この夏に買い換えたリビングのエアコンですが、そういえばスマホで操作できる機能がついているのに今まで使ったことがなかったので試してみました。9 月に入って急に涼しくなったとはいえ、来週からまた暑いみたいですからね。
スマホで操作するには Google Play / App Store から「白くまくんアプリ」をインストールします。
いきなりネガから書いてしまいますが、このアプリを使うにはログインパスワードの設定画必要になります。が、このパスワード基準がけっこう厳しく、アルファベット小文字+数字の組み合わせ程度ではパスワード強度が足りず設定できませんでした。アルファベット大小+数字を組み合わせてようやく通ったんですが、所詮エアコン操作するだけのアプリにセキュリティ求めすぎじゃないですかね…。難パスワードを要求するならせめて生体認証も併用できるようにしてほしいところですが、少なくとも Android では指紋認証は使えないようです。
エアコンとスマホを接続するにはエアコン側でも設定画必要です。頻繁にする操作ではないのでちょっと手順が必要なのですが、機種ごとに操作方法が異なるのか「詳細はエアコンの取扱説明書をご確認ください」。スマホがあるんだからそこはアプリ上から Web 取説を参照させてほしかった。
初期セットアップ時のエアコンとスマホの接続方法は Wi-Fi で、P2P とルーター経由の二通りの方法があります。こういうときはとりあえず P2P でサクッと繋いじゃったほうが早いはずだと思って試してみたのですが、何度やっても繋がらず(;´Д`)ヾ。逆にルーター経由だとサクッと繋がりました。
パスワードといい取説見ないと手順が分からないことといい Wi-Fi 接続のトラブルシューティングがしづらいことといい、これは使い始めるまでのハードルが高い。ガジェットがチョットワカル私でも少し手間取ったということは、使えるようになる前に挫折するユーザーが少なくないのではないでしょうか…。
いったん繋がってしまえばこっちのもの。アプリを使うことで外出先からでも自宅のエアコンの状態を把握し、操作することができます。
ちょっと不可解なのは、一つのアプリで複数のエアコンを管理できるのはいいとして、アプリがマルチユーザー対応になっていること。何故なんだぜ…?
アプリのメインであるリモコン画面は非常にシンプル。付属リモコンだってもうちょっと情報量あるんだからここまでシンプルにしなくても…とは思います。
でも外出先からでも室温が見れるのはいいですね。帰宅前に遠隔でエアコンを入れる必要があるかどうか判断できるし、家族のいる家庭であれば自宅にいる子どもや高齢者の部屋の状態が把握できるのは助かります。子どもとか高齢者って暑くても何故かエアコンつけずにガマンしてることってありますからね…。
エアコンのオンオフだけでなく温湿度設定や運転モードの変更も遠隔からできるし、
風量の調節も可能。
エアコンを遠隔操作する目的って「外出先から帰宅するまでに部屋を冷やしておく」とか「外出時に切り忘れたエアコンを切る」ようなのが主で風量調節まで外からする必要はないように思いますが、このアプリがあることで逆にスマホさえあれば宅内でも(リモコンがなくても)エアコンが操作できるわけで、ここまでできるということはもうそっち方向の使い方を促していると言えます。
なお操作のタイムラグは同一 LAN 内で 0.5 秒程度でした。これなら赤外線リモコンと大差ない感覚で使えます。
ちなみにフィルター清掃や凍結洗浄もリモート操作可能。清掃機能ってけっこううるさい(凍結洗浄は特にうるさい)ので、留守中にやっておいてもらえるのは助かります。
セットアップに難ありなのが残念ですが、使えてしまえば非常に便利。
とはいえ今年の夏は私が在宅勤務なせいで自宅に誰もいない状況がほぼなく、外出先からエアコンを操作する機会がなかったんですよね…。来年の夏はこの機能が大活躍してくれる状況になることを願っています。
コメント