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22 年ぶりのランドセル

私が小学校を卒業して 22 年になるでしょうか。22 年ぶりにランドセルというものを手にしました。

ランドセル

まあ、当然私のものではなく、長女のものなんですけどね。4 月からいよいよ小学校です。

順当にいけば、私と価値観が近い人の影響で、私も土屋鞄のランドセルを買っていただろうと思います。が、私は勤務先の福利厚生の一環で、子どもが小学校に上がるときにはランドセルをもらえることになっているので、ありがたくいただいた次第。
ランドセルを兄姉から受け継ぐとか、おじいちゃんおばあちゃんに買ってもらえるとかいう児童は同等金額の文具セットをもらうこともできる制度なので、文具セットをもらってランドセルは土屋鞄で買う、という選択肢もありました。でも、私も小学校に上がるときに父の勤務先からけっこう立派な絵の具セット(バッグつき)をいただいてとても嬉しかった記憶があるので、このランドセルを使わせることにしました。

いただきものなので詳細は分からないながらちょっと調べてみたところ、このランドセルは協和というメーカーが作っている「ふわりぃランドセル」というシリーズを微妙にカスタムオーダーしたものだと思われます。「ふわりぃ」というだけあって、クラリーノ使用でとても軽い。公称 1kg を切っていて、持った瞬間驚きました。小学生時代と今の私の感覚の違いを差し引いても、20~30 年でずいぶん進歩したものだなあと感心しました。


ランドセル

ショルダーストラップの付け根の部分とか、ストラップの根元が常に上を向くようなパーツがつけられていて、担いだときにできるだけ重みを感じないような作りになっています。さらには身体の成長に合わせて付け根が左右に拡がるようにもなっているので、6 年間の成長にもある程度対応できるそう。
私が使っていた時代のランドセルはもっと無造作に金具で取り付けてあるだけでしたよ?

ランドセル

側面についているナスカンは、ある程度以上強い力で引っ張られたとき(例えばここにぶら下げた荷物が道路で車やバイクに引っかかって・・・とか)に根元から抜ける作りになっていて、安全性に配慮されていたり。
このへんは土屋鞄あたりだと良い感じの金具で留められていたりして高級感を醸し出すところでしょうが、このランドセルはそういう高級感はない代わりに合理的な作りをしています。

ランドセル

開口部。イマドキのランドセルはもう A4 対応が当たり前なんですね。私の子ども時代はノートも学校でもらうプリント類もほとんどが B5 や B4 でしたが、PC やプリンタ普及の影響もあるのか、最近は A4 や A3 が使われることも多いようで。その気になれば 13inch 級のモバイルノートも学校に持って行けてしまうんじゃ・・・と思って試しに VAIO Z2 を入れてみたら、完璧にピッタリ入りました(ぉ

ランドセル

ランドセルといえば底部にあるロック。イマドキのランドセルではこれがオートロックになっているんですよ奥さん!(誰
フラップ側の金具をロック部の奥にまで通すと、ロック金具が自動的に回転してロックされる仕掛けになっています。私は最初全然知らずに触っていて、自動的にロックされた瞬間に真剣に感動してしまいました。だってこのロックをうっかり or 面倒くさくて締め忘れた挙げ句、何か物を落として拾おうとした瞬間にランドセルから教材全弾発射してしまった記憶が誰しも複数回はあるはずです。それがほぼ確実になくせるのだから、今の子どもたちは恵まれていると思うと同時に、こういうことに自分から注意することを覚えなくなるんじゃないか、という危惧も抱いたりします。

ともあれそんなに高級感があるというほどのものでもないですが、これから小学校に上がる娘が大切に、時には乱雑に扱う日々の道具としては必要にして十分な品質なんじゃないでしょうか。嬉しそうに担いでいる本人の顔を見ると、私もつい表情が綻びます。
それにしてもこないだ生まれたと思っていた長女がもうランドセルを担ぐ歳になったんだなあと思うと、感慨深くもあり、どこか少し寂しくもあり。

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