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松重豊監督ドラマ『おいしいのつくりかた』発表

『孤独のグルメ Season11』の最終話放送直後にごく短いティザー映像だけが公開されていた松重豊監督の映像作品第2弾が正式発表されました。10月クールの放送だろうからそろそろ告知が来るだろうと待ち構えていたところまでは正解でしたが、媒体がまさかのPrime Video独占配信!それは予想してなかったなあ。テレ東製作/共テレ制作という座組は孤独のグルメと同じだけど地上波でもBSでも流さないとはね。まあネット局の少ないテレ東よりはPrime Videoの方がリーチが広そうではあります。

ドラマのタイトルは『おいしいのつくりかた』。松重さんがプロデューサー・監督・共同脚本を兼ね、共同テレビの孤独のグルメ制作チーム:通称「チーム孤独」が手がけるという体制は『劇映画 孤独のグルメ』と同様。てっきり音楽もKan Sano氏になるのかと予想していたのですが、今回担当するのはgrooveman Spot氏とOsamu Fukuzawa氏。先日松重さんのラジオ「深夜の音楽食堂」に両氏がそれぞれゲスト出演していたのはそういうことでしたか。
出演は北村有起哉が主演、彼を取り巻くメインキャストとしてのん(能年玲奈)、加賀まりこの名前が公表されています。北村有起哉って松重さんも出演した『アンナチュラル』で実質的な黒幕である雑誌記者・宍戸を演じていたのが印象的でした。松重さん同様にバイプレーヤーで、配役の多くが刑事か犯人かヤクザという点もかつての松重さんによく似てる(笑)。

ドラマの主人公は職を失って心を閉ざしたシェフの水橋(北村有起哉)。彼が次の仕事として訪れた老人ホームで、そこに入所する智子(加賀まりこ)とその孫・加奈(のん)が水橋の作るポークソテーの味が智子の亡くなった夫(加奈の祖父)が営んでいたレストランの味にそっくりであることに気づく。心を閉ざす水橋に、二人が持ちかけた提案とは…という話。あれ?なんかこの流れ、どこかで見たことがあるような…。

おいしいポークソテー

飲食店の再生とそれにまつわる人間同士の交流。『劇映画 孤独のグルメ』が掲げていたのと同じものをテーマにしたドラマです。ドラマ『孤独のグルメ』に過去14年にわたって登場してきた飲食店でさえ、その一割以上が(主に店主の高齢化と後継者不足によって)閉店しているという事実。それに加えてコロナ禍で多くの飲食店が大きな痛手を負ったことが松重監督に大きな問題意識を抱かせているのでしょう。

当初のティザー情報だけが出ていた時点では、今回のドラマは『それぞれの孤独のグルメ』のようなオムニバス形式の連続ドラマになるのではないかと予想していました。でも少し大きなテーマをもって人間ドラマの部分に厚みを持たせた内容になりそうなので、二時間ドラマ相当の1本立てになるんですかね。登場する飲食店は1箇所だけなのか、あるいは劇映画で五郎がスープの味を求めて旅したようにいくつかのお店を巡るパートがあるのかどうか。
ちなみに俳優としての松重さんの出番は「ちょっとだけ」あるとのこと。『孤独のグルメ』各シーズン最終話の久住さんのように終盤にちょろっとだけカメオ出演しそうですね。井之頭五郎として登場して、そのまま『孤独のグルメ』大晦日スペシャルへの導線を引きそうな気もしています。

松重さんが手がけた『それぞれの孤独のグルメ』『劇映画 孤独のグルメ』の路線がけっこう好きだった私としては本作も楽しみにしています。それまでの間、自分も近場でおいしいポークソテーの店を発掘しに行こう。

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