待ちに待った『孤独のグルメ Season6』のオリジナルサウンドトラックが、ようやく発売されました。
スクリーントーンズ / 『孤独のグルメ Season6』O.S.T.
いつもならば Blu-ray BOX から間を置かずに発売されるのが、今回は放送終了から実に半年あまり、Blu-ray BOX の発売からも 5 ヶ月。表向きはメンバー多忙のためアルバム用の収録ができないとのことでしたが、もしかして先日の大晦日スペシャルの楽曲収録のためにあえて時間を置いていたんですかね。
テーマ曲はチンドン屋風ジャズ→ウエスタン→ロシアン→オリエンタル→アフリカンときて今回はラテン。毎回スタイルが全然違うのに、どれを聴いても「こどグルのサントラだ」と分かる引き出しの多さと一貫したテイストは流石だなあと思います。ラテン繋がりで言えば、スペイン料理回に使われた #7『哀愁のフラメンコ』や #8『スペイン祭り』もカッコイイ。今まであまり自覚なかったけど、私はラテン系のリズムやコードがかなり好きなのかもしれません。それから五郎が最後にエンジン全開でドカ喰いするときの曲 #27『喰らいマックス!』はタイトルから楽曲まで完璧な一曲です。
そして今回は 2017 年お正月の東北出張スペシャルから Season6、大晦日スペシャルをまたぐサントラだけあって、Season5 のテーマのリメイクである #14『荒野のグルメ ’17』や Season1 の『ファンキー五郎』のリメイク #6『どこで食う? 何を食う?』(五郎が空腹に堪えかねて店を探すときの曲)が収録されるなど、ある意味で『孤独のグルメ』シリーズのサウンドトラックとして集大成的な作品であるとも言えそうです。
今回もいつも通り地底レコードの直販を利用しました。他販路では入手できないオマケ CD-R が目当てですが、公式な発売日(2 月 25 日)よりも先行して発送してもらえるのも嬉しい。
また、今回「おっ?」と思ったのは、今までのサントラよりも音が良くなっているように感じられたこと。Season1 のサントラの音質はけっこう酷いものでしたが(でもそれが初期の低予算ドラマ感と妙にマッチしていて良かったと思う)、シリーズを重ねるごとにサントラの音質も高まっていって、本作はオーディオシステムでマジメに聴き込むに堪える音だと感じました。インストバンドアルバムとしても完成度が高い一枚なのではないでしょうか。
ああ、また聖地を巡りたくなってきたなあ。瀬戸内出張編の巡礼、いつ行こうか。
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