然マシなので、あとは工夫で何とかします。

VAIO Z

やっぱり新しい PC は使っていて気持ちが良いですね。
仕事のほうも、このマシンに負けないような成果を出さないと。

VAIO / VAIO Z VJZ13B1icon

iconicon

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2015/10/16 (Fri.)

ソニー製 VAIO の Windows 10 アップグレード情報公開

昨日、ソニー製 VAIO(のうち、Win8.1 プリインストールモデル)の Windows 10 アップグレード情報がようやく公開されました。

Windows 10情報 | Windows情報 | パーソナルコンピューター VAIO® | サポート・お問い合わせ | ソニー

まあ私は正式情報を待たずに自己責任で Duo 13 をアップグレードしてしまっているんですが、それでもアップグレード用ドライバやユーティリティが提供されているかな、と思ったら、公開された情報は

  • 手順は旧 OS 上で Windows Update と VAIO Update を全部適用→OS アップグレード→Win10 上で Windows Update と VAIO Update を適用してね
  • 既知の不具合はこれですよ
だけという(;´Д`)ヾ。

手順は公式情報が出る前に自分でやったやり方と同じだし、不具合(といっても実用上問題あるのは高画質化エンジン X-Reality for mobile で動画の表示が崩れることくらい)に関しても、既にユーザー有志で対処法が確立されているし。待った甲斐がなかったとも言えるけど、最初に自分でやった手順が間違っていなくて安心しました。
Windows 8 プリインストールモデル(私の場合は Pro 11)については 11 月情報公開予定とのことですが、たぶん同じレベルなんだろうな、ということでひとまず安心して使い続けることとします。

Windows 10 そのものにもだいぶ慣れてきたし、年末年始あたりにちょっと時間を作って自作機のほうも Windows 10 にしてみますかね。

Microsoft / Windows 10 Home

B013HGWA6U

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2015/07/01 (Wed.)

VAIO Pro 名刺ケース

VAIO Z/Z Canvas の名刺ケースを買った際に、「Pro 11/13 ユーザーとしては Pro バージョンも揃えたいところですが、もう入手不可能なのが悔しいところ」と書いたところ、心ある方から譲渡の申し出をいただいてしまいました。

VAIO Pro 名刺ケース


というわけで、ありがたく頂戴しました。何でも書いてみるものですね...。

昨年、VAIO 株式会社の設立記者会見に出席したプレスのみに配布された、VAIO Pro シリーズの名刺入れです。Z/Z Canvas の名刺ケースはこれの派生形なわけで、むしろこちらがオリジナル。

VAIO Pro 名刺ケース

天板の VAIO ロゴはもちろんのこと、側面のコネクタ類や吸排気口までプリントでしっかり再現。ヒンジ部分のアルミパーツもちゃんと色分けで再現しているなど、芸が細かいです。

VAIO Pro 名刺ケース

底面のデザインまで線画で表現されています。現行の VAIO Pro 13 | mk2 では底面の拡張バッテリ端子がなくなっているので、この名刺ケースはあくまで初代 VAIO Pro としてのデザイン、ということになります。どこかで mk2 バージョンが登場したりするのでしょうか。

VAIO Pro 名刺ケース

開いたところもちゃんと VAIO。Z/Z Canvas がモバイル PC としてはちょっと変わった形をしているので、むしろ Pro のほうがこうやって名刺ケース化したときにしっくりくる感はありますね。

VAIO Pro 名刺ケース

この名刺入れで、むしろ名刺入れ本体よりも話題になっていたのが、中に入っているこのカード。全部紹介していると膨大な量になるので詳細はアスキーの記事に譲るとして、ここでは特に私が思い入れのある機種についていくつか紹介していきます。

VAIO Pro 名刺ケース

いろんな意味で「原点」となった、PCG-505。これが最初の VAIO、と誤解している人も少なくないですが、505 は VAIO が始まって 4 ヶ月後に登場したモデルに過ぎず、日本国内における「初代 VAIO」はデスクトップ型の PCV-T700MR、A4 ノート型の PCG-707・705 が始祖にあたります。しかし当時 PCG-505 が市場に与えたインパクトはすさまじく、この後に発売されたモバイルノートが ThinkPad を除いて軒並みマグネシウム筐体の「銀パソ」になってしまったほど。
これが後の私の人生をも変えることになったことは、もはや言うまでもありません。

