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F1 アメリカ GP 2019

F1アメリカGP決勝:メルセデスのハミルトン、ファンジオ超え6度目の戴冠。ボッタスが今季4勝目

アメリカ GP はメルセデスのボッタスがポールトゥフィニッシュで優勝、ハミルトンは 2 位フィニッシュで今シーズンのドライバーズタイトルを確定させました。ハミルトンはこれで通算 6 度目の戴冠、ファンジオを抜いてシューマッハーの 7 回に次ぐ歴代単独 2 位の記録。本当にすごい。

予選はトップのボッタスから 5 位のハミルトンまでが 0.3 秒以内、もっと言えばボッタス・ヴェッテル・フェルスタッペンの三人が 0.1 秒以内にひしめく超接近戦。後半戦に入ってから予選はフェラーリの独壇場という感じだったのが再び三つ巴に戻ってきた印象です。というのも、レッドブルが FIA にフェラーリの PU のテクニカルレギュレーション違反を訴え、FIA が技術指令を通達したことでフェラーリが失速した…という側面があると言われています。真偽のほどは不明ですが、秘密が漏れるのが F1 村の常だし火のない所に煙は立たない。結果的に夏休み前に近い勢力図に戻ってきたということになるのかもしれません。

決勝はメキシコに続きピレリのタイヤライフ予測の信頼性が低く(笑)、ピット戦略も 1 ストップ派と 2 ストップ派に分かれます。特にメルセデスがボッタスを 2 ストップ、ハミルトンを 1 ストップとしたことでレースが終盤まで目の離せないものになったと言えます。例によってファストラップを刻みながらもタイヤをもたせようとするハミルトンとフレッシュタイヤで攻めていくボッタスとフェルスタッペン。今回はボッタスが採った 2 ストップ作戦のほうが正解で、ハミルトンをコース上で料理して優勝をかっさらい、ポディウムの最上段での戴冠を阻止することに成功しました。フェルスタッペンも健闘したものの、レース序盤にフロアにダメージを負っていたこともあってボッタスのペースについていくことができず、最後の最後にハミルトンを追い詰めるまでが限界。それでも 3 位表彰台は立派なリザルト。

アルボンはスタート直後にサインツと接触して最後尾まで下がったものの、その後の怒濤のオーバーテイクショーで 5 位まで戻ってきました。あの速さがあれば決勝ではフェルスタッペンの後ろでフィニッシュできた可能性もあったでしょうが、素晴らしい追い上げが見られたのは良かった。アルボンの思い切りの良さもさることながら、前戦メキシコあたりでようやくホンダがスペック 4 のポテンシャルを十分に引き出せるようになったことが大きいでしょう。これは残り 2 戦(特に次のブラジル)に向けて好材料と言えます。

今回でいよいよ今シーズンの両タイトルが確定し、残り 2 戦は残りのランキング争いがさらに過激になるはず。特にレーシングポイントとトロロッソのコンストラクターズ 6 位争いと、中団のドライバーズランキング争い(6 位アルボン~14 位ライコネン)が見物です。

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