[ Sony α7 III | Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8 G ]
鳥越に行った際に、佐竹商店街をブラブラして写真を撮ってきました。
都内には谷中銀座や戸越銀座、砂町銀座、中野サンモール、アメ横、武蔵小山など有名な商店街は数々ありますが、ここ佐竹商店街はあまり知られていないけど日本で二番目に古い商店街とのこと。ちなみに一番古いのは金沢の片町商店街だそうですが、金沢城~兼六園のすぐ側にあり石川県を代表する商店街である片町とは違い、佐竹商店街は都内にしても地味めの商店街。そこそこ活気がありつつも、ところどころに昭和感が残る何とも言えない雰囲気を醸し出しています。
[ Sony α7 III | Carl Zeiss Biogon T* 28mm F2.8 G ]
「登録商標 ゼイタク煎餅」。ほらね、見れば見るほどジワジワと味が出てきます。こういう感じのお店が何軒も並んでいて、しかもちゃんと営業している。四十年前ならあちこちで見られたかもしれない光景ですが、それが今でも息づいているというのはさすが日本で二番目に古いだけのことはあります。
[ Sony α7 III | Carl Zeiss Planar T* 35mm F2 G ]
ファミリースナック。現代の感覚だと、家族でスナックに行ったりしないじゃないですか(笑。ひとつひとつの意味を考え始めると奥深いセンスがある商店街です。
スナックなのに、ガラスケースに並ぶ(つか、アルコール出すスナックはガラスケース置かないだろ)食品サンプルはオレンジジュース、レモンスカッシュ、ソーダ水(!)、ハンバーグ、ナポリタン…なぜここが喫茶店ではなく「スナック」なのか。Wikipedia によると「1970年代前半頃までは敢えて今風に言うとカフェバー形態を指し、昼間はパフェなどのデザートメニューも展開していた」ということなので、むしろこういうのが本来のスナックの姿だったのでしょう。
入口に貼られた探偵のポスターからしても、ここがもし札幌だったらこの中で探偵がナポリタン啜りながらスーパーニッカでも飲んでいそうな気がしてきてしまいます。
[ Sony α7 III | Carl Zeiss Biogon T* 28mm F2.8 G ]
見たことあるようで他にはなかなかない、本当に味のある商店街です。ここまでハマるとは思っていなかったけど、オールドレンズを持ってきて正解でした。
今度はこの商店街で飲み食い買い物するつもりでブラブラしてみても楽しそうです。
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