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nasne がリモート視聴に対応

nasneのリモートTV視聴対応開始。FLACハイレゾ配信、PS Vita/スマホアプリの強化も – AV Watch
【西田宗千佳のRandomTracking】nasne開発陣に聞く「リモート視聴」対応とVer.2.50の狙い – AV Watch
nasneが25日のアップデートで「リモート視聴」対応。ひと足先に体験した – AV Watch

nasne のシステムソフトウェア Ver.2.50 の配信が開始されました。今回は何といってもリモート視聴機能の追加という過去最大級の機能追加があるということで、リリースを心待ちにしていました。

というのも、普段はほとんどテレビを観ない私ですが、年に何度か外出先から自宅のレコーダが観たい、というシチュエーションがあります。具体的には帰省中に北陸では放送していない『孤独のグルメ』を観たい、という類のやつなんですが(ぉ。自宅の BD レコーダは 2012 年モデルなので、NexTV-F 準拠のリモート視聴機能が使えないんですよね(ソニー製 BD レコーダでは 2013 年以降のモデルが対応)。この夏の帰省中は U-NEXT での見逃し配信を使って視聴しましたが、やっぱり Twitter 等の実況が盛り上がる番組はリアルタイムで観たい。なので、本当は夏休みにこのアップデートが間に合ってくれれば…と悔しく思っていました。

さておき、当日自宅に帰ると nasne にファームアップ通知が来ていました。いちいち PS3/4 を起動しなくてもスマホからの Web アクセスでファームアップのキュー出しができてしまうので、とてもラクです。

アップデートを開始してほんの 5 分ほどの間で、処理完了。アップデート中にテレビ画面を占有しないので(まあテレビでもチャンネルを変えちゃえばいいわけですが)この方式はいいなあ。PS4 もリモートからゲームタイトルのオンライン購入→ダウンロード指示ができちゃいますが、こういうのは他の機器でもどんどんやってほしい。


というわけでファームアップが完了すると、スマホ/タブレットからは「TV SideView」アプリでアクセスします。

リモートからでも LAN 内でのアクセスと変わらない手順で、かつリモートであることをそれほど意識させないレスポンスで操作できます(上の画像では通知領域のアイコンが表示しているとおり、LTE 経由でアクセスしています)。

録画番組リストから観たい番組の詳細を表示させて「モバイル視聴」をタップ。ローカル接続時の手順と同じ。

インターネット経由になるので再生スタート時のバッファリングにはローカルよりも時間がかかるし、早送り戻し時のレスポンスもやや遅めですが、docomo の LTE で使う分にはコマ落ちや途切れもなく、思っていた以上に快適に楽しめます。解像度は 480p に落ちてしまいますが、スマホの画面サイズ程度ならばまあ許容範囲かな。データ容量を考慮すると、LTE 経由での視聴時は画質モードは「速度優先」が良さそうです。
ちなみに WiMAX 回線でも試してみましたが、それほど混雑していないエリアでもブツ切れ状態になってしまい、ちょっと実用に堪えませんでした。MVNO の選択肢もずいぶん広がってきたし、回線の安定度では LTE のほうが断然いいので、やっぱりそろそろ乗り換え時ですかね。まあ、リモート視聴に必要なデータ通信容量を考えると、モバイル回線で頻繁にリモート視聴するのは現実的ではありませんが。出先の公衆 Wi-Fi とかホテルや実家の Wi-Fi を使う、というのが実際のところでしょう。

リモート視聴に使える機器としては当然 PS Vita も含まれるわけで、Vita でも試してみました(回線は Xperia の Wi-Fi テザリングを使用)。

まず使用前にローカルネットワーク上で「エニイタイムアクセス」を設定します。もともと、リモートから nasne の NAS 機能を利用するためのアプリ「naspocket」のための設定でしたが、リモート視聴にも必要な設定のようです。私は最初この設定をしておらず、リモートから nasne に接続できずに少しハマりました(;´Д`)。

視聴は「torne PS Vita」アプリから。UI も操作性もローカルネットワークとなんら変わりませんが、画面の右上にリモート接続であることを示すアイコンが表示されているのだけが違います。
自宅にある nasne からデータを引っ張ってくるところだけが少しタイムラグを感じますが、それ以外の画面描画は torne そのもののレスポンス。アプリ自体の心地よさもあって、TV SideView での操作とは一段違う快適さです。AV Watch の西田さんの記事に「筆者の主観でいえば、『汎用のクライアントを使ってLAN内で、タブレットなどからnasneを使った時』よりは快適」とありますが、まさにそんな印象。

フィルムロールやフラッシュ送り/戻し、早見などの torne ならではの再生機能もほぼそのまま使えます。開発チームはレスポンスにこだわってチューニングしたようですが、ここまで機能を落とさずに使えるものなのか、とちょっと驚嘆するレベル。

操作性もさることながら、OLED のディスプレイ(初代 PCH-1000 のみ)の発色の良さも相まって、モバイルでもなかなか楽しめるクオリティで視聴できますね。このためだけに Vita を常に持ち歩くわけにはいきませんが、出張のときには旅行鞄に忍ばせて行きたい感じ。

リモート視聴だけのために BD レコーダを買い換えるわけにもいかないよなあ、と思っていたところに、nasne が救いの手を差し伸べてくれました。自宅にいるとどうしてもレコーダのほうをメインで使ってしまいますが、これで nasne が今まで以上に活躍してくれそうです。

というわけで『孤独のグルメ Season5』放送開始はよ(ぉ

ソニー・コンピュータエンタテインメント / nasne CECH-ZNR2J

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