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初夏と Sonnar

[ Sony NEX-5 / Carl Zeiss Sonnar T* 90mm F2.8 G ]

久しぶりに Sonnar 90mm F2.8 で写真を撮ってきました。

NEX だとつい広角~標準(中望遠)あたりのレンズで撮りたくなってしまうのに、先日シグマの 19mm F2.8 EX DN を入手したのでさらに拍車がかかっていましたが、久しぶりに Sonnar を使ってみたらやっぱりこのレンズはこのレンズで良いですね。

[ Sony NEX-5 / Carl Zeiss Sonnar T* 90mm F2.8 G ]

特に使い慣れている Planar 50mm、85mm あたりと比べるとちょっと線が太めの描写ながら、ハズレのない安定感ある描写が魅力のレンズです。安心感は私が愛用する EF70-200mm F4L に匹敵する、と言っても過言ではないくらい。まあ使い慣れた焦点距離だからというのもあるかもしれませんが、被写体との距離がそれなりに確保できる状況であれば、扱いやすいレンズと言えます。
逆にこれはフィルム時代はピントの山がつかみにくく、使いにくいレンズと評価されていたのだから、MF アシストで完璧に追い込んでやれるミラーレスで初めて日の目を見たレンズということができるでしょう。


[ Sony NEX-5 / Carl Zeiss Sonnar T* 90mm F2.8 G ]

Sonnar、というと個人的には夏のイメージがあります。スペルが Summar に似ているからというわけではありませんが(笑)、太陽を意味するドイツ語(ゾンネ、Sonne)から来るという説があるくらいですし、こういうちょっと強い日射しをみっちりと捉えてくれるレンズ、という感覚。
枕草子じゃないですが、私の中ではツァイスの代表的なレンズのイメージは、「春は Planar」「夏は Sonnar」「秋は Distagon」「冬は Biogon」という感じ。ツァイスを代表するレンズではまだ Tessar をまともに使ったことがないので、一本買ってみたいところではありますが。

[ Sony NEX-5 / Carl Zeiss Sonnar T* 90mm F2.8 G ]

ちょっと寝坊してきたタケノコがひとつ。でも、もう間もなく 6 月。紫陽花の蕾も綻んできていますし、季節はこのまま一気に梅雨から夏に流れ込んでいきます。

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