Blu-ray BOX と刻をほぼ同じくして、『それぞれの孤独のグルメ』のサウンドトラックが発売されました。
スクリーントーンズ / それぞれの孤独のグルメ オリジナルサウンドトラック
ジャケットは第 11 話・漫画編集者回に登場した江口寿史先生ご本人によるイラスト。劇中でも終盤に登場した、封筒に描かれた西崎栞(演:平祐奈)の絵ですね。漫画家の久住昌之先生が率いるバンドのアルバムジャケットに、まさかのご本人よりも先に他の漫画家のイラストが使われるとは(笑。故・谷口ジロー先生のイラストが使われたことはあったけど。
なお、従来スクリーントーンズのサントラは地底レコードから発売されていましたが、今回はスクリーントーンズ自身によるオリジナルレーベル「井之頭レコード」からリリースされました。
レーベルの直販サイトから購入したところ(現時点でこのサントラは直販サイトかスクリーントーンズのライヴ会場での物販でしか購入できない模様)、なんとギター担当の河野文彦さんの個人名で届きました。同封のお手紙にも直筆のメッセージ入り。
そういえば 1 月のライヴで久住さんが「新レーベルは河野がなんとかしてくれる」と仰っていました。おそらく CD の実制作から直販サイトの立ち上げ、商品の発送まで河野さんが手弁当でやってるんじゃないでしょうか。あのメンバーの中では河野さんが一番事務方としてちゃんとしてそう(笑
予約購入者向けの特典として裏ジャケットにはメンバー全員のサイン入り。これは嬉しい!
メンバー 5 人全員からサインをいただいたのはちょうど十年前のライヴ以来のことです。
CD のピクチャーレーベルにも江口先生のイラストが。めっちゃ推してくるじゃないですか。
サントラの中身のほうは、ドラマの劇伴として聴いていたときから感じていましたが、従来のシーズンのサントラと比べてずいぶん落ち着いています。タイトルバック曲は「ハラベリハラベリ…」だし時折コミックバンド調の楽曲もあるにはあるけど、全体的にはすごく優しい。なんか、井之頭五郎以外の 12 人のゲスト主人公に対する労りの視線が感じられる楽曲に溢れています。ドラマ自体がそれぞれのフィールドで頑張っている人々を食で元気づける物語だったから、それを音楽面でバックアップしているのが伝わってくる。
個人的にとても気に入っているのが、各ゲスト主人公が前向きな気持ちになったときに流れがちな #26『賑やかひとり旅』と各回のエンドロールに流れていた #27『それぞれのエンドテーマ』。どちらも今までのスクリーントーンズにありそうでなかった穏やかで暖かな楽曲で、聴いているとほんわかします。特に『それぞれのエンドテーマ』はレギュラーシーズンの「イ・ノ・ガシ・ラ、フゥ~!」じゃないエンドロールがとても新鮮(笑。穏やかながらも少し物寂しい #15『それぞれピアノワルツ』やピアノの旋律が美しい #23『いつまでもいつまでも』といい、どことなく『劇映画 孤独のグルメ』の劇伴の作りに似ているところもあり、ドラマの企画プロデュースを担った松重さんの作家性が現れているようにも思います。そういえば先日のライヴ MC でも「松重監督のこだわりに応えるのはけっこう大変だった」という話が出ていました。
これからしばらくはこのサントラをヘビロテしようと思います。聖地巡礼に赴く際の BGM として聴きながら行くとテンション上がるんですよね(笑。
それぞれの孤独のグルメ Blu-ray BOX(特典なし) [Blu-ray]
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- リリース日2025/04/23
- 商品ランキング316位
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