不要不急の外出が制限されている週末、何をしようかと思っていたら Switch でこれの先行体験版が配信開始されていたので、試遊してみました。
スクエニが「古き良き RPG」の再現を狙って 3DS プラットフォームで発売した『BRAVELY DEFAULT』の続編です。続編という意味では『BRAVELY SECOND』があったのにそれを差し置いて今回のが「II」というのが奇妙ですが、確かに SECOND はシナリオが微妙すぎましたね…。
さておき、世界設定とキャラクターを一新し、Switch で発売されることになった「II」。デフォルメされたキャラクター表現は踏襲しながらも、グラフィックのクオリティが格段に向上しています。
四人パーティとジョブチェンジシステム、それに「クリスタル」。オールド JPRG ファンならこれだけで何をすべきか解るはずです。近年のムービーを観てるだけの一本道な大作 RPG や、逆にやることが多すぎてついていけないオンラインゲームとは違う安心感があります。そういうことを言っちゃうこと自体がおじさんくさいのかもしれませんが…。
とはいえメインメニュー内で全体ストーリーの中で次にすべきことが示されていたり、メインストーリーに直接絡まないサブクエストがあったり、ダンジョン内を除いて基本オートセーブだったりするあたりが現代のゲームらしいところ。
ジョブシステムはメインジョブ+サブジョブ+アビリティという構成になりました。旧作はメインジョブ+アビリティのみだったので、組み合わせによるバリエーションが広がった格好です。サブジョブはつけたジョブのコマンドだけでなくステータス補正もつくのが従来のアビリティとの違い。一方で今作でのアビリティはステータス強化系(「徒手空拳」をつけると素手での攻撃力二倍とか)に限定されるようです。
戦闘は最近のドラクエのようなシンボルエンカウント式になりました。モンスターは画面外からでもこちらを見つけて襲ってくるので移動速度が速いやつだと逃げられない(;´Д`)ヾ
バトル画面は FF7R のようなシステムを見てしまうと旧態依然に感じます。が、カット割り等の演出で極力違和感ないように見せている印象。
1 ターンで複数回(最大 4 回)コマンド実行できる「ブレイブ」と、防御しながらコマンド実行回数を貯める「デフォルト」を駆使して戦うバトルシステムは本作でも健在。しかし旧作での雑魚バトルは基本的に全員開幕フルブレイブして物理で殴って終わり、という作業ゲーだったのが本作では雑魚モンスターも頭脳的にブレイブ/デフォルトを使いこなしてきて、序盤のレベリングからいきなりハードモード(;´Д`)ヾ。先行体験版ではユーザーの反応を見るためにあえて難易度を高めにしているとのことでしたが、ちょっとめげそうになりました。慣れてくると雑魚戦でもダレなくて良いバランスと感じるようになってきたし、ファミコン時代はこういうゲームバランスの RPG も珍しくなかったからこれはこれでアリかも…と思えます。ただもう少し爽快感は欲しいかな。
ジョブを増やすには各ジョブの象徴である宝石「アスタリスク」を入手する必要があります。先行体験版はシーフのアスタリスク所持者を倒してシーフへのジョブチェンジが可能になるところまで。私には雑魚バトルの難易度が高すぎるせいで、ボスバトルが逆にぬるく感じました…。
なお先行体験版ではこのシーフのアスタリスク入手以外にもボス戦があるようなので、私はもうちょっと遊べそうです。
個人的には、本作のスタッフにはブレイブリーシリーズよりもオクトパストラベラーの新作のほうを早く出してほしいという思いのほうが強かったりします。まあプロデューサーチームが共通というだけで、実際の開発チームは別々なんでしょうが…。なおオクトラのほうはオンライン版がリリース延期以降音沙汰がない状況、コンソール版はまだ具体的な情報がありません。ブレイブリー II も発売日は確定していないようですが、発売されたらオクトラ続編までの繋ぎのつもりでプレイしてみようと思います。
コメント