そういえば先週から docomo が中古端末の SIM ロック解除条件を緩和したということで、私もちょっと試してみました。
ドコモ、中古端末のSIMロック解除条件を変更 – ケータイ Watch
先日 Xperia XZ(SO-01J)の SIM ロックを解除した際には、XZ の前に使っていた Xperia Z5 Compact は現契約外の端末ということで SIM ロック解除には対応していませんでしたが、今回の条件変更によってそれが可能になったことになります。とはいえ私は iPhone XS と引き換えに Z5 Compact を下取りに出してしまったので(笑)、奥さんが以前使っていた Xperia Z5 の SIM ロックを解除してみることにしました。結果的に「他者名義で既に現契約の存在しない(契約解除済みの)端末」の SIM ロックが解除できるかという検証になります。
SIM ロック解除にはまず端末の IMEI を調べる必要があるわけですが、これは設定画面の奥深くからも探し出すことができますが、ダイヤル(電話)アプリでテンキーから番号「*#06#」を入力しても表示させることが可能です。
なお docomo はネットワーク利用制限携帯電話機確認サイトを公開しており、これに手持ちの端末の IMEI を入力することでその端末が SIM ロック解除可能かどうかを確認することができます。自分で docomo と契約した端末であれば調べる必要もないでしょうが、中古ショップ等で SIM ロック未解除状態で購入したものであれば事前にここで調べておくと良いでしょう。
ちなみにその後の手続きは Xperia XZ の SIM ロックを解除したときと全く同じでした。XZ のときは完全に「docomo の現契約端末かつ端末購入代の割賦支払いが完了している状態」に対して SIM ロック解除の手続きを行いましたが、今回は以前ならば NG だった「他者名義で契約解除済みの端末」でも同じ手順で SIM ロック解除の手続きができるようになったというわけです。自分のドコモメールアドレスに自契約でない端末のロック解除手続き完了メールが届くのはちょっと違和感があります(笑。
とりあえず今回は半分実験のつもりで解除してみたので Z5 を再利用する予定はありませんが、これで「SIM ロック解除するのを忘れて機種変してしまったけど、旧端末のロックを後から解除したい」とか「中古屋に売る前にロック解除しておきたい」とか「中古屋で買ってきたけど SIM ロックがかかっていた」というような状況でも SIM ロックを解除できることになりました。
今回の SIM ロック解除制限緩和の背景には総務省の指導があるとのことで、これが必ずしも総務省の狙う中古市場の活性化とスマホの買いやすさの向上に繋がるとは個人的には思えませんが、とりあえず自分の使う端末の自由度が高まるのは良いことです。特に今の私のように海外 SIM を入れる機会が多いユーザーには、わざわざ海外端末を買わなくても端末を使い回せることになるわけで。とはいえ、出張にかこつけて海外端末を買ってみたくなる自分もいるわけですが(笑。
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