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ジョジョの奇妙な冒険第4部:杜王町聖地巡礼

先日の東北遠征で仙台に立ち寄った目的の一つは『ジョジョの奇妙な冒険』第4部の聖地巡礼でした。

江陽グランドホテル

4部「ダイヤモンドは砕けない」の舞台となったのは架空のM県S市杜王町。そのモデルが荒木飛呂彦先生の故郷である宮城県仙台市であることはよく知られています。近年の漫画やアニメのように実在する町がそのまま描かれているわけではないけれど、いくつかのランドマークは少し形を変えて登場しています。今回は少し時間があったから仙台市街地にある「聖地」を巡ってきました。

まず私が宿泊した「江陽グランドホテル」。

江陽グランドホテル

江陽グランドホテル

4部で空条承太郎が滞在していた「杜王グランドホテル」はこのホテルがモデルと言われています。外観は全く似ていませんが承太郎が宿泊していた部屋がこのホテルのスイートルームに酷似しているらしい。さすがにスイートには泊まれませんが承太郎と同じホテルに宿泊したいと思い、一般客室を利用しました。

江陽グランドホテル

「グランドホテル」を名乗るだけあってとても立派な内観。結婚式やカンファレンス、宴会などにも対応できる施設が備わっています。
ロビーには様々な彫像や調度品が並べられていて、その佇まいもどことなくジョジョっぽい。

江陽グランドホテル

客室、シングルルームはまあ普通のビジネスホテルと大差ありません。テーブルや椅子にはさすがに年季を感じる。
宿泊料金は周囲のビジネスホテルと同程度で、同じ値段を払えばもっと新しいホテルにも泊まれたけど今回はこのホテルに泊まること自体が目的だったから良し。

江陽グランドホテル

ルームキー、ホルダーの形状が謎(笑。
でもこれが荒木飛呂彦先生のタッチで作中に出てきたら世界観として納得してしまいそうな形ではある。

由緒あるホテルらしくフロントの対応も丁寧で気持ち良く利用させていただきました。
ちなみに滞在中にスピードワゴン財団の職員は訪ねてきませんでした(笑。

広瀬通

そしてこのホテルが面しているのが「広瀬通」で、ホテルの目の前には地下鉄南北線の「広瀬通駅」。そう、第4部のもう一人の主人公である広瀬康一の苗字はここから取られています。もっと正確に言えば仙台市を横切る「広瀬川」に由来する、と言った方がいいか。
こういう細かいところからでも作品を感じることができるのが仙台。

花京院スクエア

ちなみに仙台駅の北側は「花京院」と呼ばれるエリア。「法王の緑」の花京院典明は4部には登場しませんが、間違いなくこの地が由来でしょう。
この「花京院スクエア」は高層のオフィスビルですが、周辺の建物にも「花京院●●」と名付けられています。私は昔初めて仙台に来たときに「花京院」の地名を見つけて一人で興奮してました(笑

LAWSON  仙台柳町通店

続いて仙台駅の西口方面へ。
ここにあるローソン仙台柳町通店が劇中のコンビニ「OWSON」のモデルと言われています。でも、そう思って見なければどこにでもある普通のローソンにしか見えません。

過去には実際にお店の看板を「OWSON」に掛け替えるコラボレーションが実施されたこともあるようです。

LAWSON  仙台柳町通店

劇中ではローソン向かって右手の路地が地縛霊の杉本鈴美がいた「決して振り返ってはいけない小道」の出入口にあたります。が、現在のローソン仙台柳町通店は大きなビルの1Fにテナントとして入っていて、右手は小道ではなくビルの入口。いや、劇中でもあの小道が見える人は限られていたからスタンド能力のない自分には小道が認識できなかっただけかもしれない。あるいは、このビルから出てくるときには決して振り返ってはいけないのか…。

さて、ここで市の中心街から少し離れて南下します。次の目的地はここ。

スーパーフライ

サブタイトル「鉄塔に住もう」の回で仗助たちが鋼田一豊大と闘った鉄塔に似ていると言われるのが宮城テレビが管理する「大年寺山送信所」。このエリアにはよく似た電波塔が三本あり、その中で最も北側に位置する電波塔が最も「あの電波塔」に近い。

