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F1 イギリスGP 2026

アントネッリがレースペースの良さを活かし地元ハミルトンに打ち勝つ。アストンマーティン・ホンダ勢は20位&21位|F1イギリスGPスプリント
ルクレールが2年ぶり優勝。最後なぜかセーフティカー解除されず、ラッセルが幸運な2位確保……アントネッリ不運無得点|F1イギリスGP決勝

カタルーニャ、オーストリアと予想外の展開になるグランプリが続きましたが、ここイギリスもまた波乱のグランプリでした。
まずシルバーストンにしてはオーバーテイクが多い。こんなに抜けるイギリスGPなんていつぶりでしょうか?とはいえドライバーの技量で抜いたというよりは前車の電欠で後続車が一気に抜き去るようなオーバーテイクがほとんどで、結局は回生が追いつかない高速サーキットでは「ヨーヨー」(電欠によりストレートエンドで一気にギャップが縮まるけどブレーキングで充電するから立ち上がりでまた開く)が大規模に発生しやすい、ということかと思います。見栄えはするけど面白いかどうかはまた別問題、という感想。

■スプリント

今シーズン勢いに乗るハミルトンがスプリント予選でアントネッリを抑えてPP獲得。レーススタートでもアントネッリをうまく抑え込んで首位キープ。2位以下はアントネッリとフェルスタッペン、マクラーレンが抜きつ抜かれつの激しいレースになります。でも最終的にはタイヤに優しいメルセデスがハミルトンを逆転し、ここ2レースの不運を振り払った…かに見えました。

■決勝

予選はスプリントの勢いそのままにアントネッリがPP。そこにフェラーリの2台が続き、チャンピオンシップを争うラッセルは4番手。やはりフェラーリはサーキットに得手不得手こそあるものの安定して2番目に速いマシンを手にしているようです。
スタートではそのフェラーリが2台揃ってロケットスタートを決め、アントネッリを抜いて1-2体制。特にルクレールのペースが良くて後続を引き離し、ハミルトンは3位以下を抑えるような格好に。その後方ではスプリント同様の激しいバトルが繰り広げられつつも、11周目にアントネッリがハミルトンをオーバーテイクして2位に。

その後22周目にVSCが導入されたことで各車のタイヤ戦略が分かれ、レースの展開が変わっていきます。スタート違反の5秒ペナ消化も兼ねて早めのタイヤ交換を行ったハミルトンはその後ラッセルやフェルスタッペンと激しくバトル。その三者が争うことで首位争いはルクレールとアントネッリに絞られたかに見えました。
が、41周目にアントネッリ車にトラブル発生。チームはクルマに応急処置を施すも改善せず、アントネッリはピット作業のロスに加えて大きくペースダウンして10位付近に。しかもフロントの空力を失ったことで強烈なアンダーステアによりコーナーを曲がりきれず、トラックリミット違反のタイムペナルティーまで科せられる羽目に。それでもチャンピオンシップのために1ポイントでも持ち帰ろうとする姿勢は素晴らしかったですが、この後のセーフティーカー導入で後続車とのギャップがなくなったことで(5秒加算により)事実上入賞圏から脱落してしまいました。

レースは最終盤のSC導入が解除されることなくそのままフィニッシュ。表彰台は2年ぶり優勝のルクレールに続いてラッセル、ハミルトンのオーダーでした。

SC導入の原因となったのはフェルスタッペンのクラッシュ。オーストリア予選でのアクシデントに類似したアクティブエアロ関連の不具合が原因だったようですが、やはり今季のレッドブルは速さはあるけど信頼性が致命的にない。
しかしここ数戦でトラブルが続いているのがフェルスタッペンとアントネッリというのが気になります。予選やレースを見る限り、この二人はクルマの限界を超えてドライブしているように見える。大幅なレギュレーション変更でマシンの信頼性が怪しい今季、それがトラブルの要因の一つになっているのではないでしょうか。まあラッセルやハジャーのクルマにもトラブルは起きているから「そういう印象を受ける」というだけの話ですが…。マックスがマシンポテンシャル以上の速さで走るのは通常営業ですが、アントネッリはPPから逃げるレース以外だとがむしゃらに前車を追っているのがこういう形で出ているのかもしれません。

アントネッリに3レース連続で不運が襲いかかったことで、ドライバーズポイントは大きく詰まりました。2位ラッセルとのポイント差は25、3位ハミルトンとは32。だんだん分からなくなってきましたが、アントネッリはここから立て直せるかどうか。次はドライバーの力量が物を言うベルギー、勢いよりも経験のあるドライバーに有利と予想しますが、果たして。

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