スポンサーリンク

F1 メキシコシティGP 2026

キミ・アントネッリ20歳で初戴冠! 史上最年少王者誕生。平川亮F1初戦で奮闘13位|F1メキシコシティGP決勝

キミ・アントネッリが9位以上に入賞するか、ラッセルとハミルトンが優勝を逃した時点でアントネッリのチャンピオンが確定するという決定的な状況で迎えたメキシコGP。アントネッリ自身が3位表彰台という文句なしのリザルトで史上最年少タイトルを決めました。

■アントネッリ初戴冠

おめでとうキミ!

ここまで19レース中9勝、現時点でランキング2位以下に100ポイント以上の大差をつけての戴冠。今季は最強メルセデスのマシンに恵まれた部分はあれど、大先輩であり今季のチャンピオン候補筆頭だったラッセルを完全に下してのチャンピオン獲得に異論がある人はいないでしょう。若さが出たレースもいくつかはあったけど、初戴冠の年のフェルスタッペンより全然オトナだったと思う(笑
これまでのセバスチャン・ヴェッテルの記録を三歳以上更新する、二十歳での史上最年少チャンピオン。この記録は今後そうそう破られることはないんじゃないでしょうか。ちなみにヴェッテルの前の最年少記録保持者だったルイス・ハミルトンとは「トップチームからデビューしてフル参戦2年目でのチャンピオン」という共通点があります。

個人的に、シーズンが始まる段階では今季のメルセデス圧勝は既定路線で、シーズン序盤はラッセルがチャンピオンシップをリードするけど中盤以降はアントネッリが成長してラッセルを脅かすようになり、アントネッリの逆転チャンピオンもワンチャンあるかも?くらいに予想していました。そしたら開幕戦をラッセルが制した以外はアントネッリがシーズンのほとんどを支配する展開になるとはね。シーズン中盤まではとにかく勢いがあるという感じだったのが、終盤戦に至っては(大量リードによる安心感も背後にあっただろうけど)落ち着いたレースができるようになったのも成長だなあと。

ポディウムに1位フェルスタッペン(4冠)、2位ハミルトン(7冠)と一緒にアントネッリが3位かつ新王者としてポディウムに立ったことも新たな時代の始まりを実感させました。すごくいい表彰台だった。

■レース展開

予選はハミルトン-ラッセル-ルクレール-アントネッリの順。ハミルトンはフェラーリ移籍後の初PP。かろうじてチャンピオンの可能性を残していたハミルトンとラッセルがフロントロウながら、アントネッリもP4スタートなら十分に勝つ可能性があるし無理をしなくてもチャンピオンはほぼ見えている状況でした。

スタートはフェラーリの2台がロケットスタートを決めて1-2体制…かと思ったらルクレールがチームメイトに仕掛けてコースオフしながらも奪首。ルクレールは5秒ペナルティーを受け、またSC導入とタイヤ戦略のアヤもあって最終的に表彰台争いからは脱落するわけですが、まだチャンピオンの可能性が首の皮一枚で残っているチームメイトに対してあのような無茶を仕掛ける必要があったのかどうか。ペナを受けたり中盤にブレーキングミスでタイヤにフラットスポットを作ったりするあたりがルクレールらしいというか。一見ナイーブでフェアなドライバーに見えるのにチームプレイができずここ一番でのミスも多い…というのが私のルクレールに対する印象です。
「らしい」という意味ではラッセルもP2からスタートで出遅れ、その直後にハジャーとの接触によるペナルティーで早々に優勝争いから脱落していったのもいかにもラッセルでした。勝てるチャンスに限ってミスや不運に見舞われる。

ルクレールの一見がなければフェラーリ1-2もあり得たレースでしたが、度重なるVSC/SCや赤旗中断の混乱で首位争いに生き残ったのはフェルスタッペン、ハミルトン、アントネッリの三人。結局状況の見極めに強くて運を呼び込める人がチャンピオンになる資格があるということですね。

■平川亮がハースから電撃参戦

私はFP3は深夜すぎて見ていなかったのですが、日曜に早起きして予選を見ようと思ったらハースに平川が乗っていて驚きました。どうもFP2後にオコンがチームと揉めて即刻レギュラーシート剥奪(チーム発表によると1戦のみとなっているけど戻って来れないと思う)、その時点でリザーブとして帯同していた平川が繰り上がった模様。オコンは今季限りでのチーム離脱が発表済みで、どうせなら残りのレースを使ってスポット参戦資金集めや来季レギュラー(カマラ)の先行投入をしたいという背景があったのかもしれないし、年俸額で揉めて契約更新が滞っていると言われるベアマンに対して「来季はカマラ+平川というオプションもある」とプレッシャーをかける意図もあるのでは…と勘繰ってしまいます。

それはそうと、新たな日本人F1ドライバーとしてデビューした平川は予選19番手(ローソンのグリッド降格ペナにより決勝はP18スタート)、決勝はあまり映像には映らなかったけど終盤にウィリアムズの2台を相次いでオーバーテイクして13位フィニッシュ、というのはいきなり実戦だった割には検討したと言えるでしょう…と思っていたら上位陣の複数名にペナルティーが出たことで平川は繰り上がり10位入賞!デビュー戦で入賞というのは角田に続いて日本人2人目の快挙。中盤まではガマンのレースだったと思いますが粘り強く走った結果ですね。

残りのレースはどうなるんでしょうね。次以降は来年に向けた準備を兼ねてカマラを走らせるのか。平川自身はWECで年間チャンピオンをかけて争っている最中ですし、ハースで再び乗るチャンスがあったとしてどちらを選ぶんでしょうか。個人的には、F1で日本人ドライバーが走っているだけで観るモチベーションが格段に上がるから是非乗ってほしいところですが。

■アストンマーティン

フリー走行まではアロンソが好タイムをマークし、決勝に向けて期待が高まっていたはずのアストン。決勝では2台揃ってわずか5周でリタイヤしてしまいました。ホンダのERS冷却に関するトラブルが原因とのことですが…旧レギュレーション時代ならば「ホンダ製PUは気圧が低い高地のレースで強い」のが常識だったのが、今度はまともに走れないレベルとは。もうガッカリするのも飽きてきました。

次のレースはまたすぐにブラジルGPがやってきます。ドライバーズチャンピオンは確定しましたがコンストラクターズがまだ残っているし、ドライバーズの2位争いも激しい。シーズン序盤は沈んでいたフェルスタッペンが今やランキング2位、3勝というのもラッセルに並び、モメンタム的にはこのままフェルスタッペンが2位でシーズンを追えそうな流れです。またチャンピオンシップのプレッシャーから解放されたアントネッリが純粋に勝ちにきそうで、レース自体がさらに白熱しそう。楽しみです。

コメント

  1. ken より:

    フェルスタッペンとハミルトンが、アントネッリを肩車した映像はとても印象的でした。ぜひ写真一枚記念に欲しいくらい。

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました