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牛かつ あおな

先日の F1 開幕戦パブリックビューイングに行った際のお昼は、レッドブル・ホンダに勝ってほしいという願掛けで牛かつにしました(笑。都内で牛かつといえばもと村があまりにも有名ですが、あえて違うお店に入ってみました。

牛かつあおな

牛かつあおな

渋谷駅の新南口近くにあるお店です。すぐ近くにはもと村の支店もあり、競争の激しさが窺われます。一頃のブームは落ち着いたとはいえ、今でも新宿のもと村には大行列ができていますからね。

この「あおな」の牛かつはニュージーランド産牛、黒毛和牛、霜降り黒毛和牛の三種類から肉を選び、量も 100g・150g から選択するスタイル。私は初めてでどれがどんな味か分からなかったので、三種類の食べ比べができるミックスセットの 150g を注文してみました。
一般的に揚げ物の店は肉にキャベツの千切りが添えられているものですが、この店の付け合わせはレタスに根菜の薄切りが添えられ、ちょっと凝った味のドレッシングがついてきて、その時点でひと味違った印象を受けます。

牛かつあおな

肉は写真左から順にニュージーランド産牛、黒毛和牛、霜降り黒毛。この時点で明らかに肉質が違うのが判ります。ニュージーランド産は見るからに切断面の瑞々しさがなくてちょっと残念な感じ。


牛かつあおな

そんなわけで、まずはニュージーランド産から。黒毛和牛と見比べるとちょっと残念感はあるものの、食べてみるとそんなに悪くない。でも塩とか醤油だれよりもこの店特製のタレ(ニンニクやごま油が使われている模様)の風味とともにいただくのがこの肉には一番合うかな。

牛かつあおな

続いて黒毛和牛。おおお、そうそう、これこれ!という感じ。牛かつというより衣のついたローストビーフを食べているような感覚です。筋張っているわけではないけれど肉肉しさがあって、いかにもいい赤身肉を食べている実感があっておいしい。

牛かつあおな

最後は霜降り。立派なサシがはいっていて、舌の上でとろけます。赤身との差異化のためかけっこうしっかりした脂分があるので、醤油だれと山葵をつけていただくとサッパリしてちょうど良い。でも私は最近霜降りより赤身肉のほうが好きになってきたせいか、通常の黒毛和牛のほうがバランス的にはいいかな?と感じました。

なかなかおいしかったです。牛脂を注入した成型肉を客に焼かせて食べさせるもと村よりも、出所の明確な牛肉で赤身のまま食べられるこちらの店の方が肉を食べてる実感があって個人的には好きかな。ただしけっこういい値段がするので、これならちょっといいとんかつ屋に行った方が満足度は高いような気もします。でもとんかつよりもヘルシーで女性でも入りやすい雰囲気の店舗なので、男だけでガッツリ…という感じでないときには良さそうです。新宿や御徒町、蒲田にも支店があるようなので、近くに行く機会があったら入ってみようかな。

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