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Gerald Levert & Eddie Levert, Sr. / Father And Son

Gerald Levert & Eddie Levert, Sr. / Father And Son

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こないだ、無邪気にも「今年は新作出さないんでしょうか」とか書いてしまった Gerald Levert ですが・・・なんと、11/10 に心臓発作で急逝していた、との訃報が・・・。
私が最も敬愛するシンガーの一人だっただけに、かなり落ち込みました。最近だと、Ray Charles が亡くなったときも確かにショックでしたが、Gerald Levert はまさにリアルタイムで私の音楽の趣味の核の一人だったので、本当にしばらく呆然としてしまったほど。40 歳という若すぎる歳で、しかも父 Eddie Levert よりも先に逝ってしまうとは・・・。どうやら、年明けに発売される新作のレコーディングも完了したところだったようです。

ということで、追悼というわけでもないですが、Amazon で Gerald の作品(ソロ作はだいたい揃ってますが)を買い漁っています。この “Father And Son” は、父親でもある The O’Jays のリード・Eddie Levert とのデュオでリリースした唯一のアルバム。この親子(と Gerald の弟、Sean Levert)はかなり頻繁に互いの作品にゲスト出演していますが、アルバムとして出したのはこの一枚くらいでしょう。1995 年の作品ということは、今の私と同じ歳のときにこのアルバムをリリースしていたことになりますが、自分だったらまだこうやって父親と素直に仲良く歌う・・・なんてことは簡単にはできないだろうなあ。まあ、このジャケットの写真(奥が Gerald)も、20 代には見えませんが(笑。
この作品は、確かに Gerald っぽくはあるものの、その一方で The O’Jays っぽい雰囲気も持ちつつ、かなりストレートなソウル・アルバムに仕上がっていると言えます。Gerald のソロ作にある、ただ音がカッコイイだけでも歌がウマイだけでもない、どこか暖かみのあるソウルは、この父子・家族の関係にルーツがあるのかもしれません。二人の迫力ある歌声と熱いコーラスは、つい一緒に歌いたくなるほど。これは長くじっくり付き合いたい、名作だと思います。

二人の歌声を聞いて、そして CD のブックレット裏表紙にあった、若き日の Eddie が生まれた頃の Gerald を抱き上げようとしている写真を見て、号泣・・・。ご冥福をお祈りします。素晴らしい音楽を、ありがとう。

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