GQuuuuuuX版のリック・ドムを組み立てました。
HG 1/144 MS-09 リック・ドム ガイア機/オルテガ機(GQ)
正史にも登場した黒い三連星のドム。二人一組のMAV戦が主流となっているGQ世界では三人組は扱いづらかったのか、マッシュが一抜けしてガイアとオルテガの二人組として登場しました。メインストーリーに深く絡まずクランバトルの対戦相手として登場、しかもマチュではなくニャアンと戦ってあっさり一話退場…正史に登場したネームドキャラにしては残念な扱い。でもU.C.0079編ではちらっとしか映らなかったリック・ドムが三連星仕様としてガッツリ登場したのは嬉しかった。ガンプラの発売も楽しみにしていました。
MSデザインが大胆にアレンジされたGQ世界において、このリック・ドムは比較的おとなしめのリファインに留まりました。胸部装甲とランドセルがアレンジされているものの全体のシルエットは正史のリック・ドムほぼそのまま。元からこういうデザインだったような気もするし、でも絶妙に現代的なデザインにアップデートされているようにも見える。なかなか絶妙なアレンジだと思います。
最大のアレンジポイントがこのバックパック。なんと背中から三本目の脚が生えていて、それがそのままフレキシブルスラスターになっているという。確かにドム(地上用)はホバー走行のために大出力のバーニアを備えていますが、それをそのままバックパックに転用するとは。でも生産効率を考えたら理に適っているんですよね。
ホバー走行時には三本目の脚は下ろして三脚状態になります。劇中でもイズマコロニーの外壁をこの状態で走行する場面がありました。
立体化してみるとこの状態すごく安定して速そう。ただ脚はかなり重いのでバックパックを持ち上げた二足状態だとまず自立せず、スタンドが必須になります。
宇宙空間でも全てのスラスターを同一方向に噴射することで高速移動を可能にします。「重量級MSだがガンダムと同等の機動力をもつ」所以ですね。
もしかして二機合わせて脚が六本になることで、「二機だけど実質的にドム三機分=黒い三連星」という意図だったんでしょうか。
ご覧の通りこの脚部が最も部品点数が多く、時間のかかるポイントでした。ここがある意味GQリック・ドムのもう一つの「顔」と言える部位でしょう。
ちなみにバーニアノズル内の赤はDSPIAEのレッドで部分塗装しています。こういうところを塗るのに水性アクリル筆ペンはめちゃくちゃ便利。
リック・ドムの主兵装は言わずと知れたジャイアント・バズ。
しかしこれがかなりデカい!ドム自体の身長よりも長さのある武器で、HGなのにMGでもこんな大型の武器は滅多に見ないというサイズ。でもだからこそ迫力のある武器です。
肩から腕にかけての可動範囲が広いおかげでバズーカの両手持ちが決まる。ドムの代名詞とも言えるポージングだから、これくらいキレイに決まってくれると満足度高い。
武装としてはバズーカとヒートサーベル(ガイア機用)の他に電磁ハーケンが付属します。GQのMS武装、ガンダムハンマーといいシイコのスティグマといいキケロガのインコムといいチェーン/ワイヤー系がやたら多い。まあビーム攻撃だけで勝敗が決するよりも実体を伴う兵器の方が映像に重みが出て良いし、カラーという会社自体がそっち方面の映像表現の方が得意だから正しいアプローチだったと思います。
なお、今回は発売日に朝イチで量販店で、その後ガンダムベース東京(抽選で入場)で合計2体のリック・ドムを入手できました。サイズも部品点数もMG級のキットだから2体組み立てるのはしんどかったですが、おかげでガイア機とオルテガ機を揃えることができました。
こちら↑がガイア機。機体番号25でバズーカとサーベル装備です。
そしてこちら↑が機体番号12のオルテガ機。サーベルなしでバズーカのみ。
ちなみに今回はこだわりポイントとして腰アーマーの機体番号と左肩/左脚の黒い三連星マークを以前アルファタウリガンダムを作ったときに使ったデカール自作用紙で自作しました。劇中で彼らはクランバトルのチーム名「バイナリーズ(二進数の意)」を名乗っていますが、登録名が「3INARYS」となっていたり他にも三人でいることにこだわっていた言動が複数あったからマッシュ離脱後も三連星であることに誇りを持っていたに違いない、と考えました。除隊後に機体からジオンのマークは消しても三連星のマークは消さなかっただろう、と。
というわけで、二機でのジェットストリームアタック!これを再現するために二体作りたかったのです。
劇中では残念ながら彼らのジェットストリームアタックは二度とも不発に終わります。相手が覚醒したばかりとはいえニュータイプだったこと以上に、本来三機による連続攻撃のはずが二機になることで攻撃の厚みが出なかったのも敗因なんだろうなあ。
そして、今日はドムの日(10/6)ということで、
ドム・ドム・バーガーによるジェットストリームアタック!←
…組み立て甲斐もプレイバリューもある好キットでした。GQuuuuuuXのガンプラの中でもかなり満足度高かったです。
後追いでシャリア・ブル専用機もリリースされる予定ですが、私は二体でかなりお腹いっぱいになったからパスでいいかな…。














コメント