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F1 マレーシア GP 2006

マレーシアGP決勝:ルノーが1-2フィニッシュ達成!! (F1Racing.jp)
スーパー アグリ 佐藤 琢磨が大健闘のパフォーマンス (F1Racing.jp)

ルノーが完璧なレース戦略で 1-2 フィニッシュ。バトンも健闘したものの今一歩及ばず、周回遅れのマシンやピットイン前でペースが落ちたモントーヤに引っかかったこともあり、結果的に 3 位でフィニッシュ。一発の速さ、ロングランのペースともにルノーに遜色ないレベルではあるものの、やはりレース全体を見渡す戦術や二転三転する状況への対応力、すなわちチームとしての総合力の差がこの差に結びついているのではないでしょうか。


しかし今回のレースで白眉だったのは、佐藤琢磨のパフォーマンス。好スタートを切って良いポジションを確保した後も、戦闘力で明らかに劣るマシンでミッドランドや V10 のトロロッソを抑え込むシーンが印象的でした。自身を周回遅れにする上位のマシンに道を譲りながら後続を抑えるテクニックや、(去年までならば無謀と批判されただろう)タイヤを半分ロックさせながらの果敢なアタックで一旦は抜かれた V. リウッツィをオーバーテイクしたシーンでは、思わず鳥肌が立ったほどでした。
2 戦連続完走ができれば十分、「レース」は望むべくもない、という予想を見事に裏切り、まさか 2 戦目から他車とのバトルで楽しませてくれるとは・・・これでチームのモチベーションをさらに上げ、マシンパフォーマンスの向上に繋がってくれれば、という、期待を持たせてくれるいい「レース」でした。

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