「かりんとう饅頭、ちょいとそそる」
首都圏のちょっと大きめの駅ではよく改札前に出店が出ていて、甘味や地方の特産品なんかが売られていたりしますよね。私はあれがけっこう好きでよくチェックします。
その中に、ときどき谷中の和菓子店がどら焼きやかりんとう饅頭を売っていることがあり、私もよく買っています。そしたら先日その店が『孤独のグルメ』に登場したことをアピールしていて今さらながらSeason1の11話に出てきたお店そのものであることを認知しました。
そういえば以前聖地巡礼した際にはかりんとう饅頭が売り切れで買えなかったんだよなあ…というのを思い出して、どうせなら改めて現地に買いに行こう、と谷中へ。
ここ、ここ。ここに来るたびにウキウキしてしまう。好きなんだよな~、この景色。
この雑多な雰囲気に紛れて歩くだけで、俺は楽しいんだ。
久しぶりの谷中銀座。ちょっとブラブラして写真も撮ってきたのですがその話は改めて。
目指すお店は谷中銀座商店街と直交する「よみせ通り」の方にあります。
ときどき買って食べてるどら焼きや饅頭が、まさかこの店のものだったとは。露店だからちゃんと店名とかチェックしてなかったよ。
店構え、当時からあまり変わっておらず安心しました。
井之頭五郎はかりんとう饅頭を食べていましたが、本来の主力商品はもっと小さな一口サイズの黒糖まんじゅうやカスタードまんじゅうの模様。小さいまんじゅうや大福をパクパク食べるのもそれはそれで幸福。
こないだ出店に遭遇したときに買ったところではあるけど、せっかく来たから何種類か食べたい。
ということで購入したのはかりんとう饅頭と芋かりんとう饅頭、それにバターどら焼き。
ドラマでは店内にベンチがあって中で食べられたけど(当時は実際にそうだった)、現在はベンチは店外に設置されています。どうせならここで座って食べていこう。
かりんとう饅頭(写真左)、その名の通りかりんとうで、まんじゅう。
噛みつくとサクッとしたかりんとうの食感と甘味。その後にもちっ、とした饅頭らしい食感とあんこの味わい。一見相反するこの二種類の和菓子が一つの中に同時に存在するおもしろさ。
芋かりんとう饅頭は中の餡が金時芋。いかにも秋を感じる甘さで、普通のかりんとう饅頭とは別物。
うん、うまい。間違いない。
バターどら焼き。ちょっと小ぶりでオーソドックスなどら焼きの中に、あんことバターが同居している。バターが加わるだけで普通のどら焼きには感じない背徳感があって、それがやけにおいしい(笑。
あんこにバターやホイップクリームを組み合わせるのって名古屋発祥なんですかね。これを発明した人に、今からでもノーベル和菓子賞を授けたい。
いや~、いいね。谷中散策の休憩に、ちょっとした和菓子。
なんだか、この店に根っこが生えてしまいそうだ。
ちなみに、これを食べてるときに通りがかった二人組のJKが「どら焼きおいしそ~」とつぶやきながら通り過ぎていきました。そうか、この店前で食べることで私は宣伝に加担させられていたのか(笑
改めておいしかったです。またどこかの駅で見かけた際には買って帰ろうっと。
ごちそうさまでした。









コメント