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2001 年宇宙の旅 [UHD Blu-ray]

発売延期されていた UHD BD がついに発売され、我が家にも届きました。

2001 年宇宙の旅 日本語吹替音声追加収録版 [UHD Blu-ray]

2001年宇宙の旅 日本語吹替音声追加収録版  4K ULTRA HD&HDデジタル・リマスター ブルーレイ (初回限定生産/3枚組/ブックレット&アートカード付) [Blu-ray]

IMAX 上映も観てきたけど、自宅で 4K HDR による『2001 年』が堪能できるとあればもう買うしかないじゃないですか。まあ我が家にはまだ 4K HDR の再生環境がないわけですが、機材の前の先行投資ということで。ガンダムとスター・ウォーズと 2001 年だけは何度メディアチェンジしても買い換えるつもりです。さすがに 4K HDR が物理メディアとしては最後の世代になるんだろうな…って Blu-ray 時代にも思ったけど、今回はいよいよ本当に最後じゃないでしょうか。

私が購入した UHD BD パッケージには 4K UHD だけでなく 2K BD も同梱されていたので、とりあえず 2K BD で新旧ディスクの画質差を比較してみました。2K 版も解像度が違って HDR 非対応なだけで 4K 版と同じ新マスターを使っているようで、画質的には旧版とは随分違います。

2001 年宇宙の旅

まずはタイトルバック。タイトル文字の輪郭からしてクッキリしているし、画面下の「(c)MCMLXVIII by…」の文字も HD デジタル・リマスター版では潰れていません。また一見して分かるのがホワイトバランスで、こうして見ると旧マスターはなんだか黄ばんで見えます。コントラストも向上しているようで、新マスターでは地球の向こうに見える太陽が眩しく感じます。


2001 年宇宙の旅

古代の地球における一場面。画面全体にフィルムグレインが出ているのは新旧変わらずですが、旧版では潰れがちだった階調がちゃんと出て、雲や岩肌の質感が見えてきているのが明らかに分かります。色調も新マスターのほうが自然。

2001 年宇宙の旅

新マスターの画質が最も感じられるのはやっぱり宇宙のシーンではないでしょうか。地球の青さ、透明感、階調が新マスターではしっかり表現されているだけでなく、宇宙ステーションのディテールも新マスターのほうが上。そして何より、漆黒の宇宙に浮かぶ星々が旧マスターではやや潰れ気味だったのが、新マスターでは一つ一つまでくっきりと描かれています。画質が上がることで特撮やプロップの粗が気になるかと思ったら、逆にこんなに古い映画でも画質が高い方が臨場感が高まるというのには驚きます。

2001 年宇宙の旅

月面のシーン。カラーバランスが見直され、ディテールや階調が見えてくることで、新版のほうが宇宙空間の寒々とした空気感(真空だけど)が強まっています。この後にモノリスが発信する神秘的だけど怖いシーンに繋がっていく雰囲気がよく出ています。

旧マスター版 BD も古いフィルムにしては健闘している画質だと思っていましたが、HD デジタル・リマスター版を一度見てしまうともう旧版には戻れませんね。しかも、画質以上に音質が新旧で大きく違う!テレビの内蔵スピーカで鳴らしても情報量や音場感の違いが分かるレベル。『ツァラトゥストラはかく語りき』『美しく青きドナウ』などの名曲の存在抜きには語れない作品だけに、この音質差は無視できません。

ほんの二ヶ月前に映画館で観てきたところだけど、ちょっと気合い入れてもう一度観るしかないですねこれは。そして 4K UHD 版はさらにこれを上回る画質になるわけで、一日も早く 4K 環境を整えたくなってきました。

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