HD-2D版ドラクエIIの攻略もそろそろ佳境に入ってきました。
前回で五つの紋章を手に入れたものの、ルビスのまもりは簡単には入手できません。また平行してロンダルキアに向かうために必要な「邪神の像」も手に入れる必要があります。ということでここからはいったん邪神の像を探しに。
関連するイベントをこなしてテパの村で水門を開き、満月の塔へと向かいます。
この水門のカギの入手はFC版ではペルポイで牢屋のカギを購入→ペルポイの牢の奥に隠れている盗賊ラゴスから水門のカギを入手、という流れになっていましたが、本作では牢屋のカギは登場せず、代わりに出てくるだろうと思っていた最後のカギもまだ出てこない。その代わり、ラゴスは（ペルポイの牢の奥に隠れてはいたものの）盗人ではなく故郷テパにかけられた呪いについて知る青年という設定になっていました。これ以外も含め、本作ではオリジナルでは背景が曖昧だった設定が見直されストーリーの説得力が増しています。
満月の塔でボスを倒し「月のかけら」を入手したら、ロンダルキアに行くための情報を聞き出すためにデルコンダルに移動。
デルコンダルでは情報提供の条件としてなんとデルコンダル王との決闘が始まります（笑）。オリジナルにはなかった展開で驚いたしデルコンダル王はかなり強かったけど何とか勝利。
すると、ロンダルキアについて知る重要人物がベラヌールにいると聞かされ、次はベラヌールへ。
ベラヌールではサマル王子が呪いを受けた際に助けてくれた神父（当時からなんだか裏のありそうな人物だった）がロンダルキア王家の生き残りであったことが判明。
彼の助力により、遂にロンダルキアへの道が繋がります。
そして邪神の像を求めて海底火山の洞窟を探索。
満月の塔で入手した月のかけらにより、洞窟への入口が開けます。FC版ではあっさりしていた演出がリメイクでは立派になっていてその都度感動してしまいます。
洞窟の最深部ではバズズと対決。この海底火山がバズズの拠点だった、という設定になっていました。
妖精の塔でのベリアルに続いて、ここでもハーゴン軍幹部との戦闘。強力な呪文を連発してくる強敵でしたがこちらもここまで来た歴戦の勇士、なんとか撃退。
アトラス・バズズ・ベリアルの三体はオリジナルでは何の説明もなくラストダンジョンに突然登場するボスキャラ扱いだったのが、事前にこうやって勇者たちとの因縁を仕込んでおいてもらえるとのちの最終決戦が盛り上がりますね。
邪神の像入手後、もろもろのイベントを経て海底の神殿に封印されている精霊ルビスを復活させます。
このルビス神殿でも敵の幹部・アトラスが出現！心の準備ができていないとちょっと焦りますね…。
ともあれアトラスも撃退し、無事精霊ルビスが復活。「ルビスのまもり」を手に入れました。
邪神の像とルビスのまもり、二つのキーアイテムを手に入れたことで遂にロンダルキアへの洞窟に突入です。
強力なモンスターに加えて落とし穴や無限回廊などのトラップも数多く仕込まれた、ドラクエ史上最大の難関。FC版では何度も心折れそうになりました。
しかし本作では「にげる」の成功率がFC版より上がっている上に落とし穴がどこにあるかも一応見えるようになっていて、FC版ほどの鬼難易度とは感じず。まあ長いダンジョンであることは変わらないし、終盤でローレシア王子単独でボスモンスターを倒すイベントがあったりして苦労しましたが、まあ何とかなった。むしろ勇者一人で攻略する必要があったIの竜王の城の方がハードだった感。
洞窟では道中、ちょっとした会話イベントなんかも挟み込まれたりして冒険の旅がそろそろ終わりを迎えようとしていることを実感します。
でもこういう場面でローレ王子が一切喋らないのはやっぱり残念。他のシーンも含め、ローレ王子以外の三人のセリフがすごく良いだけにローレ王子が状況に流されてるように見えてしまう。
そしてあと一歩で洞窟の出口…というところでまさかのベリアル再登場！
ただでさえ長かった洞窟の最後にベリアルと戦うことになるとは全く想定しておらず焦りました。
この戦闘での会話でアトラス・バズズ・ベリアルの三体は本来ハーゴンの配下ではなく、ハーゴンによって異界から召喚された魔神の類であることが明かされます。「悪霊の神々」のサブタイトルがこういう形で回収されるとは…FC版のときは「悪霊の『神々』っていうけどシドーしかいないよね？」と思っていたら、こういうことだったんですね（後付けっぽい気もするけど）。
ベリアルは契約によって従属させられているだけでハーゴンに忠誠を誓っているわけではないことも判明します。とはいえこちらから見れば敵であることには違いはないわけですが。
ベリアルとの再戦もどうにか撃破して、とうとう辿り着いたロンダルキア。洞窟を抜けるとそこは雪国であった。
FC版でも雪原が表現されたフィールドマップが印象的だったロンダルキア。HD-2Dでは雪の降る様子が表現されることでより神秘的に、かつ画面からも寒さが伝わってくるように感じます。長い長い旅の果てだからこそ余計に。
ということで、あとはハーゴン神殿の攻略を残すのみとなりました。
ファミコン版では、ロンダルキアに到達してこの祠で復活の呪文を聞こうとする直前で遊びに来ていた友人の弟がファミコンを蹴ってしまい、ロンダルキアの洞窟からやり直しになった悲しい思い出があります（泣
そういう辛かった思い出も含め、FC版で大変だった道のりにHD-2D版では様々なイベントやセリフが追加されることでよりドラマチックな旅となりました。
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