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Xperia SX インプレッション

これまた完全に周回遅れな感じですが、Xperia SX/GX を見に有楽町のスマートフォンラウンジまで足を運んできました。レビュー記事はあちこちで出回っていますが、どちらかというと自分向けのメモ的にエントリー。

ソニーモバイルコミュニケーションズ / Xperia SX

まずは SX から。今年の Xepria のデザインは、あまりデザインされているとも思えない形状で、ロゴがなければ他社のスマートフォンとそれほど違いが分からないよなあ・・・というのが個人的にはちょっと不満。SX は液晶上部に「NTT docomo Xi」のロゴがどどーんと入ってしまっているのも萎えポイントです(´д`)。でもそれ以外は現時点で私が欲しいスペックは一通り揃っている機種なので、acro から買い換える気マンマンで実機を見に行きました。

持ってみました。ちっちゃくて、軽くて、なじむ。実に!なじむぞ。今まで、arc/acro ですら私の手に余るサイズだったのが、SX ならちょうど良いと思えます。画面が小さいのは本体サイズとトレードオフなので仕方ないですが、960×560 もあれば今の acro より解像度は向上しているし、許容範囲。とてもしっくりきます。

薄さはこんな感じ。特段薄いとも感じませんが、厚いわけでもなく、ちょうど良い薄さだと思います。

側面のボタンは電源とボリュームのみ。正面のホームキーがハードボタンではなくなってしまったので、スリープ解除のためには電源ボタンを押さなくてはならなくなりますが、この位置なら配置的にも距離的にもそれほど辛くはなさそうです。

ソニーモバイルの Web サイトでも象徴的に使われている、メタリックなラインの処理。本体はこのラインに沿って塗り分けられていて、オレンジはツートンなのかと思いきや、よく見るとスリートーンで分けられています。芸が細かい。


ただ、背面から見ると、最も面積の広いバッテリカバー部のオレンジが、イメージしていたよりもずいぶん薄い色合いでした。あえて悪く言えば、日焼けして褪色したオレンジという印象で、中途半端な色合いなのが却って飽きそう。むしろ W880i くらい振り切ったオレンジのほうが好みだったのに・・・。発表時点ではオレンジを買うつもりでいたんですが、この色合いを見てちょっと気が変わってしまいました。これならローズゴールドのアクセントカラーが上品なホワイトモデルのほうが私好みかもしれません。スマートフォンラウンジにはホワイトはまだ展示されていませんでしたが(あとピンクはあった)、全色ひととおり見てからまた考えよう。

サイズ感的に近い iPod touch(iPhone は持っていないので)と並べてみました。SX のほうが少しだけ細くて背が高いです。液晶の精細感は思っていたほど差がなく、解像感・発色ともにこれなら大きな不満はなさそう。小さい小さいと言われる SX ですが、個人的にはこれなら iPhone と変わらない感覚で使えると感じました。まあ、私の隣でいじっていたカップルが「こんなの小さすぎて使えない」みたいなことを話していたので、手の大きさや用途、より画面の大きなサブ機(タブレット等)を持っているかどうかによってもこの機種の評価は変わってくるんだろうな、と思いました。

ロックスクリーンはこんな感じ。Android 4.0(Ice Cream Sandwich)なので、ロック画面から直接カメラが起動できます。これはけっこう助かるんですよね・・・。ただ、SX では本体にハードウェアとしてのシャッターボタンが備わっていないので、カメラの起動はこのロックスクリーンからか、あるいはアプリアイコンをタップで起動してやる必要があります。慣れで解決できる範囲でしょうが、ちょっと残念なポイントではあります。

「戻る」「ホーム」「最近使ったアプリ」はハードウェアキーではなく、ソフトウェアボタンに変更されました。しかも acro HD のように別途タッチ式ボタンがあるわけではなく、Android 3.x(Honeycomb)と同様液晶画面下部に黒いボタン領域を占有するタイプで、その分実質的な画面サイズが小さくなっています。やっぱり私はせめてホームボタンだけでもハードキーにしてほしいですね。Google の考えとか部材コストとか故障リスクとかいろいろ理由はあるでしょうが、やっぱりタッチ式ホームボタンはどうも好きになれません。

ちなみに Android 2.3 まではハードキーの並びは「戻る」「ホーム」「メニュー」が一般的でしたが、ICS では右端が「最近使ったアプリ」に変更されたので、メニューボタンはアプリの右上に移住させられています。Android アプリはメニューを多用する作りになっているものがけっこう多いので、この仕様変更はユーザビリティが犠牲になっていると感じてしまいますね・・・。

プリインストールアプリはこの世代から一新されていて、中でもミュージックアプリが「WALKMAN」に変更されたのが象徴的でしょう。

展示機にはほとんどサンプルが入っていなかったのであまりいじれませんでしたが、現時点での WALKMAN アプリはまあ割と普通なミュージックプレーヤーアプリの域を出ていないと感じました。でも、こういう方向性だと、S-Master MX+デジタルノイキャン対応の Xperia、とか期待したくなっちゃいますね。私は少なくとも次のウォークマンは買うつもりでいますが、そろそろ本格的にスマートフォンに一本化する時期を見極めていたりもするので、高音質デジタルアンプとノイキャンが Xperia に入ってくることを心待ちにしています。

スマートフォンラウンジでの先行展示だけあって、誰かが展示機にいくつかのスピードテストアプリをインストールしていました(笑。RBB で計測してみたところ、下りは 50Mbps 近く、上りも 13Mbps 近く出ていてたまげました。まだまだ LTE 通信できるエリアは広くないですし、現時点では Xi の帯域利用率もそれほど高くない、など理由はあるのでしょうが、数字で見せつけられるとインパクトありますね。このまま順調にエリアが広がっていくようなら、WiMAX 解約して LTE テザリングのほうが幸せになれる日も遠くないかもしれません。

ということで、GX については次回に続きます。

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