三日ほど前に任天堂からリリースされた「Nintendo Music」を使ってみました。
任天堂の音楽アプリ「Nintendo Music」をさっそく使ってみた。なんとこれ,ゲーム&音楽好きにガチササリな想像以上に本気のアプリだった!
任天堂が提供するゲーム音楽のストリーミングサービスです。音楽ストリーミングというと Spotify や Amazon Music のようにレーベルに依存しないプラットフォームの方がいろいろ聴けて良い、という印象がありますが、ゲーム音楽に特化したストリーミングというのは思いつかなかったしこれまでに大量のゲーム音楽資産を保有する任天堂だからこそできることと言えます。
とはいえ提供される楽曲は任天堂がリリースしたゲームタイトルのものに限られます。が、任天堂はマリオとゼルダとスプラトゥーンを持っているのが強み。個人的にはこの 3 タイトル分が聴けるのであれば使う価値あります。しかも Nintendo Music 専用に課金するんじゃなくて Switch Online に加入していれば利用可能という太っ腹。
登録されているタイトルは本日時点で 23 件。Switch のみならずファミコン以来の歴代プラットフォームから選定されています。少ないように見えますがタイトルは順次拡充予定とのことなので今後に期待ですね。例えばスプラトゥーンはまだ 3 しか入っていないけど 1・2 も早く追加してほしい。
あと任天堂らしいと思ったのが自分が Switch 上でプレイしたことのあるタイトルは「あそんだゲームソフト」としてリスト化されている点。基本的に聴きたいのはやりこんだゲームの音楽だから、このアプローチは正しい。
またプレイリストが多数用意されているのも面白い。ゲームタイトル内でもフィールドやバトルといったテーマごとにまとめたリストがあるし、シリーズものであれば複数タイトルをまたいでキャラクターのテーマ曲をまとめたリストが用意されていたりもするし、それ以外にもウォーキングやランニング、「元気を出して」(テンション上げたいとき用のアップテンポ曲集)などもあって様々なシーンの BGM として流せます。ゲーム音楽の良いところは性質上リズミカルな楽曲が多くてアクティビティ用の BGM に適しているのと、ヴォーカルが入っていないことで作業用の BGM としても気を散らさない点。
このサービスの中でも特に「ゲーム音楽とは何か」を突き詰めてると感じたのが「ながさチェンジ」機能。本来の楽曲としての長さを超えて 15/30/60 分間延々とループさせる機能がついています。そもそもがループ再生させることを前提に作られた楽曲だからこうやって使うのが自然なわけですね。
例えば YouTube で「作業用 BGM」と検索すると 30 分や 60 分単位でゲーム音楽(だけじゃないけど)をまとめたプレイリストが山ほどヒットしますが、権利者じゃない誰かに勝手に使われるくらいなら自分たちで提供してしまえという発想でしょう。
ながさチェンジできるのはループ用に作られた楽曲のみ。でもスーパーマリオでタイムリミットが近づいたときに流れるハリーアップ版の楽曲を 60 分流し続ける、という矛盾した使い方もできてしまうわけです(笑。
ちなみにスプラトゥーンの『Now or Never!』(ラスト 1 分曲)はさすがにながさチェンジできませんでした(笑。
私は昔から映画やアニメ、ゲームのサントラを聴き込む派だったからこのサービスは嬉しい。Switch でオンラインプレイしない期間でもこれだけのために Switch Online 課金する価値ありますね。個人的にはブレワイとスプラ 3 の楽曲だけでも延々聴いていられますが、とりあえずスプラトゥーン 1・2 とティアキンの楽曲追加お待ちしています。
これどうせなら今後任天堂ハードの他社タイトルにも対応してくれないかなあ。ファミコン時代のナムコやハドソンの楽曲とか聴きたいんですけど。あとは何と言ってもスクエニですね…スクエニなら単体で「スクエニミュージック」というサブスク立ち上げても成立しそうな気がします。
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