PS VRのBlu-ray 3DやPS4 Proブースト対応、PS4 Ver.4.50 SASUKE配信開始 – AV Watch
PlayStation 4 の ver.4.50 アップデートが配信開始されました。
私は PS4 をあまりゲーム機としては使っていないので(ぉ)、マイナーアップデートはスルーしてしまうことも少なくないんですが、今回のは実質的な大規模アップデートと言える内容で、期待して待っていました。ヘビーゲーマーや PS4 Pro ユーザー向けのアップデートが主体ながら、私が注目していたのは PSVR での Blu-ray 3D 対応。PSVR を PS4 よりも PC に繋いでいろいろ実験するのがメインになってしまった私としては(笑)、これで久しぶりに PS4 に繋ぎ直してやる理由ができたというものです。結局 3D 対応テレビもプロジェクタも買わないまま 4K 時代に突入し、3D は忘れられた規格となりかけていますが、いつか観ようと思って買っていた Blu-ray 3D をようやく鑑賞するチャンス。
PS4 を久々に起動して(ぉ)アップデートを完了させたら、おもむろに Blu-ray 3D をディスクスロットに挿し込みます。
こけら落としは 3D で観るのを楽しみにしていた『オデッセイ』。
PSVR の電源を入れてから Blu-ray 3D を再生しようとすると確認画面が表示されます。これによると、3D 再生中はテレビ側の映像と音声はオフになるとのこと。映像は PSVR で、音声は AV アンプ経由のマルチチャンネルスピーカで、という環境で再生できないのはちょっと残念。
Blu-ray 3D といっても再生自体は PSVR のシネマティックモードを使用します。2D 再生と同様にシネマティックモードの画面サイズを設定することができますが、私は「大」一択。
というのもシネマティックモードは片眼 960×1,080 ずつの解像度しかないため、そもそも BD の映像をドットバイドットで表示させることができず、解像感が下がってしまうから。大サイズであれば視界いっぱい(画面の両端が少し見切れるくらい)に表示されるので、最大限ソースの解像度に近い精細さを楽しむことができます。とはいえ、それでも見た目上の解像感は DVD よりはちょっとマシ、実質的には 720p くらいの解像度にすぎないため、映画館や大画面テレビで 3D 版を観るにの比べると映像は粗い。でも迫力重視で作られているアクション系の 3D 映像であれば十分に臨場感を得ることはできますし、『オデッセイ』でも火星の風景はもう少し解像感が欲しいと感じたものの、クライマックスの宇宙空間のシーンでは非常に奥行きを感じ、高い没入感がありました。
3D に関してはソースを選ぶものの、個人宅でこれだけの大画面で 3D 映画を楽しめる環境を構築するのも難しいというもの。特に昨今は 3D 対応機器を新規に手に入れるのが困難になりつつあるので、Blu-ray 3D の再生環境として PSVR は有力な選択肢となるのではないでしょうか。私はとりあえず、休日のたびに自宅にある Blu-ray 3D を片っ端から観ようと思います。GW 前には『ローグ・ワン』の Blu-ray 3D も発売になるし、楽しみがさらに高まりました。
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