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Android 8.0 Oreo

Android 8.0 Oreo(オレオ)、Googleが発表 – ケータイ Watch

Android の新しいバージョン「Oreo」が正式リリースされました。まずは Google Pixel や Nexus シリーズといった開発者向け端末から。

スマートフォン向け OS という意味での Android は Lollipop あたりでほぼ完成された感があり、その後はメジャーバージョンアップといってもセキュリティや安定性の改善、パフォーマンスアップなどに軸足が置かれているように思います。あとは iOS で先行している機能の取り込みや IoT・テレビ・自動車などのプラットフォーム向けを意識した機能追加が中心。今回のバージョンアップも目玉機能と言えそうなのは PinP(マルチウィンドウというかスモールアプリというか)くらいですかね。
PinP といってもスマホサイズでは用途がある程度限られます。まあ全画面アプリを使いながら SNS 等のタイムライン更新が追える、みたいな用途にはそれでも十分でしょう。でもこれはどちらかというと iPad Pro が開拓しているような PC のユースケースをタブレットで取り込むことを想定しているのかもしれません。実際、Android を独自拡張して Windows 的なマルチウィンドウ環境を提供しようとしていた Remix OS が撤退したのも本家 Android 側に類似の機能が搭載されたことと無縁ではないでしょうし、スマホ需要がほぼ一巡した Android が次に狙うのは現在 PC がカバーしている市場の一部、というのはごく自然な流れ。Adobe RGB に対応して本格的な画像編集にも対応する下地を作っていますし、いずれはマルチウィンドウが当たり前になり、タブレットや 2in1 だけではなくクラムシェルタイプの端末が出てきてもおかしくはありません。それ Chrome OS とどう棲み分けるの、という話はありますが…。

スマホユーザー視点では Oreo はあまり目新しさがある OS ではありませんが、Android のプラットフォーム戦略という意味では、後から振り返ったときにこれが何かのターニングポイントだった、ということになっているのかもしれません。

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