VAIO Pro 名刺ケース

裏面には製品開発にまつわるエピソードが書かれています。PCG-505 はもともと A4 ノートとして開発されていたのが、上層部の鶴の一声で仕切り直しになり、極薄モバイルノートとして作り直された、というのは古いファンには有名な話。この薄さのために天板の VAIO ロゴは彫り込みではなくプリントだったのが、2 年後のブラッシュアップモデル PCG-N505SR ではついに「へこ文字」化されたこともまだ記憶に新しいところです。当時は学生だったからそうそう買い換えられなかったけれど、欲しかったなあ(その後、N505 シリーズは紆余曲折を経て私の手元にあります)。

VAIO Pro 名刺ケース

一気に時代が進んで 2003 年、505 シリーズの復権とばかりに登場した PCG-X505。薄さと軽さを最優先してそれ以外のすべてを後回しにするという思い切ったモデルでした。でもこのトンガリ具合に惹かれて買わざるを得なかった、思い出深い機種です。当時、VAIO ノートの天板にカーボン柄のカッティングシートを貼って「カーボンルック」とか言っていたところで、中の人に「カーボンルックじゃなくてホンモノのカーボンですよ」と煽られては、買うしかないじゃないですか(ぉ。
PC をローンで買ったのは後にも先にもこれ一台きりですよ。それくらい所有欲を刺激されたモデルです。

VAIO Pro 名刺ケース

基本的に極端に薄い PC か極端に軽い PC かしか使わない私ですが、この type U もその一つ。当時は私が世界で一番これを使い込んでいる自信があったくらいによく使いました(笑。短期間のうちに SSD やワンセグなど、どんどんスペックアップしていったのを覚えています。
他のウルトラモバイル系 VAIO と同様に短命に終わってしまったシリーズですが、スライドキーボードのギミックは、のちの VAIO Duo シリーズに繋がっていると言えます。

VAIO Pro 名刺ケース

type U の次に出てきたのが、同じく UMPC でありながらスタイルを大きく変えた type P。これもかなり使い込みました。長年のVAIO C1 シリーズユーザーとしては、しっくりくるサイズ感ではあります。登場したタイミング的にネットブックの亜種のような見られ方をしていたり、モバイルコンピューティングの主流が徐々に PC からスマホへ移り始めた頃だったことが、状況を複雑にしていたような気はします。
Atom Z シリーズのパフォーマンスにはいろいろと難儀しましたが、CPU や内蔵 GPU の性能というよりも、ストレージインターフェースが古めかしい PATA 方式だったことが主要因だったんだろうな、と思います。

このモデルのコンセプトは現在の 8inch 系 2in1 PC が受け継いでいると思いますが、そこに VAIO の名前がないことはいささか寂しい。

VAIO Pro 名刺ケース

今日 7 月 1 日は、VAIO 株式会社が設立されて 1 周年であり、日本国内で初代 VAIO が発売されてから、ちょうど 18 年の節目にあたります。18 年前の今日のことを思い返すと、私もずいぶん遠くに来たんだなあ...という感慨に耽りたくもなりますね。

VAIO Pro 名刺ケース

VAIO の名刺ケースシリーズは、おかげさまでこれにていったんコンプリート。快く譲ってくださった某氏、本当にありがとうございました。
でもこの先、またさらに強烈な新製品が出てきて、新しい名刺ケースにも登場してほしいところです。いやむしろ、名刺ケースの形状に収まらないような、独創的な製品を開発してほしいものです。2 年後には VAIO 生誕 20 周年、それを盛大に祝えるような状況になっていてくれると嬉しいです。

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2015/05/27 (Wed.)

VAIO Z/Z Canvas 名刺ケース

VAIO Cafe で買ってきたお土産。

VAIO Z/Z Canvas 名刺ケース

VAIO Z、および Z Canvas を象った名刺ケースです。形状そのものは何の変哲もないアルミ製の名刺ケースですが、VAIO Z/Z Canvas の本体デザインを模した刻印が施されています。

実はこれ、VAIO 株式会社の設立記者会見時にメディア向けにこれの VAIO Pro バージョンが限定配布されていたらしいですが、それの Z/Z Canvas バージョンという位置づけです。

ASCII.jp:VAIOだと思ったでしょ? 残念名刺入れちゃんでした!

