今週池袋にオープンしたばかりのヨドバシカメラの新店舗を覗いてきました。
池袋西武の建物の半分に入居する形となった池ヨド。西武とヨドバシの看板が隣り合っているのはまだ違和感あるなあ(笑
有楽町(そごう→ビック)、池袋(三越→ヤマダ)、川崎(西武→ヨドバシ)、新宿(小田急ハルクにテナントとしてビックカメラが入居)などここ二十年ほどの間に百貨店の跡地に家電量販店が入居・同居する事例は複数出ましたが、このヨドバシ池袋はその中でも最大規模ではないでしょうか。
ちょっと引いてみると同じ画角にビックカメラとヤマダ電機を捉えることができます。もともと池袋はビックカメラが3店舗を構える本拠地で(昔は東口にカメラのさくらやもあったけど今はドンキになっている)、そこにヤマダが殴り込んできたのが2009年のこと。それがさらにヨドバシまで出現して徒歩5分圏内に家電量販の巨人三社が並び立つとは、数年前までは想像もしていませんでした。
ヨドバシ池袋は地上入口もあるけど池袋駅と地下で直結しています。これだけで競合に対する大きな優位性になる。
駅直結は西武デパート時代からそうでしたが、西武時代は「駅から地上に出るときにここを通ることもある」くらいだったからなあ。池袋西武、テナントとして大型書店LIBROが入居していた頃はわざわざ来ることもありましたが、最近ではそういうのもなくなりハイブランドが前面に出てきてから建物に入ることもめっきりなくなっていました。
フロア構成は他のヨドバシと大きくは変わらずオーソドックスな作り。
でも珍しいのがテレビ・オーディオとPC関連が同じフロアにあること。通常はそれぞれで1フロアずつというのが一般的だと思いますが、それだけヨドバシの中でAV機器や情報家電の占める割合が下がっているということでしょうか。
…と思ったのですが、中を歩き回ってみて考えを改めました。
とにかくフロアが広い!フロアの端っこから向こう端が見通せないくらいに広くて、これはAV機器とPCを1フロアに置かないと埋まらないはずだわ…。西武時代ってここまで広かったイメージがないんですが、フロアの仕切り方でこれだけ印象変わるものなんですね。
とはいえヨドバシはヨドバシだから品揃えが他店と大きく変わることもなく、他店舗が近所にある人であればヨドバシのためにわざわざ池袋まで来るほどのことではないかな、という気はします。
カメラ売場。メーカーごとの島があるのは通常通りですが、展示什器って今やヨドバシが用意した標準品があるんですね。この島の中央に大型モニターを配置した展示って確かソニーが始めて他メーカーが追随したもので、各社が用意しているからメーカーごとに仕様がバラバラだったはずなのが統一されていて驚きました。
でも什器の仕様は共通でも展示台の色がメーカーによって変えられていてコーナー感が出るようになっているのが芸が細かい。かつカドに当たっても怪我しないように、また値札も見やすいように面取りされています。よく考えられているなあ。(何目線)
ただ富士フイルムとLマウントアライアンス(パナ/シグマ)だけは什器の基本仕様だけ共通で異なる展示台を設置していました。このあたりは各メーカーのこだわりなんでしょうかね。展示台に大理石っぽいテクスチャーを使って高いモノ感を演出しようとしているあたりがフジっぽい。
レンズメーカーのタッチ&トライコーナーも充実。シグマが2島、タムロンが1島あって多数のレンズが試せるようになっています。ヨドバシでもサードパーティー製レンズをここまで自由に触れる店舗は多くないので、レンズの購入検討のために池袋に来る価値はあるかも。
カメラバッグコーナーの展示数もかなり多い。ヨドバシAkibaよりも多いくらいじゃないでしょうか?そして何より、ガラスケース越しの展示になることが多いPeak Design製品が触れる状態で展示されているのがすごく良い。機能性とカラーバリエーションが豊富なPD製品を検討するなら実物を見てナンボですからね。
ちなみにライカとハッセルはショップインショップ風の特別ブースが設えられていました。が、中に入っているお客さんはほとんどおらず…。高級品をゆったり触れるという意味ではそれでいいのかもしれないけど、このへんの客層はヨドバシよりも隣の西武の方が合っていそうな気もします。(今の西武じゃカメラは扱えないだろうけど)
オモチャ売場。ガンプラの棚だけで5列くらいあって驚きました。しかも1列が長い!!一時期ガンプラの入手性が極端に悪くなってヨドバシではガンプラ売場自体を撤去した店舗もあったことを考えると、この物量には隔世の感があります。
ただ在庫は他店でも最近よく見かけるものばかり。品揃えは他店と変わらないけど在庫数が多い、という感じ。まあそんな予感はしていました。
でもこれだけの売場があるということは今後の新商品発売時にどれくらい在庫を用意してくれるか気になりますね。一時期「首都圏の量販店ではガンプラの新商品がどこにもないけど池袋ヤマダにだけは在庫がある」ことがありましたが、そういう事象が池ヨドでもあるかどうか。
6Fは今やヨドバシ傘下になった石井スポーツ/アートスポーツフロア。
個人的に一番感銘を受けたのはこのフロアかもしれません。ヨドバシ横浜にも石井スポーツの大型店舗が入居していてたまに利用するのですが、ここは横浜よりもさらに広くて商品点数も多い。ヨドバシのために池袋に来ようとはあまり思わないけど、スポーツ/アウトドアグッズの買い物のために池袋に来てついでにヨドバシにも寄れる、しかも駅直結で雨でも濡れない、と考えれば利用価値が高い。
ちなみにスポーツ用品フロアにはまだ何も入居していない広々としたスペースが残っていて、何かが準備中な雰囲気を漂わせていました。自分の興味あるものが入ってくれたら良いなあ。
8Fレストランフロア。和洋中の幅から価格帯についても利用しやすい店からちょっといい店まで広くカバーしていて良いラインアップ。ただ今は開店直後で人が多いこともあるのかランチタイムはどの店も大行列で、ちょっと並ぼうとは思えませんでした。
池袋って以前から西武やパルコのレストラン街はいつも行列がすごいことになっていたのですが、それが今後このラインアップによって改善されるのか、変わらないのか。まあここで食べられなくても池袋ならお店なんていくらでもありますけどね。
レストラン街には「淀橋横丁」と名付けられた呑める店エリアもありました。でもまだ全店舗は開店していないのかな?
私はヨドバシは好きだけど中で飲みたいとまでは思わないなあ(笑)。酔っ払って客の気が大きくなるのを狙っているのかもしれないので気をつけましょう。
そういえば、かつてかるかやがあった屋上庭園がどうなったか見てくるのを忘れたなあ。
なおビルの半分に今でも入居する西武デパート(ビル自体はヨドバシが買収し、西武がテナントとして入居)とは各階で直結しています。が、ヨドバシと西武の間は二枚の自動ドアで隔てられ、間には緩衝地帯のようなエリアが存在。かつ各フロアの緩衝地帯に西武側のスタッフが常駐(!)しているという異様な状況。それだけ客層が異なるということなのか…。
しかし今や西武とヨドバシのどちらが「百貨店」と言えるのか?はいろいろと考えてしまいます。昔はデパートって電化製品や玩具売場、書店まで包含してましたよね。今は逆に大型家電量販店がそのあたりまでをカバーしていて、デパートはアパレルとハイブランドの施設になっているという。
家電量販店の久しぶりの大型店舗、特に買うものがなくてもちょっと楽しかったです。
池袋は私の生活圏からは外れていてそんなに来ない場所だったのですが、今後は石井スポーツを主目的に時々来ることになるかもしれません。



















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