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VAIO T:復活のマルチフリップ

VAIO Zの変形機構が復活。マグネットで変形する「VAIO T」 – PC Watch

VAIO T

同日発表のiPhone Duoの話題に完全にかき消されてますが、VAIOから久しぶりの新シリーズ「VAIO T」が登場しました。

「T」というと私も長らく愛用していた10~11inchクラスのモバイルノートシリーズを思い起こします。が、新しいVAIO Tはそれとは全然違うカタチで11年ぶりのマルチフリップディスプレイを搭載してきました。ディスプレイの上下中央部にあるヒンジ機構で反転し、タブレット的にも使えるという構造です。この機構は後にMicrosoftのSurface Laptop Studioにも模倣されたものですね。私はマルチフリップスタイルのVAIOは2015年モデルのVAIO Z(VJZ13)を仕事マシンとして三年ほど使っていたのと、妻が自宅用PCとして2014年モデルのVAIO Fit 11を使っていたから非常に馴染み深い。でもどちらもタブレットスタイルで使うことは滅多になかったんだよなあ…あの機構によって200gくらい重くなっていたのがちょっともったいなかった。

今回のVAIO Tは既存のSX14-Rをベースにディスプレイをマルチフリップ化したもの、という位置付けのようです。VAIO(株)がVAIO Z13、A12、SX14など継続的にタッチパネルモデルを出してきているのは特定の法人市場に需要があるということかと推測されます。個人的には、Windowsを画面タッチで操作することは(一時期はあったけど)今はもうなくなっているから重くなることのデメリットの方が大きい。今仕事で使っているPro PK-R(SX14-Rの法人市場版)の軽さが快適すぎてアレより重いPCを持ち歩く気にはなれません。だからこの機種はNot for me。まあ自分の琴線に触れたとしても36万円からという価格(奇しくも同日発表のiPhone Duoとほぼ同価格)では手が出ませんけどね。

公式発表によるとこの機種は従来のラインアップとは異なる「VAIO Nextシリーズ」の第一弾にあたると言われていて、今後も新コンセプトのPCが登場することが示唆されています。そう言われるとPとかUみたいなものを夢想してしまうわけですが、そこまでは期待できないだろうなあ。VAIO Tだって既存機種をベースにした派生モデル的な作りで何とか出せた、という印象が強い。親会社が投資ファンドからノジマになったとはいえ自由闊達な商品開発ができる体力はないはずで、後に続くNextシリーズもこんな感じかなあ…と考えると寂しい。でも2015年のZ Canvas以来ほぼクラムシェル形の機種しか出てこなかったことを考えると、過去10年間よりは多少希望が持てることは事実です。

私は次にプライベート用のノートPCを買うなら12inchクラスかなと考えています。でも今のSX12は2022年から基本デザインが変わっていない(最新は2025年モデル)ので、どうせ買うならせめて新世代感が欲しい。出たところで今のPC高騰の折、そう簡単には買えないでしょうが…。

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