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SawanoHiroyuki[nZk] / o1 [Hi-Res]

SawanoHiroyuki[nZk] / o1

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作曲家・澤野弘之の [nZk] 名義のアルバムが先月発売されていたことを今頃知り、慌てて買ってみました。

澤野弘之氏と言えば、私にとっては『機動戦士ガンダム UC』の劇伴の印象が圧倒的なんですが、一般的には『進撃の巨人』(アニメ版)とかドラマ『医竜』シリーズあたりが有名なんですかね。最近では NHK の連続テレビ小説『まれ』の楽曲も担当しているらしいですが、私は普段テレビをほとんど観ないのでどれもちゃんとは知らないという…。いずれにしても、近年はほぼ毎クール何かの番組で澤野氏の楽曲が採用されている、というくらい売れっ子になっています。

私の持つ澤野氏の劇伴音楽のイメージは「オーケストラを使ったスケールの大きな、かつメロディの印象的な楽曲が多い」というもの。しかしヴォーカル曲に関しては『機動戦士ガンダム UC』における Aimer とのコラボレーションではそのイメージとは真逆な、パワフルなロックを聴かせてくれました。基本的に SawanoHiroyuki[nZk] 名義の楽曲はこの路線のようで、本アルバムも『UnChild』と似た手触りの、ギターと電子音を駆使した力強い楽曲で満たされています。
収録曲は多くが何かしらのアニメでタイアップ採用されているだけに、粒が揃っています。が、(『ガンダム UC』での印象が強すぎるのかもしれませんが)個人的には Aimer 以外のヴォーカリストは楽曲の持つパワーに対して声の線がやや細い印象。やはり Aimer が歌う #7 『Song of ..<AM>』(これ、『まれ』劇中歌の別バージョンらしいですね)と #13 『s-AVE』の存在感が圧倒的ですね。逆に、Aimer の個人名義の楽曲もいくつか試聴してみましたが、声質に対して楽曲がおとなしすぎる印象で、澤野弘之×Aimer の組み合わせが私にとってのツボなのだ、と改めて実感しました。

アルバム全体を通して、何かを始める前にテンションを高めていくのにちょうどいいので、しばらく出勤時に聴いていこうと思います(笑。

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