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金沢、文化と工芸の街

金沢

先日行った金沢でいろいろ写真を撮ってきました。

鈴木大拙館の裏手に回ると、あの建物が借景としている日本庭園に出ることができます。鈴木大拙館の幾何学的な造形は個人的にすごく好きだけど、こういうオーソドックスな日本庭園もこれはこれでいい。むしろあの現代的な建物との対比で見ることでお互いの良さが際立つ、と言ったらいいでしょうか。

※写真は全てα7 V+FE16-35GM IIにて撮影。

金沢

本当に隈無く苔むした様子がとてもいい。いつ頃からここにこうしてあるんだろうか、やっぱり前田家の治世以来だろうから江戸時代からかな。そういうことに思いを馳せて現実をひととき忘れるのもまた良い。

金沢

このあたりはとにかく兼六園や金沢城跡に人が集まりがちで逆にここは人が少なくとても静か。華やかな加賀のイメージとは少し違う詫び寂びのある空間に落ち着きを感じる。

金沢

日本庭園を抜けるとそこからは「芸術の小径」「緑の小径」と呼ばれる散策路が出てきます。
山道というほど険しくはない坂道を、木漏れ日を感じながら歩けるのはとても気持ちいい。夏が終わって少し気温が下がり始めた頃だから心地良かったけど、4~5月頃に歩いたらもっと良いんだろうなあ。

金沢

階段に沿って流れる小川は辰巳用水。兼六園から流れてきているものです。つまり鈴木大拙館から兼六園や金沢城に向かって登ってきていたということですね。

金沢

小径を抜けた先は国立工芸館や石川県立美術館のあるあたりでした。
金沢城・兼六園に隣接するように21世紀美術館、県立美術館、国立工芸館、歴史博物館、県立能楽堂、歌劇座などさまざまな芸術や工芸にまつわる施設が集まっています。金沢がコンパクトに観光しやすい街として知られる所以でもあります。

金沢

県立歴史博物館。
博物館にしてはなんだか物々しい雰囲気、と思ったら元は旧陸軍の兵器庫だった建物を改装して博物館にしたそうですね。博物館になる前は大学(美術工芸大学)の建物としても使われていたとのこと。この建築物自体が加賀の歴史の証人でもある、ということか。

金沢

関東で赤レンガというと横浜の赤レンガ倉庫を連想しますが、同じ赤レンガでも歴史的な成り立ちや現在の使われ方の違いで全然違った雰囲気に感じます。

金沢

金沢の中でも今まで歩いたことのなかった場所を歩くのはとても楽しい。
しかも、21世紀美術館の周辺にいろんな文化的施設があることは知っていたけれど、具体的に見るとその多さと多彩さに驚きます。これだけいろんな文化や芸術、工芸を大切にできるのは加賀という場所の歴史と人の営み、そして何より観光収入の成せる業ですね。隣県富山ではこれだけ大規模な文化施設が集まる場所もない。

いかにも観光じゃない部分の金沢、リラックスできてすごくいい。また歩きに来ようと思いました。

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