丸の内ピカデリーで開催されている『劇場版 機動戦士ガンダム』の特別上映を観に行ってきました。
ガンダム映像新体験 TOUR 機動戦士ガンダム III めぐりあい宇宙
昨秋にお台場でやっていた『逆シャア』の 4DX 上映に続き、今回はドルビーシネマ上映です。ドルビーシネマ以上に、今まで映画館で観たことがなかったファーストガンダムを初めて劇場で観られる機会であり、むしろその点で興味がありました。
上映は二週間前から実施されていましたが、なかなか都合がつかず最終日の最終回をようやく観に行くことができたという。三部作の中では『めぐりあい宇宙』が作画・画質の両面で最もクオリティが高く劇場で観る価値があると思っていたので、逆に良かったかな。
ドルビーシネマ上映といってもオリジナルは 38 年前のアニメーション。音声はモノラルだからドルビーアトモスの恩恵が得られるわけではないし、映像も HDR(ドルビービジョン)仕様なわけではありません。おそらく Blu-ray 版と同じマスター、あるいは Blu-ray そのものをドルビーシネマの設備で上映しているに過ぎないはずですが、それでもドルビービジョン対応のプロジェクタとスクリーンに投影される宇宙(そら)の黒さと戦いの光は圧倒的。自宅で Blu-ray を観るのもいいけど、おそらく今回の上映がリアルタイムも含め最も高画質にファーストガンダムを堪能できる機会だったのではないでしょうか。
なんだかんだ言ってビデオ/DVD/BD で二桁回は余裕で観ているファーストガンダムですが、ここしばらく近年の作品ばかり観ていたこともあって久しぶりの鑑賞でした。冒頭のドレン艦隊、その後に続くコンスコン隊とのホワイトベースとガンダムの戦いは何度観ても圧巻。ホワイトベース隊のニュータイプ能力の高さが完璧に表現されていて、改めて観てもまた鳥肌が立ちますね。また『THE ORIGIN』を一通り観た後で再びファーストガンダムを観ると、昔観たときとはまた違った印象を各キャラクターに抱くことができ、改めて本作の深さを思い知りました。
40 周年記念の「ガンダム映像新体験 TOUR」もそろそろ終わりに近づいているようですが(あと二週間ほど、東宝系の TCX スクリーンで『劇場版 Ζ』をやっているらしい)、旧作を最新の上映設備で観れる貴重な機会なのでまた企画してほしいところです。
コメント