まあ厳密に言えば鋼田一豊大が棲んでいたのは電波塔ではなく送電鉄塔だし、劇中の鉄塔は野っ原の真ん中にあったのに対してこの電波塔は山の上だから全然違うのかもしれませんが、ファンの間ではこの電波塔がモデルとして巡礼対象になっています。

スーパーフライ

…よく見るとあんなところに「人」が…ッ!(いません)
鉄塔そのものがスタンドという「スーパーフライ」。その中に足を踏み入れた者はスタンドに囚われ、代わりの誰かを引きずり込まない限り出ることはできない。だからか、この電波塔は周囲に柵が建てられて容易には近づけないようになっていました。

ちなみにこの電波塔は市街地からちょっと距離があるためシェアサイクル(ドコモ・バイクシェアの仕組みを利用した「DATE BIKE」)を利用しました。道中はかなりの上り坂で、電動アシスト自転車であってもけっこう大変でした。

ということで、再び市街地に戻ります。次は県庁に隣接する勾当台(こうとうだい)公園へ。

スタンド喫茶

公園の入口に「スタンド喫茶」なるものを発見ッ!
ここは全く予定してなかったのに、こんなところに遭遇してしまうのもやはり「スタンド使いはひかれ合う」ということか…。

店員さんがスタンド使い、あるいは先ほどの鉄塔と同じく店舗そのものがスタンドという可能性も考えて注意深く入ってみましたがごく普通の公園内の喫茶店でした(「スタンド」だけどちゃんとテーブルもあった)。山登りしてきてちょっと疲れたのでコーヒーを買って小休止。

勾当台公園

勾当台公園に面する大通り「定禅寺通り」は中央に遊歩道が設置されています。そこに設置されている銅像が「ジョジョ立ちしている」ということで有名だったから見に行ってきました。

ちなみに「定禅寺」というのは仗助の自宅があることになっている住所で、定禅寺というお寺は現存せず道路の通称としてだけ残っている模様。「定禅寺」の通りにジョジョ立ちの像がある、というのは実質的に仗助の家の聖地に来たということでイイんですかぁーッ?

勾当台公園

この銅像、見事な「ジョジョ立ち」だッ!
しかも背後には夜間イルミネーションイベント用に設置された無数のライトが太陽光を浴びて青緑色に輝いている。これはまさに「エメラルドスプラッシュ」!!

本当は勾当台公園から定禅寺通りにある数々の銅像が皆ジョジョ立ちしていることを期待していたのですが、他はいたって普通の銅像でこれだけがあからさまなジョジョ立ちでした。

むかでや

そして、次が最後にして最大の目的地。

それは繁華街の中にあるアーケード「ぶらんど~む一番町」にあります。
ガラス張りの明るいアーケードの中ほどにあるのがその「むかでや」。

むかでや

むかでや

第4部における悪役・吉良吉影が「重ちー」との闘いで取れたジャケットのボタン付けを依頼した店。その店のモデルが実在し、現在も営業しています。

靴の店ではあるのですが、1Fは同店が運営するギャラリーになっていて店舗は階段を上がって2F。

むかでや

階段下にはいきなり仗助の掛け軸がッ!
「非売品」とのことでお店が買って掲示したものかファンが寄贈したものかは不明ですが、入口にこういうのが掲げられていると巡礼のファンとしては歓迎されているように感じられて嬉しい。

むかでや

これが「むかでや」の内観。(一応許可を得て撮影しています)
履物の店、といいつつ鞄や財布をはじめとするファッション雑貨も数多く取り揃えています。履物の修理は受け付けているようだけど着る物のお直しについての言及はありませんでした。やはり着る物の修繕を引き受けて酷い目に遭った過去があるからに違いない。それにしても荒木先生、実在する店の店主を劇中で惨殺するとか…おれたちにできない事を平然とやってのけるッ!

