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F1 ベルギー GP 2018

F1ニュース|後半戦は波乱の幕開け。ベッテルが逆転で今季5勝目! フォースインディア勢大健闘/motorsport.com日本版

夏休みが明けていよいよ本格的に後半戦が始まった F1。休み前に優位に立ったハミルトンがパワーサーキットでも強さを見せるかと思いきや、フェラーリが決勝で速さを発揮して完勝、チャンピオンシップポイントの差を詰めました。

フェラーリは予選から好調で、ヴェッテルよりもこのスパを得意としているライコネンに PP の期待がかかったほど。しかしこのサーキット独特の「スパ・ウェザー」が予選でも炸裂し、Q3 はウェット路面。こうなるとタイヤに熱を入れやすいメルセデス有利で、ハミルトンとヴェッテルがフロントロウを分け合う形になります。ライコネンはチームのミスにより Q3 の二回目のアタック時に燃料不足が発生し、不発。ライコネンはここで 6 番グリッドになったことで、決勝スタート直後の多重クラッシュに巻き込まれることになります。

決勝スタートは、後方のアクシデントはさておきハミルトンは 1 コーナーまでは何とかヴェッテルの攻撃を凌いだものの、その後のケメルストレートでヴェッテルが見事な伸びを見せ、完璧なオーバーテイク。DRS が使えないオープニングラップでフェラーリがこれほど完全にメルセデスを抜き去るとは思っていなかったので、さすがに驚きました。その後、ピットインのタイミングでハミルトンがアンダーカットを仕掛けるものの、1 秒差まで詰めるのが精一杯。その後はヴェッテルがジワジワとギャップを広げ、危なげなく勝利を手にしました。
スパはパワーユニット依存度の高い高速サーキットで、過去三年間はメルセデスが完勝してきていただけに、今年もメルセデス有利だろうと思っていました。が蓋を開けてみればフェラーリがパワー勝ち。例年のフェラーリは夏休み明けから開発ペースが鈍り、チームにもドライバーにもミスや信頼性トラブルが多発して自滅していくパターンでしたが、今年はいよいよそんな流れを断ち切れそうです。これは本当に最終戦まで分からないかもしれません。次はシーズン随一のパワーサーキット・モンツァですが、もしかすると久しぶりにモンツァでフェラーリドライバーがポディウムの中央に立つ姿が見られる可能性が出てきました。


そしてトロロッソ・ホンダは今回も敢闘。

“不得意なはず”のスパで入賞。ガスリー「モンツァでも同じことを」

夏休み前のハンガリーから二戦連続で入賞+ダブル完走ですよ。ガスリーは後続のエリクソンに十分な差をつけての 9 位入賞だし、ハートレーもリザルトは 14 位とはいえ中盤にはエリクソンと抜きつ抜かれつのバトルを演じ、結果的にガスリーの入賞をアシストした形。ホンダ製 PU の戦闘力からすればスパでは入賞争いに絡めるかどうかも怪しいと予想していただけに、これは本当に嬉しい驚き。一方でレーシングポイント(旧フォースインディア)やハースにはまだ太刀打ちできていませんが、ようやくマシンセットアップが決まってくるようになり、チームとして戦える力が備わってきたと言えるのではないでしょうか。本当はシーズン序盤からこれをやってほしかったところではありますが、まずはこのリザルトを後半戦のベースとしてほしいところ。

次戦イタリアは間を置かずにすぐの開催なので、トロロッソにはこの勢いを維持してもらいたいですね。

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