仙台に行ったならやっぱり牛タンは食べて帰らねばなりません。ということで、老舗のこちらに寄ってきました。
仙台牛タン発祥の店、と言われるお店です。
私は二十年以上前に初めて仙台に来たときに仙台出身の同僚の勧めで食べに来て、それまで食べた牛タンとの違いに衝撃を受けました。ここで修業した職人さんが暖簾分けしたお店も多数ありますが、「太助」「味太助」「旨味太助」を名乗る店が増えすぎてどこが正統な分店なのかよくわからない状況。でもルーツたるこの店だけは間違いありません。
久しぶりの太助本店、楽しみがすぎる。
ランチタイムは行列必至なので20分ほど前から開店待ちしたところ一番乗りでした。しかし開店時刻が近づくにつれて列が延びていき、人気のほどが窺えます。
店内は昔から変わらずカウンター席と小上がり。基本的にカウンターから埋まっていきます。
メニューは余計なものがなくとにかく牛たん焼一筋なところに老舗の実直さと強さを感じる。牛たん焼は1人前(3枚)か1.5人前(4枚)の二択で、それ以上も以下もありません。
カウンターの向かい側では大将がひたすら寡黙に牛たんを焼き続けています。
手前側にある牛タンの塊(スライスされた牛タンが大きな球状に固めてある)を初めて見たときは驚いたものでした。ここから一枚ずつ剥がして網に乗せていくんですね。炭火の直火焼きなのもこの店の昔からのやり方です。
というわけで、一番手で提供された私の牛たん焼定食。満足するまで食べたくて1.5人前にしました。
定食は牛たん焼に麦めしとテールスープがセットになっています。
長ネギたっぷりのテールスープは老舗らしい優しい味。
骨ごと入っている牛テールには意外とたくさんスジ肉がついていて、剥がしながら食べると絶妙にうまい。
これが牛たん焼。高菜と青唐辛子の味噌漬け(南蛮漬け)が添えられています。南蛮漬け、実はけっこう好き。
初めてこの店に来たときには、このごっつくて分厚い牛タンに感動ししまた。それまでは牛タンというともっと薄くて「歯ごたえと旨味はいいけどちょっと物足りないもの」という認識だったので。でもここの牛たん焼はガッツリ「肉」という感じ。
握力がなければ箸で支えていられなさそうなボリュームの牛タン。それも表面から肉汁が滴り落ちそう。網の上での炭火直焼きで、焼いている間にむしろ脂が落ちているはずなのに。
しっかりした噛み応えと溢れる旨味。そして炭焼きの香ばしさが特にいい。
世に牛タン屋は数あれど、やっぱりここが原点にして至高。この歯応えある牛タンをおいしくいただけることこそが己が健康の証、と感じる。
久しぶりの太助本店、堪能しました。
今度仙台に行くことがあれば絶対行きたいと思っていたから満足です。
本場の味はやっぱり本場で味わってこそ、ですね。
だけど東京でもできるだけこの味に近い牛タンを食べたいときもある。都内にある暖簾分け系の店で自分好みのところを探してみようかしら…。










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