むかでや

当然こういう小物も用意してきたわけです。劇中で店主が康一にしきりに勧めてきた「たべっ子どうぶつ」。

ちなみにたべっ子どうぶつは東京のコンビニだと季節限定フレーバーしか見当たらなかったのですが、仙台では江陽グランドホテル最寄りのセブンイレブンで当たり前のように普通のバター味が販売されていました。やはりこの地ではたべっ子どうぶつの需要が強いのか。
店内で食べるのはさすがに自粛しましたが、後でスタッフがおいしくいただきました。もちろんラクダを一番最後に。

むかでや

この店、一見シニア向けの普通の服飾雑貨のように見えて、よく見るとあちこちにジョジョグッズ(非売品)が飾られている。
やっぱりめちゃくちゃジョジョ愛が強い店じゃないか…ッ!

むかでや

せっかく来たからには冷やかしじゃなく何か買っていこう、と思ってレジに向かうと…カウンターが「これ」!思っていた以上に全力でジョジョ!!
これはもはやファンを受け入れてくれているとかそういうレベルじゃない。大歓待を受けている気分。

むかでや

レジ奥にはさらに大量のジョジョグッズや訪店した有名人のサイン色紙が!
市販品じゃなくてファンが自作したと思われる立体物も複数見受けられます。

この日は店主はご不在でしたがおかみさんがフレンドリーな感じで「もっと近くに寄って見ていってください」とのお気遣い。言わずともファンだってバレてるよね、そりゃあこういう店に買い物に来る客層と明らかに違うもんね(笑

むかでや

さらにはアニメで承太郎を演じた小野大輔氏のサインが大々的に飾られているじゃないですか。
調べたら第3部の上映イベントの際に訪店されたようですね。4部のアニメ化は翌年(2016年)で承太郎は劇中の「ムカデ屋」にも訪れているし、アフレコ前の役作りを兼ねてだったのかもしれません。サインの書きっぷりからすると純粋にいちファンとして楽しんでいったようにも見えて、それがさらに嬉しい。

むかでや

レジ付近には交流ノートも設置されていました。目を通してみたところ毎日途切れなく誰かのコメントが書き込まれている!
4部はジャンプでの連載からもう30年、テレビアニメの放送からももう10年経っているからこのお店にわざわざ来る人も月に数人くらいだろう…と高を括っていました。でもおかみさんから「毎日たくさんいらっしゃいますよ。昨日も五十人くらい」と伺って衝撃を受けました。歴史が長くファンが多い作品とはいえ熱量の高いファンがそんなにいるとは!海外からの来訪も少なくなく、特に台湾のファンが多いそうです。

むかでや

というわけで、むかでやで買い物をして領収証をいただいてきました。レジに「JOJOの領収書がほしい方はお気軽にスタッフにおたずねください」とあったのですが、訊くまでもなく会計時に「領収証いりますか?」と問われ「お願いします!!」と答えただけで、宛名も但書も完璧に書いていただけました。

ちなみに劇中で吉良吉影が領収証を受け取るシーンは特にないのですが、私が知る限りではジョジョ立ちのカジポン氏が初出でそこからファンの間で広まったものだと思います。何を買っても「ボタン付け代として」と書かれ、値段と日付には実際のものが記入されるというのが唯一無二かつ本物の聖地巡礼証という感じでとても嬉しい。大事にします。
なお店内ではこれを飾っておくためのアクリル領収証立てが販売されていて、意外な商売上手さに笑ってしまいました。

ジョジョの奇妙な冒険

↑こちらは駅前パルコ内のジャンプショップに飾られていた荒木先生のサイン色紙。隣は三条陸・稲田浩司両先生ですね(私はビィトではなくダイの大冒険世代でした)。

以前から一度やってみたかった、けど仙台に来てもなかなか時間が取れなかったジョジョ4分聖地巡礼を実行できて大満足。自分が本当に劇中の杜王町にやって来たような気分に浸れました。そういえば、ここも立派に聖地と言って良い府中の「イタリア料理を食べに行こう」で実際にアノ料理を食べられたのもめちゃくちゃ嬉しかったなあ。
ジョジョは他の部の聖地巡礼はエジプトやイタリア、フロリダなどハードルが高いところばかりなのですが(それでも巡礼しているファンが複数いてその熱量の高さには敬服します)、関東から日帰りできてしまう杜王町の巡礼は良いですね。次に仙台に行くことがあったら「むかでや」にはまた立ち寄りたいと思います。

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