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THE SCREENTONES 『劇映画 孤独のグルメ』公開記念ライブ 「真冬のグルメ 2025」

昨日開催された THE SCREENTONES のライヴに行ってきました。つい先日も渋谷パルコでのイベントでのミニライヴを聴いたところですが今回は『劇映画 孤独のグルメ』公開記念ライヴということで映画の劇伴曲も聴けることを期待して。なにげにスクリーントーンズの単独ライヴへの参加はちょうど五年ぶりだったりします。

THE SCREENTONES

会場はいつもの吉祥寺スターパインズカフェ。百人は入らないくらいの箱でステージとの距離感が近いのが楽しい。あとちゃんと座れるのが嬉しいですね。先日のパルコはトークイベントからぶっ通し三時間立ちっぱなしだったので…。

久住さんをはじめスクリーントーンズの五人は先日の『それぞれの孤独のグルメ』11 話の吉祥寺回にもゲスト出演されていました。バンドとしての活動拠点が吉祥寺周辺ということでドラマへの出演もリアリティーがあるところです。

THE SCREENTONES

セトリは以下の通りでした。

  1. Jiro’s Title (Season1)
  2. タテブエ Alone ~ Stay Alone (Season1)
  3. 荒野のグルメ (Season2) ~ 孤独のツンドラ (Season3) ~ Oriental Goro (Season4) ~ ンマヤ・ンマヤ (Season5) ~ 哀愁のグルメ (Season6)
  4. ちゃんぽん (劇映画)
  5. お店発見 (劇映画)
  6. オニオンスープ (劇映画)
  7. インチキ Alone (劇映画)*
  8. Leave Him Alone (Season4)
  9. 石畳のワルツ (劇映画)*
  10. 食べきりのテーマ (劇映画)
  11. Music&Manga (オリジナル)
  12. MINI のテーマ (2021 大晦日 SP)
  13. * 劇中では未使用

いつものように Season1 のテーマ曲『Jiro’s Title』から始まり、定番『Stay Alone』をやった後は Season2~6 までのテーマ曲の豪華メドレー!これはテンションが上がります。

その後は『劇映画 孤独のグルメ』関連の楽曲。映画の劇伴ではサックスの出番が少なくてフクムラサトシさん(sax)はちょっと寂しそうでしたが(笑)、河野文彦さん(g)が作った楽曲はどれも映画の雰囲気によく馴染んでいました。河野さんの曲、どれも洒落てる中に優しさが感じられて好きなんですよね。特にギターとサックスが寄り添うように奏でるメロディーにグッと来ます。
映画の楽曲は上映に耐えるクオリティーにと思って既存曲もわざわざ録り直したら、松重監督から「もっとチープな感じがいい」と丁重に却下されたとのこと(笑)。

他にも作曲したけど映画ではかからなかった曲はいくつかあって、今回のライヴではその中から『インチキ Alone』と『石畳のワルツ』が紹介されました。『インチキ Alone』は劇中劇『孤高のグルメ』の劇伴として栗木健さんが「絶妙に残念な感じ」に作曲したけど劇中では結局 Season4 の『Leave Him Alone』が採用されていました。この曲、実際に演奏するとなんかカッコ良くなっちゃってあの残念さが出ないということで、ライヴでは打ち込み音源で再生されました(笑)。久住さん作曲の『石畳のワルツ』はお洒落なんだけど個人的にはパリというよりもスペインでタパスの店探しのバックにかかってた方が似合うイメージ。

ちなみに楽曲のタイトルが『ちゃんぽん』『お店発見』『食べきりのテーマ』というようにあまりにも捻りのないネーミングなのは、ドラマ等で音効さんがシーンに合う楽曲を選びやすいように敢えてやっているそう。

THE SCREENTONES

後半戦は『それぞれの孤独のグルメ』のメインテーマからスタートし、既存曲からドラマでもよく使われるナンバーを中心に演奏されました。どの曲も演奏が始まると「ああ、これはあんなシーンで流れてたなあ」というのが即脳裏に浮かびます。それくらい定番として擦り込まれている名曲揃い。

  1. それぞれの Alone (それぞれ)
  2. ビストロ・スイング (Season10)
  3. Welcome To The Sea! (Season2)
  4. C 列車で行こう(走れ銚子電鉄) (Season2)
  5. 食べよう! (2021 大晦日 SP)
  6. ワイキキ阿佐ヶ谷 (Season4)
  7. 伊豆 Q のテーマ (Season3)
  8. エレキのツンドラ (Season3)
  9. Jiro’s Title with Samba Lab. (Season1)
  10. SambaDelicioso with Samba Lab.(Season8)
  11. 孤独のカーニバル with Samba Lab.(2024 大晦日 SP)

終盤はサンバチーム Samba Lab. をゲストに招き、ステージの上ぎゅうぎゅう詰めの大サンバ大会。客席も総立ちで盛り上がりました。特にラスト曲『孤独のカーニバル』はつい先日の 2024 大晦日スペシャルのテーマ曲でもあり、横浜~八王子~飯田~穴水という五郎の旅程を思い出しながらの全員合唱はマジで楽しかった!いかにも特番向けというお祭り曲だけど番組で流れるのが一回限りでおしまいというのはちょっと寂しい。できればライヴでは定番曲にしてほしいくらいです。

THE SCREENTONES

アンコールは二曲。

  1. 旅人のワルツ (Season10)
  2. 自由の筈 (オリジナル)

『自由の筈』はスクリーントーンズ結成前からの久住さんの持ち曲のようですが(インスト版が『孤独のグルメ』の劇伴にも使われている)、これ歌詞がいいんですよ…。

生まれちゃうのは偶然
いつか死ぬのは必然
その間は自由 その人の自由のはずなのに

聴いてるだけで目頭が熱くなってきます。いつもふざけているように見える久住さん(笑)の別の一面が感じられる曲なんですよね。

さておき、最初から最後までとにかく楽しいライヴでした。特に終盤のサンバタイムの盛り上がりがすごくて、私がこれまでに参加したスクリーントーンズのライヴで一番楽しかったんじゃないでしょうか。

なお 4 月には『それぞれの孤独のグルメ』のサントラ発売記念ライヴが予定されているとのことで、都合がつけばまた聴きに行きたいと思っています。

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