Pro 11/13 ユーザーとしては Pro バージョンも揃えたいところですが、もう入手不可能なのが悔しいところ。

VAIO Z/Z Canvas 名刺ケース

表面だけじゃなくて裏面や側面にまで刻印されているこだわりよう。側面の端子を再現した部分には、HDMI や AC アダプタの「19.5V」といったシルク印刷まで再現している無駄なハイクオリティとなっています(笑。

ちなみにこの刻印は、VAIO 株式会社の安曇野工場にある、実際に VAIO の製品に刻印を入れるための機械を使って刻まれたとのこと。

VAIO Z/Z Canvas 名刺ケース

ケースを開くと、内側にもちゃんと液晶ディスプレイやキーボードの刻印が施されています。ちなみに液晶はフリップしません(ぉ

このアルミケース自体にヘアライン加工が施されているので(VAIO Z の表面はブラスト加工)、VAIO Z というよりもむしろ Fit A シリーズに見えるのが玉に瑕だけど!(笑

VAIO Z/Z Canvas 名刺ケース

こちらは Z Canvas バージョン。表面が VAIO の背面、裏面が VAIO の正面という変則的なデザインになっていますが、これにはちゃんと理由があります。

そしてこれもちゃんと側面の端子類まできっちり再現。上面の、00 番の特殊ドライバーで作業する排気スリットまでちゃんと再現されています(笑

VAIO Z/Z Canvas 名刺ケース

蓋を開けると、内側にも Z Canvas 背面の刻印が施されているわけですが、蓋の外側の刻印はスタンドを閉じた状態、内側の刻印はスタンドを開いた状態が再現されているという。

VAIO Z/Z Canvas 名刺ケース

しかも、名刺ケースの中にはキーボードユニットを模したカードが 1 枚入っていて、Z Canvas のセットを再現することができるわけです。

ただ、この名刺ケースのヒンジは Z Canvas のスタンドのようなスタビライザーが内蔵されているわけではないので、使いやすい角度で固定することができないのが難点(ぉ。

VAIO Z/Z Canvas 名刺ケース

ちなみに私が所有する VAIO の名刺ケースコレクション。左上はごく初期の VAIO で製品カスタマー登録するともらえた初代名刺ケース、右上は VAIO 505 EXTREME を買ったときにもらったソニースタイル限定グッズ(蓋に本体と同じマルチレイヤーカーボンがあしらわれている!)。これで VAIO Pro 版の名刺ケースが入手できれば、私の知る限り VAIO の名刺ケースはコンプリートなんだけどな(笑。

VAIO

VAIO Cafe では名刺ケースのほかにオリジナル T シャツも販売されていました。デザイン自体はなんてことありませんが(却って普段使いしやすいかも)、これの驚きは VAIO(株)の安曇野工場で縫製された、ということ(!)。表面からビスが見えない Z Canvas のデザインにちなんで、縫い目のない構造になっているというこだわり。私が会場入りしたときには既に私の着れるサイズが売り切れていたので買えませんでしたが...。さすがに、小さい T シャツをピッチピチに着て「ミニマルな筐体に詰め込む超高密度実装技術、Z ENGINE!」とか言うわけにもいかず(ぉ

名刺ケースのほうも 2 日目に Z バージョンが、3 日目に Z Canvas バージョンが完売したそうですが、少量ずつ再入荷することもあるらしい、という話も耳にしたので、気になる方は会場に足を運んでみては。

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2015/05/26 (Tue.)

VAIO meeting 2015#2

2 月に引き続き、VAIO のファンイベント「VAIO meeting 2015#2」に当選したので、参加しに六本木まで行ってきました。

VAIO meeting 2015#2

場所は六本木ヒルズ、TOHO シネマズの手前にある、よく企業コラボカフェを展開しているスペース。期間限定で「VAIO Cafe」を出店しており、その会場内での開催でした。

イベントの様子は既にあちこちに掲載され始めているので子細は割愛しますが、かいつまんでレポートしてみます。

VAIO meeting 2015#2

着席するとまず振る舞われたのがこの「VAIO ラテ」。カフェラテにテンプレートを使ってココアパウダーを振っただけのものですが、こういうのでもちょっと嬉しい。イベントの当選者には無料で一杯サービスされましたが、VAIO Cafe の一般来場者は有料で頼むことができます。

VAIO meeting 2015#2

この日の主役は当然、ようやく正式発表された「VAIO Z Canvas」。当日には VAIO Pro 13 | mk2 も発表されたばかりですが、主役はあくまで Z Canvas。この開発ストーリーを中心にイベントは進行しました。

ちなみに Pro 13mk2 は一見地味なマイナーチェンジながら、旧型ユーザーだけが分かる不満点を着実に潰してきていて、とても完成度の高いビジネスノートに仕上がっています。特に VGA 端子標準搭載とタッチパッドの改善は、先日旧型を買った私としては悔しいところ。

VAIO meeting 2015#2

Z Canvas のキーワードは「クリエイターとの共創」。開発段階から「VAIO Prototype Tablet PC」として Adobe MAX に出展したり、国内のクリエイター陣に試作機を使ってもらってブラッシュアップ、という手法を採ってきましたが、そこに関して詳しい説明がありました。

