現在の Xperia arc/acro によるスマートフォン 2 台体制。もうすっかり慣れてそれなりに気に入っているし、iPhone じゃなくても全然大丈夫だなあ、と思っているんですが、最大の不満点は Wi-Fi 周りの挙動。電波が弱いわけではないんですが、Wi-Fi 機能がスリープに入ったときの復帰がやたら遅くて、通信可能になるまで 20~30 秒は待たされる感覚。業務用の arc は 3G メインだから良いんですが、個人用の acro はデータ通信をほぼ WiMAX ルータ経由に逃がしているので、この仕様はかなりイライラきます。
そこで、Wi-Fi 周りの設定をちょっと見直してやり、改善しないか試してみることにしました。
Xperia の Wi-Fi 周りの設定は、設定画面の「ワイヤレスとネットワークの設定」の「Wi-Fi 設定」の中にあります。
この画面、通常は周囲に飛んでいる Wi-Fi の電波から、どの SSID のものに接続するか、を選択するための画面なのですが、ここでメニューボタンを押すと「スキャン」「詳細設定」のメニューが表示されて、ここから詳細設定を行うことができます。
正直言ってこのメニューにどこからたどり着けるのか少し探してしまったのですが・・・こういう「どの画面で何をすれば目的の操作にたどり着けるか」が直感的に分かりにくいことが、現状の Android の最大の欠点だと思いますね・・・。
で、その詳細設定画面の中では、DHCP ではなく固定 IP のための設定項目と、「Wi-Fi のスリープ設定」という項目が存在します。この「Wi-Fi のスリープ設定」の項目をタップしてやると、
ポップアップが出てきて、Wi-Fi 機能の自動スリープに関する設定を「画面が OFF になったとき」「電源接続時はスリープにしない」「スリープにしない」から選択することができるようになります。デフォルトでは「画面が OFF になったとき」になっているので、電源ボタンを押して本体のディスプレイを切ると自動的に Wi-Fi がオフになり、本体のスリープを解除したときに同時に Wi-Fi もスリープ解除→電波のスキャン→再接続、という手順を踏むので、これに時間がかかっていたというわけ。
でもこれを「スリープにしない」にしておけば、ディスプレイをオフにしても Wi-Fi はアクセスポイントとの接続を維持しているので、スリープ解除と同時に通信が使えるようになります。というか、通信がキモの機器ならば当然こういう仕様になっているべきでしょ、と思うんですが、いけてないなあ(´д`)=3。そういえば AtermWM3500R のデフォルト設定も「10 分間の無通信で自動スリープ(という名のシャットダウン)」というひどい仕様でしたが、バッテリもたせたいとはいえ何故こういう仕様にしますかね・・・。
ともあれ、これで Xperia arc/acro のスリープ復帰寺の Wi-Fi 接続の挙動がだいぶ改善され、すぐに通信開始できるようになりました。ただ、この設定にしていても、周囲に接続設定済みの SSID が流れていないと自動的に Wi-Fi をスリープさせてしまう仕様のようですが、私はほぼ常にポータブルルータを持ち歩いているので、実害はないでしょう。あとは Xperia もルータも常に電波を掴み続けていることになるためバッテリのもちに影響しますが、長時間の外出中に通信しそうもない時間帯はマメにルータの電源を切るなど、一応心がけるようにしています。
まあ本来はスマートフォン側もルータ側も、ユーザーが特に意識しなくても「ちゃんとバッテリがもち、すぐに繋がる」という環境をメーカー側が用意してこそだと思うんですが、まだ難しいんですかね(´д`)・・・。
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