スーパーアグリ売却 ドライバーは佐藤とデビッドソン (GPUpdate.net)
開幕戦メルボルンが今週末に迫っていますが、ようやく SAF1 の体制が発表に。少し前から噂に上っていた「Magma Group」という企業(なんだろう、投資会社?)に「売却」されたとのこと。「売却」なので過半数もしくは全数の株を売却し、チームそのものが Magma Group 傘下になったということでしょう。ただ、開幕直前というタイミングもあってかチーム名はそのまま。
どうやらホンダあるいは HRF1 が仲介したようなので、当面は鈴木亜久里代表体制は続きそうですが、長い目で見たらどうなることか。SAF1 自体がある意味 HRF1(当時の B・A・R)を放出された佐藤琢磨の受け皿として設立された側面を持つチームなので、もしかしてあと 1~2 年後に佐藤琢磨が移籍または引退した場合には、そのまま消滅してしまう可能性もなきにしもあらず、と個人的には考えていたりします。今年いっぱいでバリチェロ引退→琢磨が HRF1 移籍→SAF1 消滅とかいうシナリオだってあり得るわけで。ホンダが介在している以上はどんなオプションも考えられるなあと。
いずれにしても当面のマシンは RA107 改、仮にカスタマーカーが正式に認められても RA108 がパッとしない仕上がりである以上は、もう今年の SAF1 には大きな期待はできないかなあ。ライバルだったトロロッソもフォースインディアも去年よりチーム力が上がっているし、去年の最終戦からほとんどアップデートがないばかりか相対的には下がっている今年の SAF1 は、最後尾が定位置になってもおかしくない状況。
ホンダはブラウンが一からマシンを作る来年が本命で今年は半分捨て状態、SAF1 も最初からカスタマーカーが使える来年か完全コンストラクターとして再出発する必要がある再来年に期待、トヨタには最初から期待していない(ぉ)となると、今年の日本勢はもうウィリアムズの中嶋一貴しか応援しがいがあるチーム/ドライバーは残ってないですね。逆に一貴は今年のチーム力を考えると順当にいけばトップ 10 は射程圏内。緒戦はまず Q3 残留とポイントゲット、ドライバーズポイントで 8 位あたりにつけてくれれば大成功じゃないでしょうか。かなり期待しておきたいと思います。
下馬評ではもうライコネン連覇で決まりみたいに言われており、プレシーズンテストの内容を見る限り可能性としては濃厚っぽいですが、昨年のような(スキャンダルは勘弁)エキサイティングなシーズンになってくれることを期待します。
コメント
>1~2 年後に佐藤琢磨が移籍または引退した場合には、そのまま消滅してしまう可能性もなきにしもあらず、と個人的には考えていたりします。今年いっぱいでバリチェロ引退→琢磨が HRF1 移籍→SAF1 消滅とかいうシナリオだってあり得るわけで
このニュースを見たときにはここまでは考えませんでしたが、正直どっちも非常にありそうですね。
個人的には琢磨にはまだ走ってもらいたいですが、MagmaなんてF1ニュース以外では聞いたこともなかったのでなんともいえませんね~
まあ、まずは今週末を楽しみましょう(^_^)
何故か?日経トレンディネットに佐藤琢磨のインタビュー記事が出てました。
http://trendy.nikkeibp.co.jp/lc/cover2/080313_f1_01/
新しいレーシングスーツは意外にもこの記事が初披露じゃないでしょうか?
昨年までとかなり雰囲気が変わっていますが、いまいちチームのキャラクターと
合っていないような・・・。
マシンもウェアも年々カラーリングが微妙になってきている気がします(´д`)。
いろんな意味で初年度が一番良かったなあ・・・。