「駅は新しぶっているけど、昭和っぽい店が、けっこう残ってるんだなあ」
ドラマ『孤独のグルメ Season2』聖地巡礼ツアー、年末年始スペシャルということでどんどん行きます(笑。今回は最終話の甘味パートに登場した、三鷹の甘味処「たかね」に行ってきました。
お茶と甘味の休憩所、たいやき行。
一見ゆるそうなふりをしているが、この店、できる。
たいやきは人形町の柳屋と同じように、焼き型でひとつひとつ焼く方式を採っているようです。イマドキこの作り方をしているなら、うまくないはずがない。
本当は店内に入って年末ティータイム、と行きたかったところでしたが、食べログの店舗ページを見ると「店内の撮影禁止」と書いてあってですね。さらには子連れの入店も不可とのこと。お茶にはこだわりがあるようなので、落ち着いて楽しめるようにお客側も協力しなくてはならない…ということなのでしょうが、写真が撮れないというのは blog ネタとしては厳しい(´д`)。やむを得ず、持ち帰りでたいやきだけいただくことにしました。
おっ、持ち重りのするたい焼き。思ったとおりだ。まだできたてで、ホカホカしてる。
さあ、どこで食べよう。
そこで思いついたのが、井の頭公園。お店からだと、歩いても 10 分ほどのところです。これなら、たいやきが冷めてしまう前に到着できる。
井之頭五郎が食べた甘味を井の頭公園で食べる、なんて、できすぎているじゃないか。
寒くて人もまばらな井の頭公園でベンチを見つけて、缶コーヒーといっしょにいただきます。
こだわりの緑茶と一緒じゃないのは残念だけど、俺にお似合いなのは、こういうもんですよ。
包みから出てきたのは、いかにもたいやきって感じのたいやき。
表面がパリッとしていて、しっぽの先から少しだけあんこがはみ出しているのが、いいじゃないか。
皮は薄すぎず、厚すぎず。中身はあんこがぎっしり。何のてらいもない、オーソドックスなたいやきだけど、むしろそれがいい。
甘すぎず、小豆の味がする、あんこがうまい。予想以上だ。これは確かに、真剣に食べるに堪えるたいやきだ。
言われなくてもしっぽまでぎっしり。だよね、だよね。しっぽあんこはすごく得した気分になるなあ。
しっぽって、胴の部分よりも皮がパリッとしていておいしいんだよね。そのしっぽの先まであんこが詰まってるのがうれしい。
とてもおいしいたいやきと、缶コーヒーであったまったら、目の前には冬の井の頭公園。桜でも紅葉でもない井の頭公園はちょっと寂しいけど、独りなら、それもまたいい。あまり言いたくないけど、日本人でよかりけり。
そうか…都会のぐしゃぐしゃから逃げたければ、ここに来ればいいんだな。ここでは青空がおかずだ。って、めっちゃ曇ってるけどな(ぉ
ごちそうさまでした。
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