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Acoustune AS2200 / XHS1400 試聴

私がいくつかのイヤホンを愛用しているAcoustuneからポータブルDACとイヤホンの新製品が出たということで、eイヤホンで試聴してきました。

Acoustune / DAC AS2200

Acoustune AS2200

まずはAS2200。いわゆるドングルDACですね。Acoustuneというとイヤホンのイメージが強くてDACはあまり知名度がありませんがこれが2機種め。

非常にシンプルなデザインのドングルDACです。中韓メーカーのドングルDACはどれも角がシャープすぎて掴むと手に刺さるのがどうしても好きになれないのですが、AS2200はちゃんと面取りされていてその点だけでもう好感が持てる。
外装は一見ステンレスにも見えるアルミのバフ(鏡面)仕上げで非常に品位がある。デザインテイストの近いRS FIVEと組み合わせたらすごく似合うんじゃないでしょうか。アルミの表面加工というとヘアラインかブラスト(梨地)が一般的ですが、バフ仕上げももっと流行っていいのにと思います。まあ逆に他車がやってないからこれがAcoustuneらしさに繋がっているとも言えます。

DACチップには旭化成エレクトロニクス(AKM)AK4493SEQを搭載。定番どころですね。アウトプットは4.4mmバランス/3.5mmアンバランス両装備、かつ3.5mmは光デジタル出力を兼ねています。

Acoustune AS2200

操作系はMFBと印字されたボタンとボリューム+/-のみ。MFBって何の略かと思ったらマルチファンクションボタンですね。MFB短押しでディスプレイの点灯/消灯、長押しでメニュー表示となるようです。

ボリュームキーが小さいのがやや不満ですがドングルDACならスマホ本体のボリュームキーで操作すればいい、という割り切りですかね。ボリュームダイヤルがついてても軽すぎて感触が悪い機種も多いからなあ。

Acoustune AS2200

設定画面では音質を6種類のフィルター(決め打ち系のイコライザーですね)やヘッドホン出力のHIGH/LOWなどを変更することができます。

自前のAcoustune RS FIVE+SoundsGood BlueFlame(バランス接続)で試聴してみました。
スマホ(Xperia)の3.5mm端子よりも明確にパワーを感じる、量感のある音。十分な情報量と中低域に厚みを感じます。でもどこかの帯域を強調したりカリカリした音にするわけでもなくナチュラルな出音でとても好印象。ただ、iPhone 16eと繋いだときには接続直後だけ若干の電磁ノイズっぽい音が聞こえたから若干センシティブなのかな?という印象もあります。
スマホではなくウォークマンZX707と比べても音がいいか?と言われると微妙なところですが、これ単体で聴いている分には十分満足できる音質に感じました。先日発表された新型ウォークマンは手が届かない価格帯に行ってしまったので、もし買えるレンジの機種がもう出てこないとなった場合は次はドングルDACかなとは考えています。まあ競合が多い価格帯でもあるから実際に買うとなったら他とも比較検討するでしょうが。

続いてイヤホン。

Acoustune / XHS1400

Acoustune XHS1400

実質的に私が使っているHS1300SSの後継と言えるモデルです。音響チャンバーと有線モジュールの2モジュール構造になっていて、同社のワイヤレスモジュールに換装すればTWSイヤホンとしても使えるという飛び道具つき。

黒に金のアクセントカラー(逆パターンで金に黒アクセント版もあり)で、AcoustuneにしてはおとなしめだったHS1300SSよりも個性的なデザイン。自己主張強めだけど私は嫌いじゃないです。

Acoustune XHS1400

ケーブルはPentaconn Ear(標準タイプ)で、バランスケーブルのみ付属というのが思い切ってますがユーザー層を考えればこれは正しい。アンバランスケーブル付属だったHS1300SSユーザーにもケーブルだけ単品販売してほしい。

試聴してみたところ、音質はHS1000シリーズの後継らしい美音。高域の伸びと広めの響きで、脚色強めの音質だけどリスニング用として楽しく聴けるイヤホンです。HS1300SSよりも空間が広く、各音源の定位が明確な印象。
展示POPには「女性ヴォーカルにおすすめ」と書いてあったけどまさにそれ。艶やかな中高域が声をより華やかに聴かせてくれます。

あと、個人差はあるでしょうが私にとってはHS1300SSよりも装着感が合っているように感じる。HS1300SSはイヤーピースや装着位置が合わないと中域が抜けたように聞こえてしまうことがありますが、XHS1400は標準イヤーピースのまま何も考えずに装着してもちゃんとあるべき位置に収まってくれ、音がすっぽ抜ける感覚がありません。この点だけでもHS1300SSから買い換えたいくらい。まあHS1300SSよりも価格グレードが上がってしまったし、今の私のメインイヤホンにはRS FIVEがあるからXHS1400はいずれ…というところです。

ついでにqdcからも新イヤホンが出ていたから聴いてきました。

qdc / EVOLVER

qdc EVOLVER

私も愛用するSUPERIORの上位モデルです。SUPERIORはダイナミックドライバー一発でしたが、EVOLVERはDD+MST(マサト…ではなくマグネットスタティック=静磁型の略らしい)のハイブリッド式。

シェルのカラーバリエーションは1色ですが、角度によってグリーン~ブルー~バイオレットへと変化する不思議な素材。これすごくいいじゃないですか。
またケーブルもコネクターだけ交換することで4.4mmバランス/3.5mmアンバランスの両方に対応できるタイプ。もはや一定価格以上の有線イヤホンは3.5mmケーブルつけておけばいいという時代じゃなくなってきてますね。

qdc EVOLVER

音を出してみました。
MSTは中高域のレスポンスに優れたドライバーということでハイブリッド式における役割としてはBAドライバーと同様ですね。試聴すると確かにSUPERIORよりも高音の伸びが良く、全体的な解像感も増しているように感じる。「わかりやすく良い音のモニターイヤホン」としてSUPERIORの正常進化版に仕上がっており、ステップアップモデルに相応しい音だと思います。

ただ音が耳の近くで鳴っているような感覚はSUPERIORと同様。SUPERIORの上位版という前提で聴くとけっこう良いけど、空間が広いXHS1400の直後に聴くとちょっと窮屈かな…と感じてしまいました。まあSUPERIOR/EVOLVERはモニター(IEM)、XHS1400は完全にリスニング向けだから求めるものが全然違うわけですが。個人的にはXHS1400の方が優先度は高いかなあ。

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