Shell ブランドの USB-C チャージャー

Amazon のプライムデーセールを何を買うでもなく眺めていたら、こんなものが目に飛び込んできました。

Shell / 65W GaN Fast Charger SWC22

Shell の USB-C チャージャー！そういうのもあるのか。

Shell（日本では昭和シェル石油）といえばエネルギー企業の大手。日本では現在は出光に吸収合併されて国内のガソリンスタンドでロゴを見ることはなくなりましたが、海外では健在です。F1 ではセナ時代のマクラーレン・ホンダにロゴが描かれていた時代の印象が強いですが、現在でもフェラーリのパートナーを務めています。私も昔クルマに乗っていた頃はわざわざシェル石油のスタンドを探して給油するようにしていたなあ。

それがいきなり充電系ソリューションというのだからちょっと驚きます。まあ広義のエネルギー製品という意味では間違ってないし、他の石油企業も電気などを含めた総合エネルギー企業に脱皮しようとしているところもあるくらいだから自然な流れではあります。
でもこのチャージャーは Shell の自社開発ではなく、台湾の TennRich というメーカーがライセンス生産を行っている製品のようです。調べてみたところ同社はアメリカのバッテリー大手 Energizer ブランドの製品も手がけているようですね。Shell ブランドではチャージャーの他にもモバイルバッテリーやクルマ向けのジャンプスターター（大容量モバイルバッテリー兼用）なども出している模様。
ちなみにこのチャージャーの Amazon ウィジェットにはメーカー名が「Shenzhenshi Ezreal Technology」と出てくるようなので、TennRich は単なる企画・販売元で中身は深センの OEM メーカーのカタログ品なのかもしれません。

チャージャーそのものは Type-C×2＋Type-A×1 の合計 65W 給電に対応した GaN チャージャー、ということで Anker 735 Charger あたりの製品とよく似ています。しかし安い！プライムデー先行セール価格で ￥1,898 というのは安すぎて逆に不安になってしまうレベル（笑）。まあ私はこの手のチャージャーはもう十分持っているから買うつもりはありませんが、それでも「白地に Shell のシンボルマーク」というのはセナ世代の F1 ファン的には刺さるものがある。Amazon のレビューを見る限りちょっと怪しいのでオススメはしませんが、気になります。