VAIO meeting 2015#2

具体的には、イラストレーターや漫画家、写真家などにワークフロー(事前の打合せなどのレベルまで含む)や既存のタブレット PC・液晶タブレットへの不満点をヒアリングすることで、彼らが本質的にタブレット PC に求めている要素を把握し、それを実装した上で実機を試してもらい、さらにブラッシュアップする...ということの積み重ね。今までの VAIO にも特定用途に特化したモデルはありましたが、作り込みの部分に関してはスペック重視でごく一般的な使い方における快適さを追求するに留まっていたように思うので、ここまで専門職のワークフローに深く入り込んだ開発スタイルは初めてではないでしょうか。
個人的には、あくまで趣味として写真や動画をいじっている、クリエイターとも言えないレベルの目線で言うと、ちょっと訴求の仕方が専門領域に入りすぎていて自分から遠いように感じてしまいます。が、「専門領域に深く刺し込むことで Mac を上回り、まずはその分野におけるポジションを確立する」のが今の VAIO の戦略だと思うので、その段階のアプローチとしてはある程度正しいのだろうと思います。

イベント的には、前回のようにハードウェアへのこだわり話ばかりだとあんまり変わり映えしないよなあ、と危惧していたのですが、そこに留まらず、このように製品開発のアプローチから従来とは変えてきている、という話を聞けたのはとても良かったです。

VAIO meeting 2015#2

そしてハードウェア面でも、いつもの如くこだわりが満載なわけです。モバイル PC としては史上初(?)のトリプルファンに関しても、ファンごとにフィンの枚数を変えたのはもちろんのこと、フィンの形状自体も不均等にすることでさらに共鳴を抑えて静粛性を確保している、というのは面白い。ヒートパイプもよく見ると立体交差になっていたり、たぶんこの辺の話だけでまともに聞くと 1 時間コース、という奥の深さ。

VAIO meeting 2015#2

でも基板や冷却以上にこだわりが詰まっているのがこの可変スタンド。一見なんてことないスタンドのようですが、

VAIO meeting 2015#2

開発の初期段階では、VAIO Duo 13 のサーフスライダー方式を踏襲しつつ、さらに角度調整機構もつけたスタンドを検討していたそうです。結局サーフスライダー方式では角度調整の幅が狭すぎてお蔵入りになってしまうわけですが、せっかくの Duo シリーズの機構を最初から捨てていたわけではなかった、というのは Duo ユーザーとしては少し報われた気分です。

VAIO meeting 2015#2

最終的には Tap 21 のスタンド機構をベースに、ダンパーやカム周りの構造を煮詰めることで、これだけ小型でありながら角度によってトルクが可変し、片手でも角度調整しやすいスタンドを実現できたとのこと。軽く動かせながら、ペン入力の際にはしっかり支えられるスタンドの実現には、おそらく説明された以上の困難があったものと思われます。生産の道具としてこの価値が認められる人なら、25 万円~という価格は決して高くないのかもしれません。

VAIO meeting 2015#2

いつの間にか恒例行事となりつつある生解体ショーもあったわけですが、その中でも特筆すべき変態エピソード(ぉ)を一つ。この機種、外観からはビスが一本も見えない構造になっていますが、なんと放熱用のスリットの奥にビスが仕込まれています。とまあここまでであれば今までにも似たような構造の機種があったような気がしますが、このビスを外すには 00 番の特殊ドライバーを使い、ビスを半分緩めたところでトップカバーを外す、という構造になっています(スリットがネジ頭の径よりも狭いので、トップカバーを外さないとビスが抜けない!)。これにはさすがに笑ってしまいました。

VAIO meeting 2015#2

イベント後には開発陣が解説をしてくれるタッチ&トライの時間もありましたが、ずっと人だかりで結局私は Z Canvas に触れることができませんでした(´д`)。まあ既に販売店での展示は始まっているので、お店で触れば良い話ですが。

Z Canvas、Z、Pro 13mk2、Fit 15mk2 と一通りのラインアップが揃ったところで、まずは一段落といったところでしょうか。スタッフの皆さんの雰囲気も、前回以上にポジティブで、ようやく会社として軌道に乗りつつある、ということなのかもしれません。
ようやく新製品が出そろったばかりですが、個人的にはそろそろまたちっちゃいのを作ってほしいところ。この次も期待しています。

VAIO / VAIO Z VJZ12A1icon

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投稿者 B : 23:59 | PC | VAIO | コメント (0) | トラックバック