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Nintendo Labo Toy-Con 04: VR Kit ちょびっと版

Nintendo Labo の新しい Toy-Con を購入しました。

任天堂 / Nintendo Labo Toy-Con 04: VR Kit ちょびっと版

去年買った Toy-Con 01 は組み立ては面白かったけど肝心のゲームが浅くて割とすぐに飽きてしまいました。だから VR Kit はどうしようかなあ…と思っていたんですが、これに合わせてゼルダとマリオが VR モードに対応するというニュースを聞いたら買わないわけにはいかないじゃないですか!(;´Д`)ヾ
というわけで発売日を待って購入。フルセットだとまた組み立てた Toy-Con が部屋を圧迫すると思い、とりあえず「ちょびっと版」を買って様子を見ることに。

同梱物はソフトウェア(フル版とちょびっと版でソフト自体は共通)と例によってダンボール類、プラスチックパーツやシール類の他に VR ゴーグル用レンズが含まれています。なんだか従来の Toy-Con とは雰囲気からして違います。

Switch というミニタブレット相当のディスプレイを装着するだけあって、レンズは一般的な VR HMD に比べると随分大きい。上の写真では剥がしてしまっていますが出荷時点では保護シールが貼られていて、組み立て中にレンズに触れてしまう心配はありません。


他の Toy-Con 同様に同梱ソフトの動画マニュアルを見ながら組み立てます。
ノリの良い音楽にフランクな口調の説明文、進んだり戻ったり回転や拡大させたり自由自在な動画マニュアルは相変わらずめっちゃ分かりやすい。パーツを「挿し込む」ではなく「ぶっさす」というように、いちいち小学生受けの良い言葉遣いなのがまた面白い。

それにしても、心なしか従来の Toy-Con よりも組み立て時の注意事項が多いような。
まあ他の Toy-Con と違って顔面に装着するものだし、VR の見え具合にも影響するからちゃんと作る必要があるんでしょう。

そんな感じでほんの 20 分ほどの間に VR ゴーグルが完成。他の Toy-Con を作ったことがあれば手順自体はさほど難しいものではありません。

それにしても、さすがダンボールだけあって見た目はもうハコスコと大差ないですね。

まあゼルダやマリオを VR でやりたいだけならば、市販のスマホ用 VR ゴーグルでも Switch が装着できる機種はあるようですが。

この Toy-Con VR ゴーグルにはヘッドバンドに相当するパーツがなく、誰でも簡単に装着できる代わりにゴーグルを手で支えていなくてはならないのが欠点でもあります。実際ゼルダやマリオを VR でプレイするとして、そのへんの問題はどうするんでしょうね…。ダンボールだけに市販のゴムバンドとかを使って頭に固定するのは難しくないでしょうが。

VR ゴーグル前面のスリットに Switch を挿し込むことで HMD として使えるわけですが、スリットには各所にスポンジシールを貼る設計になっていて、プレイ中に簡単には Switch 本体がすっぽ抜けないような工夫がされています。

また VR ゴーグルの右上を指でダブルタップすることで「決定」相当の操作やメニュー呼び出しができるアクションも設定されていたりして、リアル視界が遮られた状態でユーザーに何をさせるべきかをよく考えられています。

VR モードの画面キャプチャ。左右二分割した画面をそれぞれレンズで覗き込むことになるわけですが、6.2inch/1,280×720 というスクリーンを二分割してレンズで拡大しているだけあって、かなりドットが目立つ粗い映像。PSVR あたりとは比べるべくもありませんが、まあかかっているコストが違いますからね。Switch のようはモバイル系の SoC でもあるわけだし、自ずとクオリティの限界はあります。最近噂されている Switch のハイパフォーマンス版が本当に登場するとしたら、このあたりの性能・画質向上を狙っている部分もあるのでしょう。

ソフトウェアにはこの VR ゴーグルを使ったミニゲームがいくつも収録されています。

例えばこれはバスケットボールのシュートゲーム。
Joy-Con の右コントローラを Switch 本体から外して VR リモコンとして使うわけですが、HMD もリモコンも 3DoF(傾き検出のみ)だから PSVR や PC ベースの VR 機器を使ったことがあるとさすがに物足りません。

他にも VR と言いながら単なる 3D 立体視を使っただけのゲームもけっこうあったりして、だいたい想像していたとおりの残念な内容。これなら PSVR 初期の無料タイトルのほうがよっぽどマシだったような…。まあ PSVR とこれとではターゲットユーザーがまったく違うでしょうから、直接比較して良いものではありませんが。

というわけで VR ゴーグルとそれ用のゲームについては正直物足りないものでしたが、「ちょびっと版」に付属するバズーカ Toy-Con のほうはなかなかよくできていました。それについてはまた後日ということで、続きます。

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