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SAF1 の売却交渉が白紙に

スーパーアグリ 売却が白紙に、スペインGP不参加か (GPUpdate.net)
SUPER AGURI売却に向けた契約交渉が破談 (F1-Live.com)
SUPER AGURI、デッドラインまで3日 (F1-Live.com)

「交渉は 99% 完了。あとは細かな詰めと発表時期・発表方法を決めるだけ」と言われていた SAF1 の Magma Group への売却交渉が急転直下、白紙撤回に。
経緯はよく分かりませんが、まあ確かにいかに景気が良いオイルマネー絡みといえど今の SAF1 を買うのはリスクのほうが大きいのかもしれません。 今年は中団の争いが激しく、中位チームのテレビ露出はかなり高いですが、フォースインディアと SAF1 だけはほとんど(周回遅れでパスされるとき以外は)露出もなく、なおかつ 2010 年にはコンストラクターにならなくてはいけないとなると、自動車メーカー系以外ではうまみも少ないわけで。2 年前には F1 参戦の残る 1 枠を巡って熾烈な争いが繰り広げられましたが(プロドライブが勝ち取ったけど結局参戦断念)、カスタマーカー禁止の方向にある現在は新規参入の話もほとんど聞こえてきませんからね・・・。99% 云々はいつもの亜久里氏のリップサービスだったとしても、多少なりとも安心していたファンの落胆は大きいはずです。
来週のスペイン GP への出走も危うい模様。今シーズンを Magma Group との交渉成立を前提に見切り発車で参戦した同チームでしたが、テストすらまともにできない資金難では、正式に売却が決定するまではいよいよ参戦自体、チーム存続自体が危うい状況だと思います。せめて去年、一昨年、少しでもチームに勢いがあるうちにどこかの日本企業が支援の手を差し伸べてやれよ、と思っていましたが、今の日本の経済状況では見返りの少ない F1(いかに日本チームとはいえ下位チーム)へのスポンサードをするような酔狂な企業はほとんどいなかったようです。

チーム自体は今後も引き続き他企業と交渉を続けるとのことですが、ここまで状況が悪化しているとなると好転は望めないような気もします。ホンダ側もブラウン体制になってからはさらに SAF1 への支援をフェードアウトさせようとしているようで、こちらも望みは薄いのか。個人的には、もう琢磨ともどもホンダ陣営を離れても良いからマトモにレースができる体制になってほしいのですが・・・。
場合によってはこのまま F1 撤退、琢磨のシートもいよいよ空きがないという状況になりかねません。琢磨もそろそろいい歳だし、今は若手の層もかなり厚いし、もしかしたらこのまま行き場がなくなる可能性もあり。仮にそうなった場合、最後のマシンが「あの」RA107 改というのはあまりにも哀しすぎる・・・せめてあと 1 シーズンだけで良いから、もう少し競争力のあるマシンに乗せてあげたいのですが、叶わぬ願いでしょうか。

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