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森口博子 / GUNDAM SONG COVERS 3

「ガンダム姉さん」こと森口博子のガンダムカバーアルバム三作目がフライングで届きました。

森口博子 / GUNDAM SONG COVERS 3

GUNDAM SONG COVERS 3

久しぶりに CD を物理媒体で買ったところ、PC でリッピングしようと思ったら BD ドライブが壊れてトレイがイジェクトされず CD をセットできない(;´Д`)。前回使ったのが GUNDAM SONGS COVERS 2 発売時だから一年半ドライブ自体を使っていなかったわけで、故障に気がつきませんでした。とりあえずノート PC で使っている外付けドライブを持ってきてリッピングはしましたが…PC で光学ドライブを使うこと自体年に数度あるかないかだから、今後はもうデスクトップ機でも外付けドライブでいいや。

さておき、三作目。二作目まではご本人が主題歌を務めた作品(Z と F91)がモチーフでしたが、三作目は満を持してファーストガンダムです。これが実質的に三部作完結編という意味合いもあるのでしょう。テレビシリーズの OP『翔べ! ガンダム』で始まり劇場版『めぐりあい宇宙』の ED である『ビギニング』で締める構成からもそれを感じます。

GUNDAM SONG COVERS 3

ライナーノーツには例によって各楽曲に対するご本人の長文コメントあり。オリジナルを歌ったシンガーやゲストアーティストにまつわるエピソードも多くて、TM NETWORK や西城秀樹、谷村新司との逸話が当たり前のように出てきます。勝手に「ガンダム姉さん」と呼んで親近感持ってたけどベテラン芸能人だった…。

収録曲は『翔べ! ガンダム』のほかに三作目があったら聴きたいと思っていた『砂の十字架』『ビギニング』(いずれもファースト劇場版より)、『G の閃光』『STAND UP TO THE VICTORY』『ターン A ターン』といった非宇宙世紀系の富野ガンダム主題歌など、これまで収録されそうでされてこなかった重要どころを押さえています。選曲は全体的にオリジナルが力強い男性の声だったものが多く、そのまま歌うとパワー負けしてしまいそうなところをアレンジで声の美しさや歌唱力で聴かせる形に編曲してあり、聴き応えある構成。二作目はアレンジ的にはあまり工夫が感じられませんでしたが、本作は一作目に匹敵するオリジナリティが出ています。だって『翔べ! ガンダム』なんてビッグバンドジャズですよ(笑。特典 Blu-ray に MV も収録されていましたが、この絵面の強さよ…。

GUNDAM SONG COVERS 3

そして何故か一作目に収録された『BEYOND THE TIME』が再録されている?と思ったら、なんとゲストに TM NETWORK!これは反則級。小室哲哉本人による編曲だし、そこにこの三人の声が入ったら完全に TMN サウンドじゃないですか…ど真ん中世代としてはこの音を聴けただけで泣ける。

また V ガンダムの主題歌である『STAND UP TO THE VICTORY』のゲストは近年活躍著しいオーイシマサヨシ、楽曲にベストマッチな組み合わせと言えます。ただこの曲や『G の閃光』あたりは森口博子以上にオーイシマサヨシ版のカバーが聴いてみたいと思うくらいに彼の声が強い。
声の強さという意味では西城秀樹の『ターン A ターン』もオリジナルの歌唱を超えるのは至難の業ですが、尺八を組み込んだ編成に力強さの部分を任せつつ、一人多重録音によるコーラスで厚みを持たせたアレンジは西城秀樹版とは別物としてアリだと思います。

で、最後にボーナストラックとして収録されているのが『Ζ・刻をこえて』と『水の星へ愛をこめて』を組み合わせた機動戦士 Ζ ガンダムメドレー!しかもゲストが『Ζ・刻をこえて』のオリジナルを歌った鮎川麻弥。二人とも相応に年齢を経た歌声になっているとはいえ、Ζ ガンダムの前後期主題歌の二人がデュオでこの二曲をメドレーしてくれるのは感涙モノ。やっぱりこの二曲は何年経っても色褪せない名曲だと思います。

GUNDAM SONG COVERS 3

初回特典として三部作をまとめて収められる収納ボックスがついてきました。三部作のスリーブケース同様、ことぶきつかさ氏によるイラストが施されています。これはコアファイターのコクピットですかね。

三部作の完結編に相応しい出来でした。しばらくの間聴き込もうと思います。

コメント

  1. […] 森口博子さんのGUNDAM SONG COVERS 3も届き、ガンダムづいてますね。アルバムについてはココが詳しいです。 […]

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