ツヴィーゼルを擁するショット社はカール・ツァイスらが設立したガラスメーカー。カール・ツァイスほかレンズメーカーにガラスを供給しています。(まめ知識
— Bさん (@brownsugar_t) 1月 10, 2013
…とかツイートした矢先、長年使っていたロックグラスを割ってしまいました。落として割ったわけではなく、気がついたらヒビが入っていたという。
最近、健康に気を遣って(笑)自宅ではできるだけビールを飲まないようにしているんですよ。ウイスキーか焼酎中心で、食事のときはハイボールか酎ハイを自作、純粋に飲むときはロックで、という感じ。なので、ロックグラスがないのはちょっと痛い。普通のコップで飲むのも味気ないし…。
ということで速攻、替えのグラスを注文しました。『ツァイス 激動の 100 年』を読んだときから、次にお酒用のグラスを買う機会があったらツヴィーゼル・クリスタルグラス(ショット・ツヴィーゼル)のものにしよう、と思っていました。
ショット・ツヴィーゼルは Carl Zeiss の創始者であるカール・ツァイスとエルンスト・アッベ、それにガラスの研究者だったオットー・ショットらが 1884 年に設立した「ショット・グループ」の一員で、主にガラス食器類を製造販売しています。カール・ツァイス財団傘下の企業とはいえ、ツァイスレンズ自体が現在ではライセンス生産主体に移行している今、現在販売されているツァイスレンズにショット製のガラスが使われているかどうかは分かりませんが、「カール・ツァイス(のグループ企業)のグラスでお酒を飲む」というのは、カメラ好き、特に私のようなツァイス厨にはたまらないものがあります(笑。
で、届いたロックグラスがこれ。
私はロックグラスはオーソドックスな形状で、底のほうにカットが入ったデザインのものが好きなんですが、これはそれとはちょっと違う方向性。飲み口がすぼまっているデザインのロックグラスって珍しいけど、でも、飾りすぎないながらもちょっと優雅なこの形が気に入りました。
ロックグラスだからと何も考えずに 13 オンス(389ml)の「オールドファッション」を注文してしまいましたが、今まで使っていたロックグラスよりもちょっと大きかったです。純粋なロックグラスというよりも、その名の通り「オールド・ファッションド」(バーボンにオレンジやチェリーの果実を添えたカクテル)にちょうど良いサイズとい印象で、これなら同じ形で一回り小さい、10 オンス(306ml)の「ショートカクテル」で十分だったかな。
でもこの大きさと形状なら、わざわざワイングラスを出してくるまでもないテーブルワインをこれで飲む、というのもアリかも。そう考えると、いろいろ使いではありそうです。
このグラス、チタンとジルコニウムを混合した「Tritan」というガラスを使用していて、「鉄よりも硬い」というのを売りにしています。まあ表面硬度が高いイコールすべての加圧や衝撃に強い、というわけではありませんが、触ってみた印象では確かに「こんなに薄いのにしっかりしているな」と感じる硬さを持っていて、安心感があります。
飲み口の薄いグラスで飲むと、やっぱりお酒が美味しいですね。今まで使っていたロックグラスよりも美味しく感じます。
ツァイス・グループのグラスで飲みながら、写真・カメラ談義とか…したいですねえ。
我が家には基本的な種類のグラスはひととおり揃っていますが、久しぶりにいろんなグラスを買いたくなってきました。今使っている白ワイングラスはけっこう古いものだし、このあたりからリプレースしていってもいいかな…。
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