先日仙台に行った際、味太助以外でもう一カ所牛タンを食べてきていました。
味太助の本店・分店もある一番街エリア。コンビニよりも牛タン屋の方が多いんじゃないかというくらいの激戦区です。
そんな中、古い雑居ビルの地下飲食店街にある店が今回の目的地。いやー、ここあらかじめ調べてきてなければ通りすがりに入ってみようとは思わないでしょう(笑
雑居ビルの地下、狭い廊下に沿って意外なほどいろんな飲食店が並んでる。やや薄暗くて細長い廊下がどことなくススキノゼロ番地を彷彿とさせます。しかも、どこもちょっとおいしそうだぞ…。
でも今回のお目当ては突き当りにあるこちらのお店です。
店名は「みやび」ではなく「まさ」と読むようです。マスターか女将さんの名前かな?
ちなみに以前は「閣」の支店として営業していたそうで、現在は独立して屋号を変えたものと思われます。
ここも混みそうだったから私は開店待ちして一巡目に入りました。
メニュー、やはりたん焼きが主力ながらそれと双璧をなす勢いで「煮込み定食」が立っている。これもこれでおいしそう。
そしてたんタタキやトマトサラダがあるあたりに「閣」の血筋を感じます。それに牛タンのハンバーグ「たんバーグ」も気になる…。
一人だったから最奥の小テーブル席に通されました。
何はなくともまずビール。この日は寒かったけど移動と観光で動き回ったから生ビールがうまい!
そして単品注文した牛たん煮込み。ビールを頼んでおいたら定食よりも先につまみとして煮込みを出してくれるのがありがたい。
デミグラスベースの煮込み料理、でも洋食すぎず和っぽさも感じる絶妙な味付け。
牛タンは噛み応えあるのに柔らかい。これまた煮込み具合が絶妙。
あまりにおいしくて、残った汁まで定食についてきたレンゲで綺麗に掬って完食しちゃいました。
そしてたん焼き定食。テールスープと麦飯がついてくるのはもはや不文律。
でもここのたん焼き、他の店とは少し様子が違う。味太助と違うのは当然としても、母体である閣の牛タンとも随分違います。
サイコロ状にカットされた牛タン焼き。ステーキハウスならまだしも、牛タンでこういうタイプは初めて出遭った。でもこの整然としたスタイルがなんだか妙にうまそう。
程良くプリッとした弾力を感じる牛タン。その上で、やわらかーい…。
筋張ったところは微塵もなく、ここまでプリプリな牛タンは食べた記憶がありません。どうやったらこんな食感になるんだ。
もちろん食感だけでなく、味も肉そのものがうまいことがよく分かる。主張しすぎず、肉の味を引き立てるちょうどよい塩味。地下街の気兼ねなく入れそうな雰囲気のお店なのに、すごく良い仕事してるなあ…。
テールスープはシンプルにダシと塩ベースのやさしい味。ちょっとコショウで味を引き締めてある。
テールの骨についたコラーゲンを歯で剥がしながら食べるの、行儀悪いけどおいしいんだよね…。
こちらのお店、スポーツ選手やアーティストがよく来るようでサイン等がたくさん掲示されています。楽天イーグルスとの試合で来たプロ野球選手や菅生に来たレーサー、あとはEXILEやドリカム(懐!)のサインなんかもありました。
その中でも圧巻と言えるのがやはりこれでしょう。ファイターズ時代の大谷翔平がチームメイトと共に訪店したときのサイン。かつて大谷も堪能した味を自分も味わっている…と思うと格別なものを感じます。別に常連だったってわけじゃないだろうけど、今や人類を代表するアスリートに成長しただけにありがたみがある。
私の向かいのテーブルを指さして「そのテーブルの右手前、そこが十年前に大谷選手が座ったところです」とマスター。やっぱり大谷にあやかって訪れるお客さんが多いのか、サービス精神が旺盛。ちゃっかり座ってみれば良かったかなあ(笑
もう一つ存在感を放っていたのが故・野村克也監督のサイン。達筆ぶりも相まってもはやサインというより掛軸にしたいレベル。素晴らしいものを見せていただきました。
味太助本店も良かったけど、この店も別の方向性ですごくおいしかった。同じ牛タン焼きでもここまで違いが出るものなんだなあ。仙台でまた食べに来たいお店がまた一つ増えました。
ごちそうさまでした。















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